母との関係 -その1- | 自分らしくしなやかに

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自分の人生をいきたいと願いつつ還暦になってしまいました
母の縛りはますます強固に、介護という名で重くのしかかっています

母の通院が増えている
ここ最近は、今までの総合病院の消化器内科へ二ヶ月に一度に加え
循環器内科に三ヶ月に一度、
手術をした大学病院の整形外科に四ヶ月に一度

さらに一週間か二週間に1度の歯科大受診が入り
近所の整形外科に週一とカレンダーに通院予定が埋まっていく

間に検査でも入ったらもっと増えるし、1回あたりの時間も馬鹿にならない

でも、これは同居している娘だし
ひとりっ子の私が付いていかないと仕方の無いことだと
そんなに不満はない

週に3回の訪問リハビリの先生に来てもらう時も
「あんたがおってちゃんと迎えて送り出してもらわなあかん」
と、いうのでその日も予定は入れられない

朝早いのは、お通じの都合でNG!
夕方遅いのは、疲れているからNG!
といって、昼のど真ん中に来てもらっている
だから1日つぶれるのは当たり前やのに
「週3回もリハに来てもらったら忙しいのに何もできへん!」
と、文句を言ってる
「何が忙しいねん!それがあんたの仕事やろ!?」
と、心の中で突っ込んでみてる

「一人で見るのが大変になってヘルパーさんや家政婦さんに来てもらっても
だからって、任してあんたが自由にするのとは違うねんで!
居ててちゃんと指示して見てなあかん」

と、おっしゃってましたもんね

土・日は基本主人が居るので母も遠慮して
私に期待はしていないが
それでも3回の食事を一緒に~、一緒に~と
まとわりついてくる

さすがに2食連続は放っておけないが
(これは母の身体の問題で無く、私の母からの呪縛で)
土曜日の夜だけはとか
出かけた日曜日の昼は
一人で食べてもらうこともあるし
主人のためにもそうするようにしている

それ以外の日、週に一度は仕事とウソをついて(本当に8月までは行ってた)
自分の雑用や楽しみの日にしている
ただ、仕事の日なので
行く時間、帰る時間はだいたい決まっていて
当然、髪の毛を切ったり、買い物したりはバレてしまうので
できない
それでも、ちょっと人への贈り物を見て贈ったり
銀行の用事を済ませたり
けっこう雑用を片付けている

なんで、母の介護にさほど手もかからないのに
他に日に雑用ができないのかというと
いちいちどこに何をしに行くかを言わないと行けない

何か言えば「はい、わかった。いってらっしゃい」
とは絶対にならず
何か要らないひと言ふたことを聞くことになる

例えばその行き先が自分も行けるところ(デパートとか)なら
付いていくという確率が高いし
そうで無くても
「はよ帰ってきてや」と呪文のようにいわれ
1人で行ってもブラブラするなんてことは無理・・・

こうやって書いてみて
壮絶な認知症の介護をされている方からしたら
なんなん?

思われると思うし
自分でも不思議になる

目に見えない鎖がつながっている
私の手足は母の手足のようになっていて
それが当たり前で
自分で動くのにはそれをまず外すという
すごい力が要る

母が誰かともしくは1人ででも
楽しい時間、充実した時間を過ごしていたら
その間はその力も小さくなるのだけど
最近はほとんどそんなことが無いので
こうやってPCに向かって仕事をしていてもいても
ブログを読んだり書いたりしていても
階上で物音がするたびにドキドキしている

変だよね

なんでこうなったんだろう・・・