平成25年(わ)第1455号
罪名: 東京都青少年健全育成条例違反
担当: 前澤裁判官(単独)
時間: 10:00~11:00
505号法廷
いつもの前澤裁判官&ナイスバディ検事の女性コンビ。
ナイスバディ検事は毎日クールにスーツを着こなす。洋服代がかかりそう。余計な心配だが。
・沖縄出身(→沖縄出身で親族のいない被告人男性は多い印象)
・ナンパする勇気はないので、ネットの掲示板「みんなの掲示板」で、
18歳、偽名を名乗り、同じく18歳と言う13歳の少女と知り合う。
前科二犯。
今回事件の一カ月前に同様の事件を犯して、拘留10日間、罰金。
初犯のときには
「恋愛していれば、18歳以下でも性交して良いと思っていた」と供述。
被害者と知り合ったのは前回事件の前。
メールで、「連絡がとれなくて心配だった、会いたい」
と言われ被告人宅で一泊し性交に及ぶ。
ここからがポイント。
被害者は被告人に性交を通じてB型肝炎を移されたと思い、
治療費を請求。
しかし、被告人は、2、3ヶ月に1回血液検査を受けており、身に覚えがないので、
治療費の支払を断った。
困った13歳の少女はついに両親に相談。
御用となった。
ちなみに、被告人は生活保護受給中。鬱病にかかっいた。
検察官は懲役1年を求刑。
【傍聴雑感】
被告人はかつて三菱ふそうの工場で派遣労働者として勤務。
しかし、リーマンショックにより派遣切りにあい、
当時の彼女の家に居候、
その後、日雇いの仕事、レンタルルームを転々とその日暮らしをしていた。
派遣切りにあった頃からうつ病にかかり、
外に一歩も出ることが嫌になった。
NPOの助力により生活保護を受給するようになった。
治療費をケチらなかったら、少女の両親にはバレなかったかもね。
彼は成年女子に声がけする自信などないだろう。
自分を18歳と称し、少女をターゲットにする。
寂しくてしょうがなくてもそれは許されない。