旦那のこと(最後) | 自分らしくしなやかに

自分らしくしなやかに

自分の人生をいきたいと願いつつ還暦になってしまいました
母の縛りはますます強固に、介護という名で重くのしかかっています

本音を言えば、主人がすごくよくて
母がすごく悪いって訳でも無いし

主人も母に対して

もっと上手にあしらってよ
とか
適当にご機嫌取ってくれてたらいいのに
って思うことは
いっぱいありますが

元々口の回る、口の上手な人でも無いし
我慢をため込むタイプなので

だから今まで大きな爆発には
ならなかったんだと思います。

主人が鬱っぽくなったり
母と顔を合わそうとしないのは
多分、私と同じく罪悪感を感じているから
じゃないかと思います。

何せ20歳の頃からの付き合いなので
色々母に世話になったこともありますからね
私の母と私の彼氏としてですけどね。

でも、祖母や母を連れて
大台ヶ原や春日さんの万灯籠など
奈良出身の主人は色々と連れて行ってくれました。

90歳を過ぎた祖母を
車いすに乗せ
出来たばかりの海遊館にも
行きたいと言えば連れて行きました。

結婚してからも
夏の旅行、GW、お正月・・・

出かけると言えばいつも一緒でした。

充分にやってくれたと思います。

母はそれが当たり前になりすぎて
夫婦がふたりで
過ごすことを
いいことだと認められないんでしょうね。

私が
母が寂しくないように
疎外しないように、疎外しないように

主人がなにも文句を言わないことを
いいことにして
母の顔色ばかりみてきました。

旅行などの大きいことから
献立などの小さいことまで
母と主人の言うことが違えば
上手く間をとりつつ
母の方を優先させていました。

母が強引に無理強いしたのでも無く
私が勝手にそういう風に持ってきてしまったので
母はそんなこと気がついてないと
思います。

私が母を思えば
母も私を思い

私の幸せを尊重してくれる・・・
そう思っていたのか
願っていたのかもしれません。

ことある毎に
母は母、私たちの家庭とは別物と
言うべきだったんですね。
でも、今から振り返っても
とてもそんなこと言えたとは
思えません。

母にしてみればいまさらなに?
ってことかもしれません。

でも私たちにとっては
もういい加減にして
って感じなんです。


少し前、母は私に言いました。

「もうしばらくの辛抱やったのに
お父さん(私の主人)も最後までちゃんと
みてくれたらよかったのに。

残念やな。
何が気にいらんのか知らんけど、
散々世話になっておきながら・・・」

みたいなニュアンスでしたね。

一緒に暮らしてくれて
子供達も元気に育て上げて
それで充分じゃ無いですか?

有り難いなと
思われても、そんな酷いことしてませんよね。

私を泣かすようなこともせず、
(私を泣かせているのは母です)
 
別に母に暴力や暴言を吐くでも無く

自分が壊れる前に
少し距離を置いただけなのに
そんなに言われるのかな?

心臓の手術後の退院時も
リハビリ病院へ転院させるかどうか
悩んでいたときに

かわいそうやし連れて帰ってあげたら?
と言ってくれたのは
主人だったのにね。

取り戻さなくちゃね。