今夜聴くのは  ダニエル・パウター&平原綾香     Save  Your  Life

 

 

一昨年冬に閃輝暗点なったあたりから

それからのトラブルが暗示されたようで

胆石痛、小指の怪我、一過性全健忘くらいは

病気自慢で「仕方ないわ」でしたが

 

昨年春の、胆嚢摘出手術をしたあと

昨年末の、腱板断裂したあと

今年春の、コロナ感染のあと

 

さすがに「参った」

それぞれに回復はしたけど・・・

そのたびに  

  

ガクン ガクン と階段をしりもちつきながら落ちていくような

体力と気力が弱化していく実感がありました。

 

 

 

 

 

 

「若くない」を嫌と言うほど突き付けられた。

いまだに「シニア」は嫌だ「ビンテージ」って呼ぼう、とか言ってるのは誰だ。

 

 

まだまだ、、80代になっても運転免許証は返さないぞ

って思っているし。

まだまだ、、やりたい事・やらねばならない事はいっぱいあるんだ

って思ってるし。

目が覚めてしまう、膝が痛い、目が見えにくい、とか 愚痴るもんか

って思ってるのに。

 

ぼつぼつ、、

言い訳せず・意地張らず・無かったことにせず・受け留める・時なのかもしれぬ。

 

 

 

 

 

 

地上から30センチほどの草(!)にしがみついて生れ出る蝉もあるのに

 

この子は何故に、あんな高いところまで昇って羽化する場所と決めたのか。

 

3mほどのモクレンの木。 中央、小さな茶色点が蝉のぬけがらです。

 

 

 

 

 

 

一方。きっと

悲惨な事件が起こったんだろうと推測できる「蝉の残骸」があった。

 

テラスの端っこにモンステラの鉢を置いています。

水栽培から育てて、

50cmの葉っぱを数枚もつけるほどに大きく育ったモンステラの気根

 

しがみついて生れようとしたのだろうけど。。

 

どこから、この鉢までテラスを横切って歩いて来たのか。

 

頭部に穴が開いている。

何にやられたのだろう。まだ半身が残っているようだ。

怖くて処分できない、このままにしておく。

見るたびに、

かわいそうと思ってやることが供養になるような気がして。

 

 

 

 

 

その上に伸びるモンステラは見ていたのだろうけど

 

助けられず、何も言えず

今日も光を透かして風に吹かれていた。

 

 

C'est la   Vie    セ・ラ・ヴィ・・・  そう、それが人生なのだ。

 

 

 

 

「虎に翼」

 

ごめんなさい、嘘をつかせたのはお母さんだから。

そう言えたのに。それなのに

 

お父さんのことを教えて」と初めて心を開けたゆみちゃんに

なぜに、真っすぐ言ってやれなかった 寅子。

 

良い人だったよ、ゆみのことをとっても愛していた。

お父さんとあなたは似ているわよ。。。 と

 

 

嘘でもいい。それに 

嘘じゃないからその時」を捕らえるべきだったを外した後悔は

一生残る。

 

 

 

 

 

死を受け入れられていない「事実」に蓋をしなければ生きていけない。

 

 

グサグサとナイフで胸をえぐるような言葉です。

事実ですが、それは真実ではないかもしれない。

 

 

人生とは・・・「生きていく」課題を一つ一つ突きつけられていくこと

時には「乗り越えたふり」をしなければならなかった。

 

 

そうでないと、ここまで生きてこれなかった人も多くいる。

 

それも 人生です。セ・ラ・ヴィ。

 

 

 

 

 

それでも、こうしてでも 生きる。

 

紫陽花の「まさかの奇跡」

大きく花を咲かせた跡に

 

再び花が(正式にはガク)一つだけ咲いている。

最初花びらが一つ落ちているのかと思った。 違った。

 

しっかりと、葉の間から茎を立ちあげている。

愛しい。

 

 

咲け! 君の人生だ。

たった一つは「障がい花」かもしれない。

それがなんだ、きれいな色をしてその場を独り占めにしたらいいんだよ。

 

 

 

 

 

 

窓を開けたら、、、大きな黒アゲハ蝶が優雅に飛んでいた。

わお~カメラカメラ と取りに行き、、戻ったら・・・いない。

 

「これが人生」と言うのでしょうか?

いいえ「それはアホ」です。

 

 

その時はカメラなど取りに行かず、、

珍しい美しい黒アゲハ蝶の「その一瞬」をしっかりと見つめるべきでした。

 

何ものにも代えがたい「その一瞬」を自分の脳に焼き付ける

逃した私は愚かでした。

 

 

 

 

 

 

 

感謝