気を付けてください。
その日本語、通じませんよ。
寒くない?
これは、解説をすると、
「寒いと思っているんだけれども、
あなたも、きっと寒いと思っていますよね。
きっと思っていますよね。どうですか?」
という意味ですよね。
日本語初級の方たち(日本語を勉強し始めて半年から1年)は、
寒くない?を、疑問文だとは考えません。
「寒くない!」という意思表示をしようとしていると受け取ります。
では、上記の言葉を、端的に伝えるにはどうしたらいいと
思いますか?
そうです。
「寒いですか?」
と問いかければいいのです。
日本人は、とかく婉曲が好きです。
だから、まかり間違うと、違う意味でとらえられてたりして、
やっかいなもつれが生じたりしますよね。
そう思いません?
・・・あ、これも通じませんよ。
「私はそう思っているんですが、あなたはどうですか?」
もしくは、
「何を考えていますか?」
「あなたの考えはどうですか?」
と問いかければ、通じます。
日本語は、とかく難解です。
何回考えても難解です。
「なんかいですか?」
エレベーターの中だったら、
「何階に行きたいですか?」
もしくは、
「何階に行きますか?」
ですね。
はっきり言いましょうね。はっきりと。
難解な日本語を使っていることに感謝。
「伝わる」まで「伝える」ことの価値に感謝。