このところ、高額配当や高額クオカードの株主優待を発表する会社が増えている。
発表した途端、株価は爆上がり。株価が持続するかどうかは別にして、一時的には株価は跳ね上がる事は確実で、業績に関係なく株価は上昇するので、PBR対策としてはもっとも簡単な方法だろう。このような銘柄、チャートを見ていると爆騰が連日続くのだが、高騰中に果たして妥当な株価で入手する事はできているのだろうか。また、爆騰が落ち着いた後の株価はどうなるのだうか。
という事で、たまたま目にした高額クオカード発表銘柄(3469:デュアルタップ)で成行買いを試してみた。

3469 デュアルタップ、
4/8 優待新設発表 6/末 100株でクオカード4000円。

発表前株価400円なら、損してもたかが知れているだろうと軽い気持ちで、発表後に成行で100株、買いを入れてみた。(期間指定は不可、当日注文のみ)

結果

 株価 (始/高/低/終)
4/8  404/420/404/413
4/9  493/493/493/493 注文不成立
4/10 573/573/573/573 注文不成立
4/11 973/973/810/867 注文成立 973円
4/12 897/919/860/911 

見事に、4/11に最高値を掴まされてしまった。以後900円近くで落ち着いて推移しているので、1日で含み損7000円近くを抱えた事になる。

配当は12.5円、100株で1250円。税金を除くと約1000円。優待合わせると5000円。

6/末権利後株価が同じ水準を維持したとしても、その後売却しても損失となる。

株価が上昇するか、あるいは同じ株価であれば翌年の権利まで待たないと、損益としてプラスにはならない。

今回の例が全てに当てはまるかどうかはわからないが、
素人が手を出すとこういう事になる「高値を掴まされる」いい一例。

勉強になった。




さて、今までの高額優待発表銘柄のその後はどうだったのだろう。チャートを調べて追記していく事にする。