レオパ柄。
ロングニットワンピの裾からちらり。

ハッピーバレンタイン!!

ただの、殺人事件のお話ではありませんでした。
この日本に、こんな世界があるんだって、悲しくもなり、苦しくもなり、戸惑いもあり。

加えてブルーの気持ちに触れるときには、涙なしには読めませんでした。
あるひとにとってはものすごく正義だけれども、あるひとにとってはものすごく悪となってしまうブルー。
でもブルーに助けられたよね、あのひとも、あのひとも。
方法を、間違えてしまったけれど。
一体、どうすればよかったのだろうか。
答えることのできるひとがいるのかと、深く考えこんでしまう作品でした。








葉真中顕さんは「ロスト・ケア」でハマりました。 
続きが気になって途中でなかなか止めることができず、とうとう徹夜してしまったくらい。

この「ブルー」も、まだ読み始めたばかりですが、既に引き込まれています。
平成の始まりから終わりまで生きた、青という登場人物。
この小説のなかで起こる残酷な事件。
青がこの事件にどう関わっているのか、実は全然関係ないのか、いまはそれすら分からないし、青がどんな人物なのかさえ、全く分からない状態。
分からないづくしのなか、平成に起きた現実の出来事も出てくるので、懐かしさと共に、この事件もほんとうにあったことだっけ?と、一瞬、錯覚してしまうほど。
少しずつ解れてくる事件のこと、青のこと。
気の抜けない展開。

葉真中顕さんの小説は、覚悟を決めて読まないと、入りすぎてしまう面白さ。やばい。







結婚。

恋愛中の男と女って、多少の騙し合いがあると思うけれど。
騙されていると薄々気づきながらも、いやそうじゃないと打ち消して待つひとは強いのか、弱いのか。
自分を信じてくれているひとを、これ幸いと平気で裏切るひとが強いのか、弱いのか。
騙すひとが騙される側になったとき、どういう反応をするんだろう。
騙されて結婚した騙すひと、ほんとうは騙されたことを知っていたのかな。
どうか、結婚したひとの元には、せめて、ちゃんと帰りますように。