太陽を盗んだ男 理由はない 衝動なんだ | ネオンの明かり

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沢田研二と 菅原文太

1979年公開の日本映画です。

いまだに日本映画史などの選定から、常にベスト10位に入る作品です。ウィキペディアで調べると、驚きのエピードが満載で、いままさに活躍中のクリエイター達がこぞって影響を受けた作品としても挙げられています。

主人公は中学の理科教師 城戸誠。

 

日常に倦怠し、無気力であった城戸は、バスジャック事件に遭遇します。非日常を体験してしまった彼は、原子爆弾を自作します。おおざっぱに冒頭の紹介しましたが、これ以上は、ネタバレになってしまうっ

 

随所が見所であり、要約しても、箇条書きしても、この作品の面白さをバラしてしまうのです。

それほど見ごたえのある映画です。

 

歌舞伎町を歩く理科教師 ! ?

 

1970年代から80年代、無軌道で冷めた態度のシラケ世代となじられた若者達は、歪に固まりつつある日本社会と、自分の将来に虚無や閉塞感を感じていたのでしょうか。

 

原子爆弾を作った城戸は、政府・警察に脅迫をします。しかし、要求が通っても何か満たされずラジオの生放送に電話をし、DJに 何をしたらいいか 聞きます。目的を達成したのは爆弾を作ることで、それを何に使うかまでは考えていなかったんですね。ってこれネタバレじゃん...

 

DJの池上季実子 当時20歳

ここまで書いて思うんですが、レンタルあるのかな...

 

やってもやらなくてもおんなじ 

 

いま(2017年現在)にも通じるような気がします。便利なものが日々刷新され、安易に目の前にある。何もしなくても周りは次へ次へと進んで、何かしたとしても、世の中に影響など与えられない。なんだか脇役ですよ。主役になれない社会。蔓延する自己承認欲求。そんな風に思うと、簡単に目立つだけなら、方法は限られますが、あります。けど、やっちゃダメです絶対。

 

やりたいことを見つけるって難しいです。見つけても続けることこそ難しいです。やりたいことで何をするのかまで考えて、それを成し遂げることはもっと難しいですね。

 

ずーっと続けてきた音楽活動。冷めそうになる自分を内包しつつも、好きだからやめられない。音楽を架け橋にして日常と非日常を行き来しています。人前で自分の歌を聴いてもらえる非日常。やりたい・やってみたいの気持ちだけが、ぼくを衝き動かしています。

 

8月13日(日) 15時頃より、川崎駅東口周辺で、路上ライブをやります。

お盆休み外出もされると思いますが、ついでに観て行ってください。

https://www.plastic-neon.com/