12月10日、大阪へのアクセスは、
近鉄線特急「ひのとり」を利用しました。
かっこいいフォルムで、ホームに入って来た車両を、
写真を撮る人で、いったんごった返しました。
座席に座ってからも快適で、
何よりも、前の座席との間が広い。広々としている。
シートもふかふかして、座り午後地がいい。
リクライニングシートもあって、
コンセントも各席についていて、
PCでの作業や携帯の充電が、
何の苦なくできる環境もあることが、
快適な旅路にプラスアルファでした。
復路では、前の席に、後から乗って来た女性が、
座席から、顔を出して
「ちょっと倒しますけどいいですか?」と
問いかけてきました。
「どうぞどうぞ。」と返事をしたのですが、
しばらく覚悟していましたが、
まったく倒れてはこないのです。
よく見てみると、
リクライニングシートを倒すことで、
後ろの空間を狭める、という影響はまったくなく、
一定の空間が確保された状態で、
リクライニング出来る作りに
なっているのです。
バックシェル構造、と言うらしいです。
ですから、先ほどの女性も倒してはいましたが、
私の前の空間に、何の変化も起きなかったのです。
そのことに気付いた瞬間、
「あのぉ、もっと倒してもいいですよ。」と
お伝えしました。
彼女も、「あ!」と言いながら、さらにリクライニングしていました。
後ろの席に問いかけることができる人は、
気遣い、心遣いができる人は、素敵だな、と思うと同時に、
ひのとりでは、そのコミュニケーションの必要がないんだな、と
いうことに気付き、少しさみしいな、と思う反面、
私のように、新しいコミュニケーションの取り方ができることもあり、
そのことで、ひのとりの車内が、
少しあたたかくなったような気がしまして、幸せな気分になりました。
そんな気付きに感謝です。
ありがとう、にありがとう。
今日も幸せをシェア。
