住んでいる地域によって、様々なのは承知の上だが八月後半に吹く風が冷たくなってきた
私の感覚では、夏は6月後半から始まり8月中旬に終わるが、秋は感じられず、一気に冬がやってくる
即ち、秋が消えて、夏から冬に季節が変化するということだ
じゃあ春はどうなのだろう?と考えてみる 去年か一昨年は「暖冬」という言葉も聞いたくらいで、12月の半分位はもう
春になる時代というか雰囲気が今の日本にある
冬が削れて、秋がなくなって、春も削れて、夏が増えた
春夏秋冬を私自身が感じているのは、気温や虫の鳴き声、衣替えや冷暖房ではなくてテレビやネットで毎年毎年刷り込み
のように、その季節にその内容(果物の収穫、海開き・プール開き・人流、車の渋滞等・・・)を毎年見ているから
無意識にこれが四季だと認知しているのかと考えている
コロナが来て、世界が少し変わって、外出が減っていたことも関係するのかもしれない
2023年頃から、四季を感じたいがために公園や海岸に行き、いつもより過剰に大きく呼吸をして、耳を澄まして、地面を踏みしめて、なんとなくの四季を感じ取るということを始めた
現代だと森林浴とかナチュラルセラピーといって、変な感じに聞こえるが、意外にも良くて、ずっと鉄やコンクリートの街にいて排ガスを吸っていると、無意識に気が滅入って季節が分からなくなるから
逆というか、自然に近いと日本の春夏秋冬が確かに存在すると再認識できる
日本の春夏秋冬を、生きている限り感じ取れるように、森や海に行き、携帯を置いて、静かに空気を吸って
生の実感を感じたい。