【8月20日】
15時半。
無事に赤ちゃんを産み、胎盤の処理などを終え
まだ出血もあって、歩けそうになかったので
車椅子で病室へと戻りました。
病室へ戻ると家族みんなが出迎えてくれました。
「よく頑張ったね。」 「美香が無事でよかった。」
と言われ、今にも嬉しくて泣き出しそうでした。
家族の温かい気持ちが本当に嬉しかったです。
しばらくみんなと出産のことなどを話していました。
その最中に私とかっちゃんで以前より決めていた
赤ちゃんの名前をみんなに公表することに…
2人でせーので言いました。
『 な な み 』
名前はみんなに「可愛い」と言ってもらえ
本当に嬉しかったです。
そうこう話しているうちに、分娩後のななみを
キレイにしてもらったということで、
みんな別室に見に行ってもらいました。
私はまだ動けそうになかったので、
1人、部屋でみんなを待ちました。
しばらくして…
みんなが泣きながら戻ってきました。
再びみんなにななみのことを「可愛い」と
言ってもらえたので嬉しかったです。
今日は私たち家族にとって
家族が1人増えた記念日です。
おじいちゃん・おばあちゃんにはひ孫ができました。
父・母・お義父さん・お義母さんには孫ができました。
お義姉ちゃんには姪ができました。
私たちには娘ができました。
ななみ、産まれてきてくれて、ありがとう。
それから…
出産直後の私をみんな気遣ってくれて
1人、部屋でゆっくり休ませてもらいました。
かっちゃんやみんなはその間、
ななみの火葬のことなどの手続きをしてくれていました。
少し休んだ後…
火葬は明日になり、病院には置いておけないらしく、
ななみは業者さんの下で一晩過ごすことになりました。
できることなら、ななみにとってこの世界で
最後の夜を一緒に過ごしたかったです。
約10ヵ月もの間、ずっと一緒に過ごしてきたななみ。
私の気持ちをずっと共有してくれたななみ。
ななみと過ごしてきて、たくさんのことを学びました。
温かい気持ちもたくさんもらいました。
ずっと一緒にいるんだけれど、直接顔を見れなくて
見れたと思ったら、もうお別れだなんて…
すごく辛かったです。
最後の夜、一緒に過ごせなくてごめんね。
業者さんに預ける前に、もう一度ななみに会いました。
助産師さんと事務長さんが病室まで連れて来てくれました。
再びななみを抱きました。
すっごく重たかった。
こんなに大きくなっていたんだね…
ななみのすべてをよく見ました。
髪・顔・体・手・足・爪…
絶対にななみのこと忘れないように
しっかりと目に焼き付けておきました。
目と鼻は私に似て、
口元輪郭はかっちゃんに似ていました。
ななみの為に買っていた
肌着、おくるみを着せてもらっていました。
ピンクが似合っていました。
みんなにもななみを抱いてもらい、
かっちゃんにも抱いてもらいました。
まだまだお父さんはぎこちなかったです。
みんなに抱いてもらった後
小さな小さな棺に、病院から頂いた
小さなお布団と菊の花を添え、
ななみとお別れしました。
私は明日の火葬に立ち会えないと
思っていたので、本当に最後だと思い、
涙がボロボロと出てきました。
その後…
家族は帰り、私は夕飯を食べました。
夜にはお義姉ちゃんとかっちょ(旦那さん)が
お仕事が終わってから来てくれました。
お義姉ちゃんたちは昨日も来てくれてて、
2人の顔を見ただけで嬉しくて涙が出てきました。
いつも気遣ってくれてありがとう。
すっっっっっっごく嬉しかった。
今日は本当に長いようであっという間の1日だった。
みんなに支えられ、温かい1日だった。
私たちに娘ができた記念日になりました。 (美香ぶー)