こんな時どうする?という備忘録的メモ
やってしまった。
食洗器を久しぶりに使う際、間違えて台所用洗剤を手にとり、何げなく食洗器の中に投入ししまった。気づいたのは、食洗器に洗剤を入れた直後だった。
食洗器はPanasonicのNP-TA1。排水ボタンはない。
とっさに対処法を考えたが思いつかず、とりあえず、何回か運転していたら何とかなるだろうと軽い気持ちで運転ボタンを押してみた。
しかし、いつもとは違い、給水をして少し運転をしたら排水し、また給水・・・と何度も繰り返して一向に洗浄している様子が伺えない。
5分くらい様子を見た後、状況が一向に変わらないのでさすがにおかしいと思い、電源をオフにして扉を開けると、中は泡だらけ。唖然、呆然。
給排水を繰り返した原因はこの泡だとすると、泡だらけのまま運転を続けても状況は改善しないと思い、手作業で可能な限り泡を除去する事にした。はじめはお玉を使っていたが、取り切れないのでタオルも使い、見えている泡、角や凹んでするところにある泡をなるべく吸いだした。
あとは、溜まって残っている洗剤液を洗い流すしかない。
手動で排水する事はできないが、運転すると排水-給水-洗浄の順番で動くので、中の泡を洗い流す、試行錯誤の結果、排水をするためには以下のような操作をするしかない事が見えてきた。
1.運転ボタンを押す
2.モード選択し、運転ボタンを押す
3.排水、給水の後、(洗浄に入ったらすぐ、もしくは洗浄に入る前に)一時停止
4.電源オフ
上記の操作を10回くらい繰り返した後、泡もなくなり、中に溜まった水も洗剤が消えてやって透き通った状態になってきた。気が付けばもう朝5時だった。
幸い今のところ機械が故障する事なく復旧できたようだが、振り返るともっと良い対応ができたはずだった。
今回は、洗剤を入れた直後、運転前に「間違い」に気づいた。
この段階であれば、まだ食洗器内に泡は立っていない。泡が発生していないうちに上記の操作を行い、洗剤液を排出してしまえば、今回のような面倒な泡とりをしなくてすんだかもしれない。
つまり、洗剤を入れた後、(この状態では内部に水がないため)、手動で水を食洗器の中に入れるのだ。食洗器は運転の際、排水-給水の順番で動く。排水を動作させるためには、ある程度の水の量が必要だろう。拝水をせずに給水、運転が行われたら洗剤が内部に攪拌され、泡が発生してしまう。
泡が発生していない状態であれば、以下の操作を繰り返せば、つまり、機械を運転させずに給排水を繰り返せば、泡をさほど発生させずに済むはずだ。
1.手動給水
2.運転ボタン
3.排水の後、給水がはじまったら一時停止
4.電源オフ
改めてNP-TA1の取扱説明書を見てみると、「故障かな?」の項目の一つに、何度も給水、排水を繰り返す場合は「台所用液体洗剤を使うと泡が大量に発生し、泡を消すための給水、排水を繰り返すので運転時間が長くなります。運転が終了するまでドアを開けないで下さい」とある。
しかし、洗剤を大量に入れてしまった場合などは、今回のように泡がいつまでたっても消えない。自然に運転が終了するまで待つというのは、果てしなく連続運転を繰り返す可能性があり、それこそ故障の原因となってしまう可能性もある。
したがって、説明書通りの対応はお勧めできない。
泡は自然に消えるのを待つのではなく、可能な限り手動で取り除いた方がよい。
また台所用洗剤を入れたまま何度も運転を繰り返しても、目的は洗剤液を洗い流すための給排水で、洗浄ではないので、前述のように、運転を開始して給水、排水の後洗浄に入ったらすぐに電源オフオンという操作を繰り返した方がはるかに効率がよい。
最新型の機種では手動排水ボタンはあるのだろうか。
少なくとも、内部が泡だらけの状態になってしまうと食洗器の給排水だけでは、泡は簡単には取り除けない事がわかった。
気をつけなければ。