※ 2021年にブログを引っ越し・リニューアルしました。今後はコチラのサイトを更新していきます。
こんにちは、ハルです。
以前は、第二幕を
ミッドポイントで割って、
何を書くべきかを逆算しました。
今回は、第二幕前半で
何を書くべきか、
書くべき内容が
決まっていなくとも、
何を決めればいいか
まで教えてくれる
ハリウッド脚本の
手法を紹介します。
もしあなたが
この方法を知っていれば、
たとえ書くべき内容が
断片的にしか
思いついていなくとも
「何を思い付けばいいか」
がわかり、第二幕前半が
埋まるようになります。
構成というものへの
理解が一歩深まり、
友達の話す物語すら、
断片的な情報だけで、
第二幕の筋道を立てて
しまえるようになります。
そして、
何を書けばいいか
わかってしまえば、
あとは手を
動かしているだけで、
長編小説が完成します。
予定通りに原稿が進み、
予定通り完成し、
清々しい気持ちで、
遊びに出かけられる
ようになります。
今日書くべきことと、
明日書くべきことが
わかっていて、
「今日の分は終わった!」
「さあ、残った時間
で何をしよう!」
そんな気持ちを味わえます。
しかしこれを知らないでいると、
誰かと会っている最中、
遊んでいる最中でも、
進んでいない
原稿のことが頭を離れず
後ろめたい気持ちで
休日を過ごすことになります。
また、
「書かなきゃ」
と
「書けない」
の板挟みになって
毎日の生活の中で
疲れ切ってしまいます。
そしてそのまま力尽きて
しまえば、作品は
未完のままです。
生活を何一つ
変えられないまま、
毎日辛い気持ちで、
投稿することもできず、
同じ生活を続ける
ことになります。
そんな生活を避けるためにも、
第二幕前半のプロットを
立てるには、あることを
しなければいけません。
それは
ファン・アンド・ゲームズ
(fun and games、お楽しみ)
を見つけることです。
これは脚本家、
ブレイク・スナイダーの唱えた、
『ブレイク・スナイダー・
ビート・シート(B2S2)』
の要素の一つです。
このシートには、
何ページ目で
どんな出来事を起こせばいいか
が書いてあります。
彼の作ったB2S2の
影響力は凄まじく、
「ハリウッド映画がどれも
似たような展開に
なったのは、
このシートを盲信したせいだ」
とまで
言われているほどです。
(だから皆さんは、
これらがあくまで
「補助」であることを、
忘れないでください)
それほどの影響力の
あった彼が、
ファン・アンド・ゲームズ
について、
以下のように語っています。
『《お楽しみ》セクションは、
観客に対するお約束を
果たす場だと言っていい』
『観客は
ストーリーの展開以上に
この《お楽しみ》を
期待しているものだ』
手に入れた
クモの超人パワーを
試してサクセスして
いったり、
仮想空間で
現実ではありえない
肉弾戦を繰り広げたり、
といったことが
ファン・アンド・ゲームズ
に当たります。
CMで流れているシーンも
多くがここであり、
「物語の一番おいしい部分」
とも言われます。
そして彼は
脚本の30ページ目から
ファン・アンド・ゲームズが
始まると述べています。
これが三幕構成の、
第二幕前半部分に
あたるわけです。
なので、第二幕前半、
書くべきことが
わからなかったら、
三幕構成よりも
さらに具体的な、
このB2S2を頼ってみよう、
というわけですね。
では、
あなたの物語の
ファン・アンド・ゲームズを
決めてみましょう。
①あなたの物語の
「もし○○が□□だったら?」
を考えてみる。
『マトリックス』……
「もしこの世界が
コンピューターに作られた
仮想現実だったら?」
『スパイダーマン』……
「もし冴えない少年が
クモの超人パワーを
手に入れたとしたら?」
②□□だったらどんな
シーンが期待されるか、
書き出してみる。
『マトリックス』……
・仮想空間の外、
現実の世界は
どうなっているか。
・現実の世界を知った
者は、仮想世界でどんな風に
動けるようになるのか。
・現実の世界から見た、
仮想空間について。
『スパイダーマン』……
・クモの超人パワーで人助け。
・クモの超人パワーで、
仕事もうまくいく
・私生活も、どんどん
良い方向へ向かっていく
などが、
お客さんの期待する内容です。
他にも、
異世界転生モノで
考えてみると、
わかりやすいかも
しれませんね。
タイトルでこの質問を
していることも多いですし、
その結果を読みたいから、
手に取られやすいわけです。
こうして出てきたシーンが、
あなたの物語の
ファン・アンド・ゲームズ
になります。
ファン・アンド・ゲームズを
過ぎると、あとは
物語の収拾に尽力することに
なるので、
お約束を片っ端から
詰め込みましょう。
そうすれば、
書くことがいかに
沢山あるか、気づけます。
書くべきことを知って、
原稿がすらすら埋まっていく、
あの楽しさを、
もう一度味わってください。
そして、
予定通り書き上げられた日の
残り時間を
思いっきり楽しんでください。
書くべきことを
知らずに書き始めても、
長編ではその文量に
耐えられなくなります。
完結しない作品に
疲れ切ってしまわないように、
この手法を試してみてください。
それでは。
追記
重要なおしらせ






