「セクシー田中さん」ドラマ版は

大好きな木南晴夏さん主演なので

VPNを使いTVerで観ていたのですが

忙しくて途中1話を抜かしてしまい挫折

第6話くらいまでしか観ておりません。

しかし

ドラマ放送当時、漫画の第1巻が無料になり

さっそくダウンロードすると非常に面白かったので

こちらで続きを楽しもうかと思っておりました。

そのため

SNS上でのやり取りが報道されているのを見て

注目していたところに芦原妃名子さんの訃報が出て

驚くだけでなく辛い気持ちになり、さらに

もっと状況を知りたいと思うようになりました。

私はSNSを殆どしていないので

情報は主に大手ニュースサイトや

日本のTVのニュース報道から得ましたが

簡潔明瞭で必要な情報が報じられていると感じたのが

TBSのNスタ

 

さらに

この中で言及されていた有名な脚本家

野木亜紀子さんの発言も

とても参考になりました。

 

 

https://x.com/nog_ak/status/1752507637210784192?s=20

 

削除されてしまったSNSの内容は

こちらのアメブロ「中年Aの躁鬱日記」で拝見しました。

ありがとうございます。

 

 

この悲しい事件で特に真相を知りたいと感じるのは

漫画のドラマ化に関するTV局と原作者・出版社の

「力関係」です。

原作者の権利は、どこまで守られているのか

原作は、どこまで尊重されているのか…。

 

昨年末の紅白YOASOBIのパフォーマンスで

初めて「推しの子」を知りアニメ版を観始めて

たまたま

漫画原作のドラマを「大人の事情?」で

ぬるく作ろうとしている現場を

漫画家先生が訪れ、失望で悲しい表情をする所、

そして、その後の主人公による展開…を

観たばかりだったので、この描写も

かなり現実に沿っていたのだろうかと

改めて思い起こしました。

 

去年

「週刊朝日」が廃刊され驚愕したのですが

もっと震撼したのが、当時、確か

荻上チキさんのラジオ番組で聴いた次の話です。

(記憶に頼り大まかにまとめると…)

小学館の学年別雑誌などが廃刊され

子ども時代に雑誌に触れる機会が減り

若い世代が雑誌という形態に馴染まなくなっている。

(雑誌を読めなくなっている。)

 

しかし、

よく考えてみたら、

雑誌で育った昭和世代の私も

昔の絵巻の本来の読み方…などは知りません。

また、私はWEB漫画や縦スクロールの漫画が

好きなのですが、この形態を好まない人が

あまり少なくないのも知っています。

 

今度の不幸な事件で

昭和時代の雑誌と漫画の位置付けを思い出しました。

私自身は、雑誌と漫画に育てられた世代です。

今考えると、当時は漫画の黄金世代だったのかもしれません。

特に少女漫画…

池田理代子

大島弓子

木原敏江

くらもちふさこ

里中満智子

竹宮惠子

萩尾望都

大和和紀

山本鈴美香

吉田秋生

(五十音順)

などなどの大先生方が活躍していて

学校でもクラスメートと頻繁に

連載中の漫画の話をしましたし

人気のある漫画の登場人物が

非常に身近でした。

 

当時、母が少女漫画を見て

「何故こんなに目が大きいの?気持ち悪い」と

受け入れられない様子だったのが

不思議だったのですが、

iPadと電子書籍のおかげで

昔の名作に触れた時、

うわっ、この画風…、この目…

よく当時は普通に読めたな…と

自分自身の変化と老い(笑)に

改めて驚いたものです。

 

漫画は

数年前、大英博物館でManga展が開催された様に

英国ではMangaという呼称でも通用しますが、

地元の図書館等では「graphic novel 」とも

呼ばれています。

劇画小説…とでも訳せましょうか?

芸術作品です。

 

けれども

宮藤官九郎さんのラジオ番組

「宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど」

の若手の少女漫画家さんの愚痴を

をAmazonオーディブルで聴いて驚きましたが

原稿料は非常に安い様です。

 

 

 

一部の大御所?を除いては

非常に苦しい「業界」となっているのかもしれません…

もし、そんな状況で

ドラマ化や映画化の話があったら…

雑誌も書籍も売れなくなって苦しい出版社には

朗報となるでしょうし、

例えばTV局は強気になるかもしれません…

そこに、漫画という芸術作品への

敬意は無くなるかもしれません…

同時に

TV局はTV局で

TV離れに苦労しているはずで、

特にドラマに関しては

漫画のドラマ化は手軽で、ありがたいのでは??

 

実際には

「VIVANT」や

「いちばんすきな花」

「ブラッシュアップライフ」

の様な素晴らしいオリジナル脚本のドラマが

大人気を博しているのに

どうして、もっとオリジナル脚本ドラマを

作らないんだろう…そもそも

なぜ、こんなにドラマの数が多いんだろう、

多すぎでは…と思えてなりません。

何か経済的な事情があるのかもしれませんが…

そもそも、

まだ終わっていない漫画のドラマ化というのが

昭和世代の私には全く理解でぎせん…

「大人の事情」とか「大人の都合」とかでしょうか???

だとしたら、

随分、チープな大人を育ててしまったものだと

反省をこめて嘆息します…。

 

 

最後に

2019年8月の

大英博物館Manga展の様子を

こちらに記録いたします。

日本の漫画そしてアニメという世界に誇る芸術が

政府からの補助などを受け保護されていきます様に。

 

芦原妃名子先生のご冥福と

未完となってしまった作品、

生まれなくなってしまった作品に

お祈り申し上げます。

 

 

左の方に、マンガ展ゴールデンカムイ

 

東村アキコ先生の作画の様子を観る人々

 

マンガが読めるコーナーもありました。

 

江戸時代から現代まで幅広い展示

 

 

熱心に観ている方がたくさんいました。

 

 

アニメ・コーナー

他にコスプレやコミケも紹介されていました。

 

「きのう何食べた」「弟の夫」

 

「聖☆おにいさん」



追記


この「無限まやかし」の回が、とても参考になりました。