家庭教師の反省会 | ピアノの練習日記

ピアノの練習日記

ピアノの練習記録と、日々のいろいろを書いています。


授業〇分でこの内容ってどうなのか。
お値段的なことではありません。

家庭教師の授業の反省会がてら、夫様と息子に意見を聞いたり、進め方のアドバイスをもらったりしています。生徒さんは男の子なので、男子特有の考えや男子校のお友達の話など引き出します。

私が息子の勉強を見たのは小中学生と音大受験の勉強(かなり多岐にわたる内容と範囲)の担当でした。中学生は塾に行く前まで。テスト前に問題をつくった程度でしたが、頼んできたくせに、見た瞬間から嫌がりましたよ。つまりそれって…………。 塾は中学2年の担任の先生に塾に行くように勧められたので仕方なく………。

幼稚園時代は勉強をさせなかったけれど聴音とソルフェージュを意識して過ごしました。聴音は小学校入学前にシンコペーションを書く技術が追いつかず、挫けそうでストップしました。お絵かきをしない子だったので書くことが追いつかないのです。そこまで出来ていれば上出来かなと。ソルフェージュはせがまれるがままにいくらでもやりました。和音を連続5つ、短く速くスタッカートで弾いて、覚えさせて、広げたカード群から探して集める等が好きみたいでした。

息子も覚えているようです。日々の生活から学べること、音楽や電車や昆虫等の好きなことから好きなだけ学びが広がった楽しい経験が、今も活きているのでしょう。

ゲームが好きなのです。とにかくゲームが好き。
ゲームをやらせなかったのは小学4年生までだったかな。
ゲームをやるなら(短い時間しかできないし)強い人とやりたくて、夫様の会社の方と遊んでもらいました。お仕事が終わる時間までに必ずヴァイオリンの練習(平日は16〜20時、勉強とピアノは翌朝3時間)をして、あとは寝るだけの状態(夕食お風呂片付け明日の支度)に誰に言われなくともバババババババと音がする程完璧にしていく様は、ゲームのおかげ。全てゲームのおかげ。

すごーくゲームが好きなのは間違いなく私の遺伝子だけど、このテキパキ感は私じゃない。絶対に夫様だなと思いました。


夫様や夫様の友人、私の友人知人で家庭教師をしていた人の話を聞くと、やっぱりピアノと同じだなと思います。職員室だと言葉は選んでも、裏であればあるほど辛辣な単語が出てきます。同じ目的でも、母親向けの子育て本と『ダメ部下を鍛える本』では言葉の使い方がまるで違うみたいな。

私が接している中では、人の話を正しく聞けるか、それを素直にやるかどうか。その2つ。体験レッスンでもわかりますし、ピアノの件と関係なく遊びに来た親戚の子でもわかります。何か衝撃的なきっかけがあればその後変わる例はありました。

ただ、紙の問題は当日何が出題されるかわからないし、もう一度試験があったら順位が入れ替わるらしいとか…………ピアノ科みたいな実技試験ではそういうことはない気がします。同じ曲で実技試験が5回あっても、そうそう順位は変わらないと思いますし、1回目の数小節でおおよそ判明します。国際コンクールとかの話ではありませんから。20人受験生がいた先生のマンモス門下での試演会調査です。同じ先生に同じ曲を習っていてもこれだけ違うんだ?なので、そんな『たら、れば』なんて想定したり対策したりも、あまり意味がないような。
あと、音大は入試は小規模校なら受験日は2日か3日、大規模校なら一校で8日連続試験でしたが、受験日連続は大変とか………朝から晩まででもないのに大変なんですかね?

特に趣味の方とか、「勉強の試験よりピアノの本番が嫌」ってよく耳にしました。本番で失敗して「ピアノはあきらめて◯大にします」とか泣き言を言ってた人、誰も「そうした方がいいよ」とも言わず、誰も引き止めず、慰める事すら皆放棄していた現場に遭遇したことがあります。

私の先生も「ど〜しても音楽に行きたい!」という人にしか勧めないそうです。あと「音楽しかできない」人。言わずもがな。

他に選択肢がある人は羨ましいなと思っていた時期がありましたが、私には音楽に行きたいという名目があったから地元を離れられたので(地元には音大がないから)、そういうものからようやく解放されたかなと。

どこだったか(X?)にあった、現代の子供に一番興味があり、一番影響を与えるコンテンツは『親の生活習慣』だそうです。

教員だった両親祖父母の生活は、今でも私の中にあります。時間をつくって常に問題を解いていた父の姿。傍らにメモを置き、わかりやすく使いやすくその都度工夫していた母。退職後も寺子屋のように近所の子供に勉強を教えていた祖父。私に三つ編みから礼儀作法からたくさんのことを教えてくれた祖母。

私も練習日記にいろいろとしたためていこうと思います。