朝起きて | 自分らしくしなやかに

自分らしくしなやかに

自分の人生をいきたいと願いつつ還暦になってしまいました
母の縛りはますます強固に、介護という名で重くのしかかっています

最近は、朝起きた時にまだ暗くて
それだけでも気が重いのに
階段を上り、母の部屋の前を通った時に
起きている気配がすると
ドーンとしんどくなります

あー、また一日が
始まってしまった…

母の顔色や母の意向や
母のことを考える一日が
始まった

「おはよう」
と、なるべく穏やかに声をかけて
「コーヒー持ってこようか?
温かいのがいい?冷たいのがいい?」

その日の母の
機嫌をはかる自分がいます

ずっとそんな一日の始まり

「朝ごはんは何がいい?」

「〜が食べたいわ〜」
こう言ってくれると良いのだけど

必ず言うのは
「お腹も空いてへんし、
食べんでもええねんけど、
薬飲まなあかんからなんか食べんと」

「別に1回や2回、食べずに飲んだって
どうってことないわ」
という言葉を飲み込みながら
曖昧に笑いながら朝食を提案します

パンでなければいけないみたいに
食べてたかと思うと
突然、「パンは噛みづらいから嫌やねん」と、受け付けなくなって
今はまた、再開してます

噛みづらいというので
柔らかいトーストやロールパンを
出してたら
クニュクニュして食べにくいと
最近はハードトーストが続いていました

昨日、母を連れて買い物に行って
パン屋さんでトーストを買おうとすると
「バター塗ったり面倒くさい」と、
レーズンパンを買いました

いつもバターやジャムを塗って
ヘタを落とし、
3つか4つに切って出しているのは
私なんだけど…?

普通に飽きたから
とか
今日は違うものが食べたいから
では、あかんのかな?

すぐにひっくり返るような
理由をつけて
誰に言い訳してるんだろう

ま、そんなこんなで
また、母の意向を忖度しながら
一日が始まりました

お薬とお薬のお茶と
熱々の蒸しタオルを持って行ってきます