前回の続きです。

※ちなみに2022年秋あたりの話です。

 

 

 

このリヤドのアイコニックとんがりタワーのFaisaliah Tower(フェイサリアタワー)。

この真横にあるホテルにジャーナリストさんたちはステイしていました。

ちなみにこのビームみたいなライトも、このプロジェクト作品の一つでした。

 

ジャーナリストさんたちをホテルまで送り、例のドバイの担当者(若い女子。フィリピン系アメリカ人)が

 

「で、今夜どうする?凝視

 

どうするって何。真顔

 

要はこのイベント、世界各国からジャーナリストさんがきており、アート作品もバカ広いリヤドに40か所に散らばっているため、

滞在期間が限られているジャーナリストさんたちによってチェックしたい作品が違うのです。

 

だから今からどこに行くかなんて

 

その時その場で決める。

 

THEサウジスタイル魂が抜ける

 

日本人からしたらイラつくだろうな。。。

 

日本人ジャーナリストさんたちは、当然日本人アーティストさんの作品が見たい。

 

そのうちのお一方が見たい作品(日本人アーティストのではない)が、なんとリヤドからすんごい遠い砂漠地帯。

 

他に何もない砂漠の中に、ドカンとでかい豪華な光アートは確かに魅力的ではありましたが、

 

担当者「ホテルに戻れるのが深夜1時になるはずなんだけど、ハマチ行く?」

 

私:「いかない」真顔

 

翌日、再び通訳だし、集合朝10時ですから。ネガティブ

 

翌朝、お疲れ気味の日本人ジャーナリストさんが

 

「昨日、砂漠からホテルに帰ってきたの、朝4時だったんですネガティブ

 

ひでえ。もやもや

 

この日は、日本人アーティストさんの作品をSalam Parkというリヤドではやや南の方にある作品を見に行きました。

 

 

 

パネルトークで、偶然デンマーク大使館で働く友達に遭遇したり、

日本人アーティストさんグループが話しかけてきてくれたりでにっこり

 

この公園での作品の一つも、この方達の作品。昇天

 

大した写真がとれなくて、悔しいですが、肉眼で見た時の感動ったら。

この日本人アーティストさんの作品は、公園内にあるどデカい池に光アートが浮かぶという設定で、みんな見入ってました。

 

ラッキーなことに、別の日にこの公園に行った際には、

裏側からどうやって操作しているのかも見せていただき感動。ニコニコ

 

 

体験型アート作品で、無料で、身分も関係なく誰もが身近にアートを体験できるこのイベント

素晴らしいプロジェクトだと思いました。昇天キューン

 

運営はマジカスだけど。

 

歩きながら幻想的な体験。

 

まるでアニメの世界にいる気分でした。

 

で、この日本人ジャーナリストさんもこの日の深夜便で帰る予定だったんですが、まだまだチェックしてない日本人アーティストさんの作品が残っていました。

 

この後どうするかを予定をたてて、次の場所へ向かうため、主催側が手配した車に乗ったはいいものの、

 

このイベントの運転手たち、どうもみんなリヤド出身ではないらしい真顔

 

私たちの運転手も、やたら道に迷ってる様子なので、聞いたら

 

「ジェッダ出身で、このイベントのためだけにバイトしにリヤドにきた魂が抜ける」とのこと。

 

だから、リヤドの土地勘全然ない。

しかも担当者もドバイに住んでるし、サウジのこと全然知らない。

 

もうヤバい予感しかしないネガティブ

 

私:「ねえ、ここじゃないよ絶対。真顔

 

担当者;「でも、Googleマップではここになってるわ!ピリピリ

 

私:「だから、その場所(Wadi Hanifaという、南から北までずっと続いてる政府が作った人口側&野外自然施設みたいなもの)は南から北までずっと続いてるんだってばもやもや

 

担当者:「ピリピリ(明らかに顔がイラついている)」といって、他の担当者たちに電話しまくる。

 

案の定、訳のわからないアート作品もない、砂利道しかないところに連れていかれる。

 

私「ここじゃねー!ムカムカ

 

運転手はもう苦笑い。

 

で、結局私たちの車がついたのは、かなり南、いかなきゃいけないのは真逆の北。

しかもそこでジャーナリストさんたちの最後の合同集まりがある。

 

急いで北に向かうことにしたとはいえ、この日は週末ガーン

 

平日だろうがヤバいリヤドの渋滞。

 

週末なんて地獄だから。真顔

 

しかもこの時、秋だから、みんな外でピクニックする時期なので、激混み。

 

1時間近くかかり

 

ジャーナリストさんも顔が不安気で、やっと北についたら、なんとイベントのセキュリティから

 

場所がかわったからここじゃないよ

 

もう、酷すぎる。ムカムカムカムカムカムカ

 

結局、ジャーナリストさんは、荷造りもあるし、さすがにフライトには遅れたくないという、さすが日本人らしくちゃんと「万が一」に備えてホテルへもう戻りたいとのこと。

 

担当者はそれでも自分でみたいアート作品があるから、私に担当者さんをホテルまで同行してほしいとのこと。

 

どいつもこいつもなんやねん。ムカムカ

リヤドを知らないエージェントにやらせるからこんなことになるんだけど、

そもそもこういうのをリードできる会社やエージェントがサウジにないのがそもそもの原因。

 

サウジには、Saudizationという、2030年の改革にむけたサウジ人の雇用率をあげるための政府の思惑があるんですけど

(いろんな機関がサウジ人しか雇用しないだの、CEOはサウジ人だけだの)

もうさ、サウジ人雇用率に集中するのマジでやめてほしい。

無理だから、こんな急激に進化してる国を、石油で潤ってた間ロクに働いたことがないサウジ人だけでまわしていくの。

 

聞けば、このイベントにきていた世界各国のジャーナリストさんたちの車も迷いに迷いので、WhatsAppグループが大炎上したらしい。

 

そりゃそうだ。

 

ジャーナリストさんかわいそう。しかも時間がないからと担当者が支給した食事はバーガー。。。大泣き

 

せっかく初めてサウジに来てくれたジャーナリストさん。

サウジらしいものを1回も食べるチャンスも与えられず、この様。。。大泣き

 

せっかくジャンクフード頼むなら、サウジを代表するシャワルマとかAlBaikとか食べさせてあげてほしかった。真顔

 

次来た時には、おもてなしをお約束しました。赤ちゃん泣き

 

別の日に、リヤド郊外にある、政府が今超絶リヤドの文化をアピールするために力をいれている砂漠地帯Diriyahにある

アート作品エリアに行ってきました。

 

その前に同じくこのエリアにある文化省にちょっとお邪魔してきました。

 

どの省庁もいろんなところに散らばってますが、

この文化省は、デザインがすごくシンプル。

サウジには珍しいデザインです。

無印サウジ版みたいな。

 

文化省の建物内には入れませんが、敷地内を文化省で働くお友達が案内してくれました。

 

 

文化省の先には砂漠。

Diriyahはキャンプでも人気のところ。

王族が大事にしているエリアでもあるので、これから

どんどん発展していく模様です。

 

 

アート作品がある、JAXXという倉庫地帯みたいなところに到着。

 

 

 

ここでも日本人アーティストさんの作品があったのですが、

なんとこの方も被害者で、

機材が予定通りに届かず、挙げ句の果てに最後まで届かなかった機材もあったのだとか。

 

アーティストさん的に、使う素材が届かず不完成のまま作品を披露って、相当嫌だと思うんですけど。

私がこの会場に着いた時には、アーティストさんはすでに帰国されていて、

アート担当の方(のちに友達になる)にいろいろ説明してもらいました。

 

 

絵になるのでお友達にポーズしてもらった指差し

 

 

この後、このアートグループのお一人のカナダ人(というかもうこの時点では彼しかサウジにいなかった)を食事にお連れすることに。

 

 

このゲートみたいなのの先にある、昔のサウジらしいデザインの建物のレストランが気になったので、ここにしました。