平成25年(わ)第1550号
罪名: 傷害、銃刀法違反
担当: 佐藤裁判官(単独)
時間: 14:30~16:20
被告人A→45歳男性、鉄筋工、前科二犯、月収28万、家族なし、無口
被害者B→31歳男性
Aのいびき、寝言がうるさいとBは壁をドンドンと叩く。
それでAは起きたことが数回あった。
AとBは同じ会社の寮で隣室同士だが、ほとんど交流はなかった。
事件当日もBに壁をドンドンと叩かれた。
Aは頭が朦朧としていたのもあるし、口で言えばいいのにとカッとなって、
Bの部屋に怒鳴り込みにいった。
しかし、在室しているのに部屋の鍵はかかったまま。
Aはガラスを割って入室。
Bを殴ったところ、同僚に止められて一旦自分の部屋に戻った。
Aは、Bが謝罪も含め、何も言わないことにとにかく腹の虫が収まらなかったようで、
一旦自室に戻ってから目についた包丁を持って再びBの部屋に入り、Bを刺した。
Bは全治二週間。
情状証人はAの会社の社長。
Aの仕事の腕は確かで引き続き雇いたいとのこと。
Bは4年間ゴミを放置していたことが今回の事件で判明したので、退寮させたとのこと。
Aはこう証言しました。
壁はベニヤ板のようなものなので、生活音が聞こえる環境だった、
と。
寮の環境も問題があったと思われます。脱法ハウスのような空間か?
その場で判決。
懲役1年2ヶ月、執行猶予3年
【勝手な評点】
佐藤裁判官→◎優しいトーク、この人に裁かれたい
検察官(男性、若手)→◎間の取り方がいいね
弁護士(じいさん)→△携帯の着信音をオンにしたままの失態。傍聴人でもやりません。しかも、寝てた