どうやら、ほめる、にはいい効果のほかに、
マイナスの効果もあるということです。
ほめられた時の対応に、人によって違いがありますよね。
①めちゃくちゃ喜ぶ。
えぇぇぇ、そんな風に思ってくれてたんですかぁ~!!など
②特に反応がない
話を変えてしまう。はいはい、と受け流す。
③受け取ろうとしない。断る。自分を卑下する。
いえいえ、そんなことはありません。あの人のほうがすごいです、など、自分を下げる対応をする。
では、そういう人が現れた時は、どうすればいいか、という観点でお話をすると、ほめ続ける、ということです。主観でほめていく、受け取るか受け取らないかは、別問題なので、
まずはほめる、ということです。
では、その人たちをどう分析するか、ということですが、
ほめたのに変化がない、ということは、
ほめられることに慣れている、ということが考えられます。
ほめられることが当たり前になってしまっている、
このくらいでほめられても嬉しくないわ、という状態になっている、
ということです。
たとえば、美容師さんに「髪の毛を上手に切れますね」と言っても、
そりゃそうだ、状態ですよね。
靴屋さんに入って「クツがいっぱいありますよね」と言っても、
そりゃそうだ、状態ですよね。
ただ、③の方は、とってももったいないです。
せっかくほめてくれているものを受け取らずにいると、
自分自身も認められなくなってしまうのです。
ほめ言葉を受け取り、自分の栄養にしていくと、
勝手に、自分自身を認めることができるようになってくるのです。
あと、
ほめられたけど、もっとほめられたい、という状態になる人、
こういう方を、時々お見かけします。
「もっとほめて、もっとほめて」という状態になる方です。
この方は、ただ単にほめてほしいわけではなく、
自分のことを認めてほしい、承認して欲しい、という気持ちが
ものすごく強いんだと思います。
これも、上記同様、自分を認められていない状態かもしれませんので、
まずは、自分を認めてあげる、ということです。
自分を認めてあげるためには、どうすればいいの?
自分のことをほめればいいの?と言われますが、
そうではありません。
周りのことをほめて、ほめて、ほめて、ほめていくのです。
そうすると、周りからほめられるようになります。
そして、満たされていきます。
ほめて、ほめて、ほめて、ほめていくことで、
ほめられるようになるのです。
私は、ほめていただく機会が多いです。
そして、こう返しています。
「ほめていただき、ありがとうございます!!」