こんにちは!
世界をひっくり返そう☆高村きよえ です

 

 

 

昨日は、

ケンカの仲裁がピカイチだった小4のたけし君

から学んだエピソードを紹介しました

 

 

 

それがうまくいかない場合に

私がとった方法をお伝えします

 

けんか  写真無料 に対する画像結果

 

たけし君から学んだケンカの仲裁が

通用しなかったのが

児童養護施設の子ども達

(ごく一部の子ども達です)

 

 

 

たいていは、お互いの言い分を

じっくり聞いてあげるだけで

冷静になって、状況が整理されて

「自分が悪かった・・・」

と気づいて

「ごめんなさい」と謝れて

ケンカ終了

 

 

 

私は、ただ話を聞いてあげるだけ

ジャッジはしないし

怒ることもしません

 

 

 

でもね、それが通じない

自分が全ての原因を作っていると

分かったとしても

反省するどころか、逆切れし

話し合いも拒否してどこかへ行く

もう、ビックリしました(笑)

 

 

 

そうならざるを得なかった

子ども達のこころ、背景を

理解するところから始めました

 

 

 

こどものこころや、その背景を理解する

 

 

 

だいたい、逆切れするような場合

施設に来るまでに

怒られてばかりで

自分のことを理解しれもらえない

経験を繰り返しています

 

 

 

本当のことを言ったら

許してもらえるどころか

怒られ、殴られ、蹴られ

痛い思いをする

 

 

 

そうしたら

自分を守るために

ウソだってつきます

 

 

 

もし原因を作りながら

謝らなかったとしたら

 

 

 

まず、やられた方の子の気持ちと

事実を言葉にしました

「それで嫌な気持ちになったんだね」

「だから、やり返して壊しちゃったのね」

 「先に謝れて、偉かったね」

など

 

 

 

もし、やり返しもせず

痛い思いをしていたら

「あなたは、悪くない」

ということと

「嫌だったね、よく頑張ったね」

など、その子の気持ちに寄り添い

その子の気持ちを言葉にして伝えました

 

 

やすらぎ  写真無料 に対する画像結果

 

原因をつくって逆切れした子には

その子がごきげんなとき

気分のいいときに話しかけました

「ねぇねぇ、あの時さぁ~」

と、自然体で、普通の感じで

 

 

 

謝らせるのが目的ではなく

冷静に状況を判断するための

練習です

今までのパターンを崩す練習

にもなります(時間はかかる~)

 

 

 

「そっか、それで嫌な気持ちに

なっちゃったんだね」

「だから、イライラしちゃったんだね」

と、まずは、子どもの気持ちに寄り添い

気持ちを言葉にします

 

 

 

「ねえ、もしさ~〇君が、あなたが

何にもしてないのに、いきなり

バーカとか言ってきたら、どんな気分?」

「ぶっとばす!!」

「そうだよね、いやな気持ちになるよね」

 

 

 

というふうに

逆の立場を想像してもらいました

それができると、自分がやった行動を

良くなかったな、と理解できていました

(表情で分かる)

 

 

 

「一緒にごめんねって、言いに行こうか」

と、寄り添うことも多かったかな

「ごめんねって言えたね、えらかったね」

ここまでやって完了です

 

 

 

自動変換されるパターンを崩す

 

 

叱られることと

自分を全否定されることと

一緒になっている可能性もあって

 

 

 

あなたが悪い

なのではなく

その行為が良くない

 

 

 

と、分けて考えられるようになることも

大事なこと

 

 

 

そしてケンカを仲裁するときは

「まったく、なにやってるの!!」

という怒りモードで声をかけるのではなく

「ねぇ、どうしたの~?」

ととにかく冷静に間に入りました

(どっちの味方でもないよ~というスタンス)

 

 

 

叱られてばっかりの子は

自分を怒りに来ている

アイツのことを守るためにきている

と、自動変換されているので

 

 

 

この自動変換を変えるには

これまでのパターンが崩れて

フラットになるまで

(こころに安心感ができるのかな)

根気のいる地道な関りの

積み重ねなんですね

 

 

 

こちら大人の気持ちに

余裕がないと、なかなか冷静に

対応はできないかもしれません

 練習あるのみ(^_^)

 

優しい気持ち 写真無料 に対する画像結果

 

 

 

今日も、ありがとうございました♪