繕う・・・布を。 気持ちを。 | Halulu Secret Garden

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今夜聴くのは   宮本浩次「十六夜の月

 

 

昨夜は「十六夜の月」でした。

 

この夜景の中で 一人で突っ立ていました。

そして思う。

やっぱり、ここが私の居場所。ここから他へはいけないな、と。

 

左の尖っているのは・・・あの最後の一本 ゴールドクレストです。

 

 

 

 

 

 

関西空港か神戸空港から、夜間飛行の一機が飛び立ちました。

 

と と 飛行機と。 ゴールドクレスト、そして

 

 

ブログにも何回か載せましたが、その様子は毎回違うんです。

ってゆうか、私の気持が違うのでしょう。

 

 

 

 

 

真ん中の影は近くのお寺の木々です。

左、快速電車が一本の光になって走ります。

 

 

 

今日は都さんの運営する「ホーム塩屋・開設40周年」のお祝いの会でした。

記念コンサートとして MonDieu のライブがありました。

 

 

春瑠のコンサートでモンデュを聴いた都さんが

この会のために と密かに閃いたのでした照れ

 

いいと思う。こんなふうに音楽は人を繋いでくれる力があるのです。

それで私は「ご招待」をいただき

張りきって応援に行くつもりでした。。

 

 

 

が!準備万端、出かけようとしたら、、靴が履けない足が痛い。。。えーん泣

外反母趾が腫れて、左足より5cmも幅広になっています。。。ガーンガーン

何でこーなるの最近の私のボロボロさと言ったら! 叫びドクロゲッソリ

 

 

キャンセルのお電話をした後、久しぶりに落ち込んだ私です。

 

 

 

 

 

ぼおーーっと、、BS美の壺を見る。 観るじゃなかった。

 

テーマは「繕う・つくろう」でした。

 

 

 

 

これが映ったとき、シャンとしましたね。

素晴らしい。の板戸です。

 

20年前、古民家を買い取られた女性によって

今は旅館のように使われているそうです。

 

 

 

 

 

あるある!

私んちにも実家からもらって来た板戸があります。4枚のうちの1枚。

おじいちゃんが100年ほど前に建てた家でした。

大工に頼んで、よ。

 

私は、この戸板をテーブルのようにして

「くらしギャラリー春瑠」陶器の作品を展示したのでした。

 

 

 

 

 

 

さて

次に映ったのは、襤褸(ぼろ)の端切れを繋ぎ合わせて造ったお布団でした。

 

素晴らしい襤褸です。

美しい藍色と生成り色のコンビネーション。

 

貧しい東北地方の女たちの工夫ですね。

綿は高くつくので、麻の栽培がおこなわれていて

着物を着尽くした後

こうしてパッチワークにして寒さを防ぐ厚みを作ったのでした。

 

 

 

現代では美術館に展示されるほどの希少なものです。

コレクターに高額で買い取られていくそうです。

 

明治のころの

絹の着物を着ていた人の端切れは「江戸ちりめん」になりましたが

麻の着物を着ていた人の端切れは「美しい襤褸」になりました。

 

 

 

 

 

 

そして我が家では

私やオットが着ていたセーターを使って、友人がマットに仕立ててくれました。

 

今は、まご君がお泊りするときのベッドカバーです。

 

 

えんじ色やローズ色のは、私のカシミヤセーター。

グレーやモスグリーンはオットのカシミヤ。

格子柄や茶色は友人の物ですね。

 

 

 

 

 

ローズ色のセーターの肩の部分に、こんな刺繍を入れていたので

それも使ってもらいました。

 

捨てられなかったのは、こう言うことがあるからです。

 

 

 

 

モスグリーンのカシミヤは JAEGER のでしたので、

そのタグも遺っていました。

 

 

捨てられない心を繕って、モノは想い出と一緒に残って行くのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感謝