入院が決まって・・・入院したその日に | 自分らしくしなやかに

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自分の人生をいきたいと願いつつ還暦になってしまいました
母の縛りはますます強固に、介護という名で重くのしかかっています

先週の火曜日に入院し、

色々と検査や内科的な治療を進めながら

今度の火曜日に手術の予定をしているのですが、

実は入院当日の夜にとんでもない

アクシデントが発生しました。

 

「じゃあまたね」

と、病室を出て家に帰り、

窓を開けて換気をしながら洗濯物を取り入れて、

不在配達の伝言に、再配達の連絡を入れたり、

入院に足りないものを書き出して・・・

と、ほっこりするまもなく家事をしていたところに

見知らぬ番号からの一本の電話がかかりました。

 

電話に出ると母のお世話になっている病棟の婦長さんでした。

 

「お母さんが検査中にショック状態になられて

今、救急処置をしています。すぐに来てもらえますか?」

 

「はい、すぐに行きます」

 

もう一度戸締まりをして慌てて病院にトンボ返りしました。

 

私の頭の中は「??」の文字が飛び交いました。

 

確かに造影剤を使った検査なので、

副作用もあるとのことで

同意書にもサインをしましたが、

同じ造影剤の検査は今までに何度も受けています。

 

「私が放って帰ったから、ショックだった?」

なんて

つまらないことも考えてしまいます。

 

病室でしばらく待っていると主治医が説明に来てくれました。

 

造影剤を入れてしばらくすると

気分が悪くなり血圧が下がりショック状態となったようです。

 

造影剤によるアナフィラキシー反応(アレルギー反応)とのことで

今までどうもなくても、突然起こることもあるそうです。

(スズメバチと一緒だわ)

 

で、

「いまは一通りの処置が済んで、

ICUに入ったのでもうすぐ面会してもらえます」

とのことで待っていましたら、

お呼びがかかり母のところへ行きました。

 

気管挿管されて、

モニターがいっぱいつけられて

麻酔でウトウト眠っていましたが、

呼びかけに反応もするし、手も握り返してくれました。

 

「落ち着いた状態になり、もう心配はないでしょう。

明日の朝にも管を抜き、ICUからは出られそうです。」

 

とのことで後はお任せして、

とっぷり日の暮れた病院を後にしました。

 

こうして、手術までの個室ライフの1日目は

チューブに繋がれたまま過ぎていきました。

 

先生方も慌てたことと思います。

 

こちらも肺炎やその他の病気でなら

もう諦めもつきますが、

やっぱり検査中のショックでとなると

仕方が無いこととはいえ、

まして昨日今日のやりとりのままですから

覚悟の「か」の字もできていません。

 

母を「可哀想」に思う反面、

正直「なにしてくれるねん」という思いも

わき起こる鬼娘です。