JARL選挙ですが、理事に当選したらばということで書いておきます。
ここ2年、社員として、またその前も数年に渡り、JARLの理事、社員、支部等の活動を見てきました。
その中で分かったことは、「2年という期間ではそんなに多くのことはできない」ということです。
1つには社員、理事は、100%JARLのために活動しているのではなく、それぞれお仕事等がある中で活動しているため、どうしても進捗が遅くなるということがあります。
ですので、選挙公報で多くのことを語ってもそこまで多くのことはできないという現実があると思っています。
既にJARLのページに選挙公報が掲載されておりますが、もう一度、書き方を少し変えて説明したいと思います。
一番は「アマチュア局の数を増やす」です。
アマチュア無線の免許の取り方は、ここ数年で大きく変わりました。
無線技術への興味といった、従来のアマチュア無線を楽しみたいという方もそれなりの数いるのですが、ドローンを飛ばすため、あるいは、地域のお祭りなどで使いたいため、防災のためと趣旨は様々です。
従来のアマチュア無線を楽しみたい方以外を排除する雰囲気がアマチュア無線界にはあると思いますが、そこは違います。
思い返してください。かつて100万人を超えるアマチュア無線家がいた時代、「私をスキーに連れてって」などの映画の影響で免許を取られた方、まだ携帯電話が十分でなかったため、ツーリングなどの連絡用に免許を取られた方が多かったです。
それを「アマチュア無線ではない」と言われた方が当時もいました。そして、多くの方が5年の免許切れで辞めてしまったのも事実です。
しかし、最初はお手軽無線を楽しむつもりで始めた方の中にもDXや移動運用といった別の楽しみを見つけ、今でも無線を続けている方も多数います。多くの母数があって、そこから、他のアマチュア無線の楽しみを知る方も多いと思います。
近年の例では、ドローンを飛ばす目的で取得された方が、連絡用にと430をはじめ、そこからPOTA運用をやるようになったなど、免許を取ったきっかけとは別の楽しみをされている方もそれなりにいるということです。
「アマチュア局の数を増やす」
ドローンでも、デジタル通信でも、防災用でも、最初の目的としてはそれでも良いと思います。母数を増やすことが、アマチュア無線の活性化につながると思っています。
ただ、アマチュア無線本来の「技術的興味」にも誘導しなければなりません。
少し長い目で見ると、「アマチュア局を開局したら地域クラブに加入しなければならない」程度のことをやる必要があると思います。
同好の団体に属すこと、これはいろんな意味で、影響を与えます。かつては学校クラブや職域クラブ、そして地域クラブがある程度の数のアマチュア無線家を抱え、活動されていたと思いますが、JARLの会員構成を見てもわかるように、現在、活動奈活発な団体は少なくなっている現状があります。
「少し長い目」と書いたのはここにあります。今、地域クラブに属すことと定義しても、受け入れ側が難しかったり、活動がほとんどないクラブになっているところも多くあると聞きます。こういったクラブ等への支援、若返り施策をしないと、とても新規のアマチュア局を受け入れる土壌にはなりません。現在のJARLのクラブ体制を維持するのか、新しい仕組みにしていくのか等、議論は必要ですが、「受け皿を作ること」が重要であると思います。
JARLの立場で考えると、会員数を増やさなければなりません。JARLは「従来のアマチュア無線家の団体」というイメージが強いですが、今、アマチュア無線の免許を取得する層を取り込むことも重要と考えます。ただ、今のJARLがQSLカードの転送のためにあるという一般的な認識を変えていかなければなりません。
ドローンの話で言えば、JARDはドローン関連のイベントにも出展していますが、JARLは出展していません。
恐らく、JARDは免許取得の講習会宣伝のために出ていると思いますが、JARLは免許取得の先を考えて、こういったイベントにも出て行くべきと考えます。そして、その層を会員として取り込んでいく。(そのメリットを考えるのが先ですが)
地道にこういったことをやるのには、少し長い時間が必要と思います。
10年後、現在のJARL会員は超高齢化いや、超超高齢化しています。その時、若い層がJARLを支えてくれる。そういう未来でありたいと思います。
そのために1つ1つのことを実現したいと思っています。