前回blog 、京橋の琳派展から歩いて銀座方面へ

…向かったのはシャネル・ビル

 

パリ・オペラ座という世界最高峰のバレエ団

その美しきバレエダンサーたち

彼らの日常や舞台での姿、壮麗なガルニエ宮での

何気ない一瞬をとらえた魅力的な作品や映像

シャネルネクサスホールにて写真展が行われた。

 

 

 

 

 

 

In Situ

 

ピエール=エリィ ピブラック展


シャネルネクサスホール

2020.3.11 WED - 4.5 SUN

12:00 - 19:30 無休 入場無料

(会期はすでに終了となっています)

 

 

 

ピエール=エリィ ド ピブラック   写真家   Pierre-Elie de Pibrac

 

 

写真家ピエール=エリィ ド ピブラックは

2013年から2015年にかけてバレエ団の生活に入り込み

作品制作を行いました。

本展 『In Situ』は、「Confidences」 「Catharsis」 「Analogia」

3つのシリーズで構成されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリ・オペラ座バレエ団 ダンサー撮影秘話
ピエール=エリィ ピブラック

インタビュー

 

もともと、このプロジェクトは妻のアイデアでした。

2009年、当時、婚約者だったオリヴィアと、『ル・パルク』

(アンジュラン プレルジョカージュ振付)の公演をパリ・オペラ座へ

観に行った際「もしダンスをテーマに写真作品をつくってくれたなら

それはもっとも美しい自分への贈り物になるわ」と、

私の背中を押してくれたのが彼女でした。

 

 

。。。

 

 

「Confidences(信頼)」はモノクロのシリーズで

バレエダンサーたちの親密さ、日常生活を取り上げています。

モノクロで制作したのは、バレエダンサー自身と、彼らの世界

そしてそこにある光のコントラストだけに焦点をあてたかったからです。

 

 

 

 

 

「Catharsis(カタルシス)」は、ダンスに対して非常にパーソナルかつ

抽象的にアプローチして制作した作品です。

新しい構想とテクニックを用いながら、パフォーマンスする

バレエダンサーたちが発するエネルギーと

それらが周囲に拡散される様を捉えようとしました。

それぞれのバレエ作品は私に激しい感情や衝動

不安や幻想を与えました。

これらの感覚をまるで子供の頃の記憶のように

写真的考察に置き換えた結果、力強いイメージになりました。

そしてそのイメージは、歪みや自然な抽象化によって

また別のストーリーを語るのです。

鑑賞者は、これらの作品から発せられるエネルギーや感情に満たされると

それぞれの視点でそのイメージを自由に解釈できるようになります

このシリーズを「Catharsis」と名付けたのは、誰もがこれらの写真に呼応し

自分のものとすることができるからなのです。

 

 

 

 

 

「Analogia(アナロジー・類推)」

パリ・オペラ座でバレエダンサー11人と共同制作した作品です。

 

壮大で伝説的な場所に住まう、アーティストたちにのしかかる

歴史の重さを際立たせるために、ガルニエ宮の

“包み込むような建築構造”の中に各ダンサーを注意深く配置しました。

それぞれの撮影場所と位置はあらかじめ妻のオリヴィアと決めておいて

その上でこれをダンサーたちに見せると

彼らは作品をさらに素晴らしいものにしてくれました。

 

 

 

 

 

アンリ カルティエ=ブレッソンは大好きだし非常に感銘を受けていますが

同時代ではロベール ドアノーのほうが好みではあります。

私は、毎日目にするものを写真に撮ったり

明確な動機なしに瞬間を捉えたりするような写真家ではありません

自分のプロジェクトに合うものを写真に撮らなければならない。

仕事をしている時以外は、私は決してカメラを持ち歩かないし

何かしら興味深いことが起こっていようともプロジェクトに関連する写真しか撮りません

不思議ですが、そういうものなのです。

 

(シャネルネクサスホール Exhibition siteより)

 

 

 

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このエキシビション、嬉しいことに写真撮影がOKだった!

大好きなパリ・オペラ座

コンデジ持たずスマホ撮りだけど、ここぞとばかりに撮影~

ハート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは「オルフェウスとエウリディケ」…の場面?かな

オペラ融合の音楽も美しい、大好きな演目の一つ。

 

 

 

 

 

 

 

ステファン・ビュヨンとレオノール(多分)の一場面

ステファンのインタビュービデオを

つい最近、オペラ座のサイトで見たばかり

カメラを持って彼もガルニエ宮内を撮影していた

カメラが趣味なのだとか。

ステファンも大好きなダンサーのひとり

兎に角、元気そうで何より。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

青銅色のクーポラはガルニエ宮のシンボル

パリは“屋根風景”も絵になる

(オペラ座の屋根が見たければ、プランタンの屋上へ)

ダンサーの撮影、ここでポアントのアラベスクとか

しちゃうんだよねー

目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“写真”の撮影は反射してしまうけど、まあよく撮ったわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ボレロ」の名手 ニコラ・ル・リッシュ

表現力の豊かなニコラも大好きなダンサーだった。

 

 

 

 

 

大きな波のような喝采が聞こえてきそう…

これはオーレリ―(現・芸術監督)の引退公演の時かな?

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


☆只今、期間限定でオペラ座のサイトにて

全幕が見られる 「白鳥の湖」が 公開中です

とくにコール・ドが美しく、見応えある映像です♡

(まだ途中までしか見てないケド)

 

ステキな写真集もあったので

そちらはまた、次回に。