年金繰下げの注意点 | 鉄は熱いうちに打て!~ IT社会保険労務士 濵本絵美@東京都府中市~

鉄は熱いうちに打て!~ IT社会保険労務士 濵本絵美@東京都府中市~

IT企業に12年間勤めていましたが、これまでとは異色の業界の「社会保険労務士」として開業しました。
こんな社会保険労務士がいても良いのでは?!

おはようございますトースト
IT社会保険労務士濵本絵美虹ですアップ

年金には繰下げという制度があります

65歳から受け取る老齢基礎年金・老齢厚生年金を66歳以降の任意の月から受給を開始すると、1月先延ばしにする毎に0.7%増えます(最大5年)

つまり
1年まって66歳から受給を開始すると8.4%増
5年まって70歳から受給を開始すると42%増

今時、こんな高金利ってあり得ない・・・( ̄□ ̄;)!!

とは言え、60歳代後半は仕事をリタイアし年金に生活資金を頼る年代となりますので、経済的に余裕のある方でないと、あまり適していない制度かもしれませんね
また、どの年齢から繰下げ受給をしたとしても、70歳後半で繰下げせずに65歳から受給した場合の年金総額と逆転します
つまり、70歳後半より長生きすればお得な制度ってことですね

待てば年金が増える制度ですが、待っても得しないケースがありますので要注意!!
(※70歳公判前に亡くなったというケース以外で)

それは!振替加算が付く方

よくあるケースは長期サラリーマンだった夫、専業主婦期間が長い妻のような夫婦には、夫についていた加給年金が妻が65歳になると妻自身の年金に振り替えられます

この振替加算は繰下げしても増額されません!!
更に繰下げ受給を開始した時点からしか支給されません

例えば、1年待って66歳から繰下げした年金を受給開始した場合

①繰下げしなかったら受給できた1年分の振替加算
②老齢厚生年金・老齢基礎年金の増額分
を比較して

①>②
となった場合、逆に繰下げしてしまうと損しちゃうってことになるんです

UWAO

年金の金額は個々人で異なりますので、絶対!という訳ではありませんが、可能性がありますので、繰下げを検討されているかたは年金事務所でちゃんと試算してもらって下さいねひらめき電球

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府中をこよなく愛ラブラブする自称「IT社労士」です
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