去年のネタです。
リヤド市内全体を使い、リヤド内40ヶ所にて光をテーマにした超大規模アートイベントが開催されました。
その名も
NOOR RIYADH
発音的には”ヌーリヤド”です。
アラブ諸国在住者にはお馴染みARAB NEWS(アラブニュース)で日本語でも取り上げられていました。
知り合いから連絡がきて、
「日本人ジャーナリストさん用に通訳を探してるらしい。ハマチできる?」
私:「いいよ、いつ?」
知り合い:「今からと明日」
でたよ。
このサウジが大好きな”今から”。
政府のイベントなのに、なんで通訳用意してないんだ。
政府だろうがなんだろうが、準備できない、要領悪すぎてやばいのはあるあるで、この国に用意周到って言葉は絶対に存在しません。
でもこれに慣れないと、サウジで精神崩壊すると思います。
リヤドのOlayaにあるアイコニックなとんがりタワー、Faisaliahタワーが集合場所らしいので向かうと、
まあご立派なロゴ入り車とバスがわんさか。
とりあえず事前に聞いていた担当者を探す羽目に。
担当者に会い、車の中で概要などを聞くことにしました。
(だって何も情報もらってない。。。)
世界各国からのジャーナリストやアーティストがいましたが、この人たちを率いるのはドバイのエージェント。
この時点で嫌な予感。
だってこのイベント、サウジでやるの今回が初。
まあ、サウジの会社がこんなんできないか。
ジャーナリストさんたちは、このNOOR RIYADHのオープニングできていたようで、オープニングの会場につき、
やっと日本人ジャーナリストさんたちと合流できました。
パネルトーク
ここで予想していた障害が生じました。
アーティストさんの英語を、日本人のジャーナリストさんたち用に日本語に同時通訳するはずが
アーティストさんたちが、思考がアーティストすぎて、何言ってんのかわからない。
言語の問題じゃなくて、言ってることがわけがわからないのです。
だから通訳しても意味不明。
私には完敗だったこのパネルトークでの通訳。
その後、お昼休憩でした。
ジャーナリストさんたちは毎回ビュッフェ形式の一口サイズの食事続きだそうで、
主催側の気持ちもわかるけど、かわいそう。
ジャーナリストさんのうちの一人がこの日の夜にサウジから出国するため、全然フリータイムがない中、なんとかダッシュでアラブスイーツやアラブ人街をご案内しました。
立ち寄ったアラブお菓子のお店。
座って食べる時間すらなかったので、食べ歩きにしようとしたらなんとこのお店のにーちゃん、
「お金いらないよ」
3人分なんと無料にしてくれました。
泣ける。
この日の夜、まだサウジに残るジャーナリストさんたちは、夜別のアート作品をチェックしに行くことに。
このイベント、ありえないくらいオーガナイズされていなく、まさかの悲劇が起きるのです。
この次のお話で。