福知山線の谷川~柏原にある奥野々峠の下を通るトンネルで、延長は少し長め(600mぐらい?)。明治に出来ただけあって、谷のどん詰まりまで行ってトンネルとなる。(古いトンネルならば大概そうだが)
この区間が開業したのは1899年(明治32年)とのこと。
この区間が開業したのは1899年(明治32年)とのこと。
地図はこちら(電子国土より転載)
1/25000では 柏原
1/25000では 柏原
現在地はココ。2006/01/訪問。
福知山側から峠を遠望。一番低い鞍部をの下を抜ける。
新旧分岐点。旧線は掘割区間で更に奥へ。
旧線敷は笹に覆われている。
現在線と分かれてすぐに大量の土で埋められてしまう。上に見えるのは県道。
トンネル近くに火葬場が出来て、その駐車場のスペースを作る為に埋められてしまった。掘ったら出てくるような埋め方ではない。
火葬場への道より合流部を見る。こっち側はこれ以上展開はないので反対側へ。
大阪側の峠手前。峠は右の山の向こう側。
県道が坂を上る辺りが新旧の分岐点。金網越しに見る。
分岐直後の旧線。左に現在線の電柱が見える。
進んでいくと何か見えてきた。バシャバシャと水の音がする。
なんと水路橋だった。今でも現役だが、水漏れがひどい。ただ幸いにも、水漏れが激しいんは左右で、中央部は漏れてない。
この水路橋は、新線がトンネルに入る辺りにある。新トンネル坑口の裏側に水路がある。
旧線が放棄されてからこの水路橋も放ったらかしなんだろう。
苔やら何やらで変色してる。
水路橋下で振り返る。
ここから旧トンネルまではそう遠くないはずだが、生長中の木々とかがすごい邪魔。トンネルが見えん。
藪を必死に掻き分け、ようやく見えてきた坑口。
更に接近。何か赤茶けてるなぁ。
何かレンガのように赤茶けているが石積みの坑口。笠石は普通の色をしている。迫石はレンガのようだ。
迫石は4層だ。
内部は白化が進んできてる。上部はレンガで下部は石で組まれている。反対側は埋めてあるのは知っているので、もう引き返す。まぁ埋めてなくても、真っ暗だと引き返すけど。
トンネル前からの眺め。新線合流部まで掘割区間であり、エスケープは出来ないのが辛い・・・。
以上