今更ながら、私はちょこちょこライブへ行っています。

ライブハウスという場所に初めて足を踏み入れたのが2014年2月なので、それから10年と数ヶ月が過ぎたところ。
その間、メジャーな方を聞きに行った事も有りますが、殆どはインディーズの方です。

余談ですが、この色々な分野で使われるメジャーとかインディーズという言葉ですが、よく音楽界で耳にする「メジャーデビュー」という言葉に限って言えば、日本レコード協会が付けた国際化標準レコーディングコードという番号を振られたレコードを出す…という事だそう。

えーーー(´・ω・`)?
それって業界内では意味有るかもしれないけど、一般人から見たら大した意味無いよね???
むしろどうだって良い事じゃん!
一般的に「メジャーデビュー」と聞いてイメージするモノとはその乖離が激しい…
余談終わり

まぁそんな事も有りますが、基本的に私は世間の流行りや大多数の人が騒ぐような事や人にあまり興味が湧かないのです。

さて
そんな「インディーズ」のシンガーさんも色々いらっしゃいます。
シンガーソングライターとして自分で作詞作曲する方、スタッフさんが作った曲を演奏する方、カバー曲を中心とする方…本当に色々です。

そのカバー曲ですが、昔からその選曲について感じている事が有ります。

もともとカバー曲を中心に演奏されている方はそれで良いでしょう
それを極めて、所謂「十八番」と認知されていけば立派な芸です。

普段は自分で作った曲を歌っている方も、例えばフリーライブや路上ライブではカバー曲を歌う事もよく有ります。
元々ファンの方やライブハウスに普段から行っているような方相手ならまだしも、そうでない人に訴求する為には、その方に興味を感じるような選曲という事なのでしょう。

ところで理由は不明ですが、私が行くようなライブだと、観客の大半は私とあまり変わらないくらいの世代です。
おそらく40代50代60代で殆どです。
30代以下と思われる方は滅多に見掛けません。
アイドルライブとかだとまた違うのかもしれませんが、20代くらいの方にはそうした文化はあまり無いのでしょうか。

元々ファンが集まるような箱ライブはともかく、ならばフリーライブや路上ライブではこの世代が興味を引くような選曲をする方が効率良いのでは?
最近流行っている曲…と言っても、我々の世代では最近流行りの曲など知らない人も少なくなく、まして最近のアニメの歌などもっと分かりません。

おそらくお気に入り曲なのでしょう。
しかし、偶々通りかかった人に訴求するには少々敷居が高いように思います。

と言って、昔の有名曲なら何でも良いかと言うと、それもまた違うかもしれません。
あまりに皆がカバーしていると、またこの曲かと感じる事もしばしば。
我々の世代なら大抵耳にしており、かつ有名過ぎず、歌う人は少ないというのが理想かと思いますが…どんなものかな?

例に出して申し訳無いですが、中島みゆきさんで言えば、「糸」をカバーで歌う人は大勢います。
しかし、元が素晴らしい楽曲なのに、実に多くの人がカバーしており、これこそ「またこの曲のカバーか」と感じてしまいます。
同じ中島みゆきさんなら、例えば「悪女」とか「時代」などの方が、おっ!と感じる人が多いのでは…
「糸」は1998年の楽曲ですが、私の中では彼女の「昔の曲」ではなく、わりと「最近の曲」の部類です。

もちろんこの辺りの感覚は個人差が大きく、まるで見当違いな事を言っているのかもしれませんし、ましてこんな諸々は私の主観でしかなく、これが真実などと主張するつもりは毛頭有りません。
ですが、最近の曲やアニメに興味が湧かないという事もまた仕方が無いこと。

それでも、こうした場でのカバー曲選曲は、ファンが言う「良い良い」という言葉より、それ以外の人の反応を気にして選ぶ方が有意義だと思います。

ひょっとしたら、「それってあなたの感想ですよね」と言われるかもしれませんが…
どうかなー