ワークライフバランス | ピアノの練習日記

ピアノの練習日記

ピアノの練習記録と、日々のいろいろを書いています。


演奏者として登録している会社の調査に協力しました。

内容から、あれを思い出しました。
これまでに、音楽系の製品開発調査や参加型のセミナーなどに何度も行きました。グループになって意見をあわせて発表するのは、どうしても少数派の意見になってしまいます。私とは反対派の意見をまとめるために、すぐに案が出てこない。反対派の人達、そこから先の意見を出さない。進まない。「どう思いますか」って私にふられても、先程申し上げた通り、そもそも反対派の立場なので皆様の意見を聞かせてほしいのですが。グループ外の人間に発表するために(私にとって反対)意見を出すために、私が皆様の案を聞きたいです。協力したいけど何をすればいいのか、そんなことばかり。何故、お金払ってセミナーに参加して(賛同できない)他人の意見を発表しなければならないのか。個人の考えとレポート提出じゃだめなのか。そんなことばかり。会社に入れないわけだ。

設問には、
大学でもっと勉強したかったこと
大学で勉強以外にもっとやりたかったこと
がありました。

皆様、そんなに後悔する大学生活だったのでしょうか。違うよね。もっと時間があったらってことですよね。そういうのはその都度学べばいいのでは。大学時代に何でも何処まででも学べるわけがないし、大学時代じゃなくてこれから学べば。リアルでは言わないけれど。

私の両親は「卒業したら嫌でも働くのだから、大学時代はバイトしないで勉強しなさい」と言ってくれました。結果的に大学から紹介されたバイト、コンクールスタッフ、夏休みだけなど限定的なバイトはしましたが、お小遣いのために練習時間や勉強時間を削るバイトをしなくてよかったのは、とても有り難かったです。他大学の講習会や区民の第九に通ったり、ダブルスクールも体験しました。教職課程履修者は100%に限りなく近く、皆真面目でバイトしている友人はほぼいませんでした。

普通に練習と勉強だけで大変でした。それは私にあらゆる基礎が足りなかったからです。練習は1日5時間程度でしたが、多くも少なくもないです。1〜2年次は往復3時間はかかりましたし。4年生まで授業がたくさんありましたから。

あれ以上、勉強できたかっていうと…………。
でも、夫様も同じだと言います。
いや、出来は全然違いますが。
勉強に対する価値観が合っていたから結婚したんだよと。確かに。
私はそれに加えて金銭感覚、母親の料理(何を食べてきたか)を重視しました。

大学時代のデートで喉が乾いた時、観光地をわざわざ出てから自動販売機を探してくれた金銭感覚に、有り難くて感動したなんて、バイト三昧の息子にはわからないだろうなぁ。

調査では、今の年収と理想の年収も聞かれました。目標は実母の年収ですが、一生敵いません。本当に尊敬します。(でも子育てをゼロ歳から外注したらこうなるんだよね)

一番唸ったのは、これからどのような音楽家になりたいかという設問。
コロナ禍で、店仕舞いを余儀なくされると思っていましたから。

こういう設問でこの選択肢………。
自由に書かされてもそこに本音を書くかどうかはともかく、10択と「その他」。迷う。
その10択に入らない、やはり少数派なのでしょうか。

余談ですが、私の意見としては年齢を記載させた方がいいのではと思いました。
若い人と、子育て、学費や住宅ローンも終わった人では就労意欲と必要性、体力が全然違うと思います。
これを書けばよかったか。

音楽家に定年はないけれど。

私程度のピアノなんて仕事にならないだろうからと、考えたこともありませんでした。
それでも音楽をやりたくて、でもお金がなかった若い頃の私に舞い込んできたのは伴奏依頼でした。

『大学時代に頑張ってよかったこと』
↑こんな設問はありませんでしたが。
伴奏と婚活。

あの調査がどのように活きるのかわかりませんが、少数派ながらこうしてきた人間もいますよと。