横浜港にかつてあった造船所や貨物駅などを再開発して出来たみなとみらい地区の海側を走る国際大通り。沿道には観光、集客施設も多く、車や人通りが絶えない道路であるが、その通りの上下線の間に見え隠れする怪しい地下道路がある。その道の正体は『横浜港臨港幹線道路』で、神奈川区から中区の本牧埠頭までの道路だが、地下の部分は一部出来ただけで、工事は中断している。中には入れないので、それを地上から見てみた。※現在は開通済
2009/07/訪問。
今ここ。
横浜港に近い、市場交差点。臨港道路が海沿いに延びている。ここより右(西側)を見ると、とても幅の広い道路がみなとみらいの方へ延びている。が、外側の車線は使われておらず、何とも車道は窮屈だ。
使われている部分より使われて無い部分のほうが広い。何とも無駄な道路だ。臨港道路ってそれだけの交通量を見込んでいたのか。
振り返れば市場交差点と、コットン大橋。もし同時期にコットン大橋が造られていたなら、コレと同じ幅の橋に成っていただろうな。
運河に架かる橋からはベイブリッジが見えてる。
みなとみらいに入る前で、上下線が別れ、地下に入っていく道が現れる。しかし、それは封鎖されている。
ここは人通りは無いものの、車はいっぱい通る、みなとみらい地区の幹線道路である。タイミングを見計らって撮影。ビルを背景に地下に入っていく上下分離道路は、都市の道路といった感じだ。
金網越しになってしまったが、奥の暗闇が何かいい。
今ここ。
パシフィコ横浜の前で、臨港道路は地下トンネルから一時解放される。何やら扉が見えるがどこに繋がっているんだろうか。やっぱりパシフィコ横浜なのか?
次に現れるのは運河を越えた先。臨港道路も運河をトンネルで通っているようだ。
今ここ。
ワールドポーターズの横に、地下から国際大通りに出るランプが造られている。真ん中は臨港道路の本線が続いている。しかし、コレ以南で臨港道路が見れる場所は無い。Wikiによれば、赤レンガ倉庫の前まで整備されているらしい。臨港道路となるべき地下のトンネル空間も、壁で行き止まり、ブツッと切れてるようだ。漆黒の闇の中、壁で行止まり・・・なんか想像しただけでゾクゾクするなー。
みなとみらいの入口からワールドポーターズの前まではほぼ完成してそうな臨港道路・・・このまま使われること無く、観光客など人目にも付き易い場所で朽ちていくしかないのか。
そいえば、どっかのオタクさんが入ったとか言ってたような記憶があるが、それがほんまやったとしても、公開できるかといえば出来ないだろうなぁ。
以上