ご飯が美味しいと思えることは本当に幸せなことです。当たり前のことすぎてこのようなことを考えない人も多いですが、私は失って初めて痛感しました。亜鉛などの栄養が不足して味覚障害になるというのは聞いたことがありましたが、私はストレスがきっかけでした。
仕事がとても忙しく1人の同僚と仲違いをしていたため、毎朝職場に行くのが嫌でした。それでも生活のために出勤し続けていたところ、ある日の晩ご飯から急に美味しくなくなりました。不味いというよりは味がしないという今までにない感覚でした。
翌日は休みだったので、総合病院に行き様々な検査を受けました。すると味覚障害は神経や脳に異常があるのではなく、ストレスが原因と伝えられました。私は神経質で小さなこともクヨクヨと考えるタイプだったため、ストレス過多であることはすぐに受け入れることができました。
それが味覚障害を引き起こしたことは驚きしかありませんでしたが、ご飯を美味しく食べるためには治療しなければならないと思いました。生まれて初めて心療内科を受診し、自分が抱えていることを話しました。抗うつ薬などの処方はなくカウンセリングによる治療でしたが、しばらく通い続け気持ちの整理ができた頃から味覚も戻り始めました。
