ハムフェア 考 | はじめてのアマチュア無線

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アマチュア無線を始めたばかりの方、あるいはン十年ぶりに再開局された方、アマチュア無線のイロハを解説するブログです。

今年もハムフェアの季節となりました。昨日(7/6)には、代々木のオリンピック青少年センターで説明会と小間割抽選会が行われました。
JARLを考えるときにハムフェアの件を外すわけにはいきません。

毎年説明会を聞きながら思うことをまとめておきます。

 

ハムフェアの22歳未満、女性無料について

 若者を増やしたいこと、女性を増やしたいこと、夏休み中のお子様を連れたお母様の負担を減らしたいことなど、これを開始した時点の趣旨には賛同できますが、ジェンダー意識が大きく変わり、性別欄が廃止される書類なども増えている現状を鑑みれば、この制度自体が差別と言われても仕方ありません。女性無料の枠は無くても良いのではないかと思います。また、若者枠を広げるという意味で、22歳未満という年齢ではなく、25歳以下の学生で良いのではと思います。区分としては、一般/JARL会員/若者で十分ではないかと思います。

 

出展料問題

 今ハムフェアの出展料はほかのイベントと比べると非常に高くなっています。同じビッグサイトで開催されるイベントと比べても割高ですが、入場者数を考えると、他のイベントは数千人のものが多いのに対して、ハムフェアは3万人。来場者の数を考えれば、コミケを除けば、決して高額ではないと言えます。

とはいえ、出展料が高いと出展者は減る、入場者数も減るという悪循環になりますので、下げる努力は必要です。

ハムフェアの収支の細かい資料は持っておりませんが、小間の造作代、ごみ処理費用といった目に見える部分とイベント会社への支払いといった裏の部分があるのではと思います。

 小間造作は、レンタルのパネルになって見た目の統一感も取れていますし、再利用可能ということでエコにもなっています。

ただ、そもそもこれが必要かという議論もあります。地域のハムフェアも机を並べただけですし、それでも十分ではないかと。

かつて晴海でハムフェアが行われていた時、屋外や屋内の通路側に間仕切りだけされたフリーマーケットスタイルのブースがありました。現状と同じようなパネル型ブース、机を並べただけのブースと種類を増やし、それに伴った費用とすれば納得できるかと思います。

 もうひとつ、ごみ問題。出展者説明会でもごみ(という名の廃棄物)は持ち帰るように、個別に請求することもあると毎年同じ説明がされていますが、過去にそういう請求をしたことがあるのかもわかりませんし、団体を特定するのも難しいのではと思います。弁当の容器やペットボトル等のごみ以外に来場者が捨てていくごみもそこそこあるのではと思いますので、処分費が妥当であるのかの検証は必要かと思います。

 最後にイベント業者への支払い。ここ最近は、イベント会社が色々と仕切っているようです。確かにプロに任せる方が、円滑に進む部分もあり、余計なトラブルを回避できるという意味で支払うのは有りだと思いますが、丸投げとすれば問題です。イベント会社が行う部分、実行委員会が行う部分にしっかり分けて運用する必要があります。