ストックとフロー
本日は、カフェで来週開催するロジカルシンキングセミナーの最終打ち合わせです。
さて、今日は財務分析の観点の一つストックとフローについて。
事業を分析する観点として、ストック分析・フロー分析という視点があります。定義は様々なのですが、おおざっぱにいうと、
・ストック:継続して収入が見込めるもの
・フロー:一過性(その取引一回のみ)のもの
となります。例えば、家を他人に貸して賃料収入を得るのであればストック、家を他人に販売して売却代金を得るのであればフロー収入となります。
事業としては、ストック性の高いものが多ければ多いほど安定収入につながり、逆にフローが多いほど収入は不安定になります。ただし、ストックよりもフローの方が収入の絶対金額は大きい傾向になるので、どうフローとストックを組み合わせるか?ということが重要です。
ストックとフローの考え方は財務分析でもよく活用します。例えば、不動産業の事例で考えてみましょう。
前年)
・賃貸収益:1億
・販売収益:1億
今年)
・賃貸収益:0.5億
・販売収益:1.5億
収入の合計は同じ2億円です。ただし、内訳が変わっています。ストックである賃貸収益が減っていますね。つまり、分析の観点としては、
×収益が変わっていないのだから問題ない
○ストック収入基盤が減っているから、ストックの基盤の立て直しが最優先
と考える必要があります。そもそも、ストックとして考えていた事業の収益が半減しており、会社の基盤を揺るがす大問題なので、この場合には、なぜ賃貸収益が減少しているのか、どうすれば回復できるのか、回復できないとすればどうコストを削減すべきか、を真剣に考えなければなりません。
このように会社の事業をストックとフローの観点で分析することで、会社全体の数字を見ているだけではわからない重要な課題を可視化することができます。また、今回のような事例では賃貸収益の回復が最優先なので、現場に出す指示や予算も大きく変わってきます。
しっかりと数字を見ていくことが会社の状態をよくするためには重要といえるでしょう。
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事業を分析する観点として、ストック分析・フロー分析という視点があります。定義は様々なのですが、おおざっぱにいうと、
・ストック:継続して収入が見込めるもの
・フロー:一過性(その取引一回のみ)のもの
となります。例えば、家を他人に貸して賃料収入を得るのであればストック、家を他人に販売して売却代金を得るのであればフロー収入となります。
事業としては、ストック性の高いものが多ければ多いほど安定収入につながり、逆にフローが多いほど収入は不安定になります。ただし、ストックよりもフローの方が収入の絶対金額は大きい傾向になるので、どうフローとストックを組み合わせるか?ということが重要です。
ストックとフローの考え方は財務分析でもよく活用します。例えば、不動産業の事例で考えてみましょう。
前年)
・賃貸収益:1億
・販売収益:1億
今年)
・賃貸収益:0.5億
・販売収益:1.5億
収入の合計は同じ2億円です。ただし、内訳が変わっています。ストックである賃貸収益が減っていますね。つまり、分析の観点としては、
×収益が変わっていないのだから問題ない
○ストック収入基盤が減っているから、ストックの基盤の立て直しが最優先
と考える必要があります。そもそも、ストックとして考えていた事業の収益が半減しており、会社の基盤を揺るがす大問題なので、この場合には、なぜ賃貸収益が減少しているのか、どうすれば回復できるのか、回復できないとすればどうコストを削減すべきか、を真剣に考えなければなりません。
このように会社の事業をストックとフローの観点で分析することで、会社全体の数字を見ているだけではわからない重要な課題を可視化することができます。また、今回のような事例では賃貸収益の回復が最優先なので、現場に出す指示や予算も大きく変わってきます。
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