境内案内


中門


観音冷水


不動明王の冷水
古来より涸れることなくこんこんと湧き続ける霊水。念珠や指輪などに願いを念じながら霊水をかけると、不動明王の加護を受けられると言われています。当寺のパワースポットの一つです。


稲荷社

奇岩山の中腹に 朱色の鳥居が鮮やかな

稲荷社をお祀りしています


狛犬



大悲閣 (本殿)


一向一揆の兵乱で荒廃しましたが、前田利常公の庇護により寛永19年(1642年)に再建されました。本殿は「大悲閣」と呼ばれ、岩壁に寄って屋根を造らず唐木造、向拝、柿葺となり、四方の欄間に山上善右衛門作の透かし彫りが施されています。昭和16年(1941年)に国宝指定を受け、昭和24年(1949年)に解体修理、昭和25年(1950年)に重要文化財に新指定されました。大悲閣拝殿・唐門・本殿の3つの重要文化財建造物を総称して本殿と呼んでいます。中には本尊の十一面千手観世音菩薩を安置する「いわや胎内くぐり」があります。ウマレキヨマル場所をご体感ください。



大池


三重塔


寛永19年(1642年)、徳川家綱の生誕祝に前田利常が建立したものと伝えられています。三層とも扇垂木の手法で各層ごとに組み立てられており、扉に浮き掘りされた唐獅子と牡丹と相まって美麗です。内には胎蔵界大日如来を安置しています。昔の修験者は大日如来をまつりました。元は那谷寺根本堂の本尊でしたが南北朝の戦乱で建物が焼かれた際、白山宗徒の手により火中から運び出されました。昭和16年(1941年)に国宝指定を受け、昭和25年(1950年)に重要文化財に新指定され、昭和30年(1955年)に解体修理しました。



楓月橋


奇岩遊仙境を眼下に展望台へとつながる高台の橋から見る眺望は、当寺屈指の景勝を楽しめます。寛永時代に前田利常公が計画し、現代になってようやく実現したものです。那谷寺が織り成す四季折々の美しさや歴史を感じられます。


鎮守堂


展望台からの奇岩遊仙境の眺め


苔むした石段が美しい😊


芭蕉句碑


元禄2年(1689年)、俳聖・松尾芭蕉が参詣し、「奇石さまざまに古松植ならべて、萱ぶきの小堂岩の上に造り、かけて殊勝の地なり。」と「奥の細道」で那谷寺を表現しました。句碑は天保14年(1843年)芭蕉150回忌に建立したものです。


若宮白山神社


護摩堂


寛永年間に建てられ、昭和16年(1941年)に国宝指定を受け、同年に解体修理、昭和25年(1950年)に重要文化財に新指定されました。禅宗様を基調にしながら、和様の手法を折衷させた自由奔放な設計です。内部は豪華に金の箔押しを施し、壁面には沈思や柔和、雅戯などの八相唐獅子、四面には干支の動物と牡丹を彫刻し、内陣には平安時代作の不動明王をお祀りしています。








那谷寺 後編


おわり




😊😊😊😊😊