10月16日(水)②最終弁論、被告人無罪主張、農水省補助事業贈収賄事件 | 【副業に最適】おっさんが横浜でウーバーイーツの配達員をやってみた

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たまたま覗いた法廷はマスコミの記者がたくさん出席する注目の裁判でした。

なぜなら、被告人が無罪を主張している案件(→珍しい)だからです。



401号法廷

13:30~

川島省吾被告(42)=贈賄罪

15:30~

大谷浩司被告(46)=収賄罪



■元農水省職員を逮捕、「野菜市場」で便宜収賄容疑/神奈川

 農林水産省の補助事業に絡んで便宜を図った見返りに現金を受け取ったとして、県警捜査2課と金沢署などは12日、収賄の疑いで、横浜市磯子区氷取沢町、元同省職員で会社役員大谷浩司容疑者(45)を、贈賄の疑いで、東京都豊島区、会社社長川島省吾容疑者(42)をそれぞれ逮捕した。

 逮捕容疑は、大谷容疑者が同省総合食料局(現・食料産業局)係長だった2009年12月ごろ、自身が担当していた仮設型直売システム普及事業(マルシェ・ジャポン・プロジェクト)について、川島容疑者が社長の会社「野菜ビジネス」が便宜を受けたことに対する謝礼などとして現金約100万円を無利息・無担保で借り受けた、としている。県警は両容疑者の認否を明らかにしていない。

 県警や農水省などによると、大谷容疑者は当時、同省総合食料局総務課政策企画第2係長で、直接同事業に関わらないが、事業者の審査などを行うチームの一員だった。同事業の審査の過程などで川島容疑者と知り合った。

 同事業は農水省の09年度補助事業で、補助金の上限は1億2千万円。同社は約9630万円が交付された。川島容疑者は補助金を使って、東京都内の商業施設の広場などで生産者が農水産物を直売するイベントを主催していたという。

 大谷容疑者は1985年に入省し、2011年1月に同省を自己都合で退職直後、野菜ビジネスの事業統括アドバイザーに就任し、シンポジウムで講演などを行っていた。同省食料産業局総務課の大内秀彦課長は「警察の捜査に誠実に協力していく」とコメントしている。

◆「農水省補助に感謝」HPで贈賄業者
 贈収賄事件の背景にある農水省の補助事業「マルシェ・ジャポン・プロジェクト」は2009年9月に始まった。大都市でも新鮮な農産物を手に入れられるというコンセプトの下、生産者が直接、農産物を消費者に販売。マルシェ(市場)は現在、全国8都市20会場以上で展開され、16日には、横浜市旭区でも開催が予定されている。

 同事業の東京運営企業は、「野菜ビジネス」(本社・東京都豊島区)が担当。同社は、川島省吾容疑者が04年3月に設立。同社のホームページ(HP)によると、都市での産直販売の企画・運営を行っているという。

 県警によると、09年度は野菜ビジネスを含む十数社が補助金を受けたという。川島容疑者は、自身が理事長を務めるNPO法人のHPで「農水省の補助事業がなければ(マルシェのような販売スタイルが各地に広がった)今のような状況はなかったことは明らかで、あらためて農水省に感謝申し上げる」とコメントしていた。




法人の理事長をを務める川島省吾氏、農林水産省の田名部匡代政務官の挨拶の後、法人の理事であり"せんだいファミリアマルシェ実行委員会"の代表を務める針生信夫氏とマルシェ・ジャポンの旗振り役小山薫堂氏が加わり、トークセッションが行なわれた。


■元農水省職員が通帳詐欺認める/横浜地裁

2012年12月26日

 ヤミ金業者に譲渡する目的で口座を開設し、通帳などをだまし取ったとして詐欺罪に問われた横浜市磯子区、元農林水産省職員で会社役員大谷浩司被告(45)の初公判が26日、横浜地裁で開かれた。大谷被告は「間違いございません」と起訴内容を認めた。

 検察側は「被告は働き始めて間もなくカードローン契約で借金をするようになり、その後も消費者金融などから借り入れを重ねた」と指摘。自己破産後もヤミ金から借金し、勤務先に知られて農水省を2011年に退職。ヤミ金業者が貸付金などの回収に使うことを知りながら返済の催促を避けるため、要求に応じて口座を開設したとした。

 起訴状によると、大谷被告は昨年9月と10月、他人に譲渡する目的で、横浜市金沢区の金融機関2カ所で口座を開設。それぞれ通帳とキャッシュカードをだまし取ったとされる。

 大谷被告は同省の補助事業で便宜を図った見返りに現金210万円を無利息・無担保・無期限で借り受けたとして、今月21日に収賄罪で追起訴されている。



農水省補助事業汚職:「賄賂ではない」 元会社役員主張--地裁初公判 /神奈川



農林水産省の補助事業を巡る汚職事件で、贈賄罪に問われた元会社役員、川島省吾被告(42)=東京都豊島区南池袋=は14日、横浜地裁(小池勝雅裁判官)の初公判で「金を貸したことは事実だが、賄賂ではない」と無罪を主張した。  起訴状によると、川島被告は09年12月~10年5月、補助事業選定で便宜を図ってもらおうと、農水省総合食料局(現・食料産業局)係長だった大谷浩司被告(46)=収賄罪などで起訴=に、喫茶店や農水省庁舎内などで現金計210万円を無利子、無担保、無期限で貸したとされる。




■農水省補助事業贈収賄事件:元職員が初公判で無罪主張/横浜地裁



 2013年2月28日  農林水産省の補助事業に絡んで便宜を図った見返りに現金計210万円を借りたなどとして、収賄罪などに問われた元同省職員で会社役員大谷浩司被告(46)=横浜市磯子区氷取沢町=の初公判が27日、横浜地裁(小池勝雅裁判官)で開かれた。大谷被告は罪状認否で「有利な取り計らいはしていない。金は借りたが無期限でなく、既に返した。職務とは関係ない」と収賄罪の起訴内容を否認。弁護側も「(借金は)職務行為の対価ではない」などとして無罪を主張した。

 検察側は冒頭陳述で、大谷被告は、川島省吾被告(42)=贈賄罪で公判中=が社長を務めていた会社が同省の補助金交付の対象に選定されるため、他の事業者に課題提案書への助言を依頼するなど、川島被告に便宜を供与したと主張。その上で川島被告に「便宜を図ったことや、今後も便宜供与する見返りの趣旨」で借金を頼んだとした。

 また大谷被告は借用書に金利を記載せず、受け取った計210万円を期限までに返さなかった上、10万円を返済していないと指摘した。



【傍聴雑感】

最初から見ているわけではないので迂闊なことは言えませんが、あくまで今回傍聴した範囲での勝手な心証です。


川島被告人は大谷被告人以外にも複数の友人に約450万円を貸しており、困った人がいるとお金を貸してあげる貸癖のある人。


大谷被告人は、働き始めて間もなくカードローン契約で借金をするようになり、その後も消費者金融などから借り入れを重ねた。自己破産後もヤミ金から借金し、勤務先に知られて農水省を2011年に退職。ヤミ金業者が貸付金などの回収に使うことを知りながら返済の催促を避けるため、要求に応じて口座を開設した。というお金には相当だらしのない男。

農水省の係長まで昇進したにもかかわらず、借金が原因でキャリアを棒に振った。

ひょいひょいと人にお金を貸す、人の良い川島被告人と、

ヤミ金にまで手をつける借金癖の大谷被告人。

この二人がマルシェ・ジャポンという利権事業で交錯した。

ちなみに、マルシェ・ジャポンの旗振り役は小山薫堂氏。

無罪判決は出るのか?

注目の判決言い渡し日はクリスマスの12月25日。

はたして、裁判官というサンタクロースからプレゼント?はもらえるのだろうか?