AKANE 第二話 | 生涯一駄文書~ライトノベル書いてます~

AKANE 第二話

遡ること25年前、当時大学一年生だった長谷川晃は麻雀で一晩10万円負けた。と、ここまでなら良くある話。彼は当時の友人鈴木啓一郎に金を借りた。
「お前と俺の仲じゃないか、」
八雲は明るくそういった。
「トイチ、にしておくよ」

10万の借金はあっという間ウン百万に膨んだ。八雲によるヤクザまで使った取り立てに根をあげた長谷川は、八雲ある証文をかかされる。
「長谷川晃に女の子が生まれたら、16歳の誕生日に八雲家に献上する」

1985年冬、鈴木啓一郎は八雲という渋谷に代々続く旧家に婿入りがきまっていた。

続く