遅くなりましたが、東京オリンピック2020をTV観戦しての総括です。
直前の開会式前日まで、音楽担当の1人の小山田圭吾氏の過去の犯罪に近いイジメ自慢問題による辞任や、総合プロデューサーの小林賢太郎氏が過去のラーメンズ時代のホロコーストを揶揄するような笑いを行っていた件による解任などドタバタ続きだった、東京オリンピック2020がテロ事件なども起こらずに何とか無事に閉幕しました。
私は、東京オリンピック2020の開催については、この新型コロナ禍が深刻化しつつある状況下では前向きに賛成ではなかったのですが、原則、無観客開催として、いざ始まってみると、ステイホーム五輪ではないですが、オリンピックのアスリートたちの頑張りに夢中になってTV観戦しながら応援している自分がいました。
今回のオリンピックでは新しい力や新種目競技の台頭を感じながら、1年の延期というブランクにより、メダル獲得を期待されていたベテラン勢に多大なる影響を与えていたとも実感。
でも、この十七日間+αの日程に行われたアスリートたちのベストパフォーマンスには随分と力を貰いました。
しばらくは東京オリンピックロスにもなりそうですが、来たる8月24日から開催される東京パラリンピック2020にも期待したいですね。
特に、印象に残った競技・アスリートは、色々ありましたが、私的には、これがおそらく最後の五輪正式競技になるかも知れないソフトボール、野球。そして中国1強時代の牙城に風穴を開けた、卓球混合ダブルス。また個人種目などでは、女子競泳の大橋悠依選手の2冠、男子体操の橋本大輝選手の2冠の金メダルでした。
以下、TV観戦などをしながら印象に残った競技・アスリートなどをつらつらと書き連ねておきたいと思います。
第一日目・開会式 7月23日(金)
開会式までに、7月21日から、既に、ソフトボールや、男子サッカー、女子サッカーの予選リーグなど一部競技は実施されていましたが、開会式自体は、ケチを付けるとキリが無かったくらいに、いったい開会式費用に約167億円もの大金をどこにかけたのか分からないくらいに貧相でした。
王貞治氏、長嶋茂雄氏、松井秀喜氏の聖火リレーは彼らは過去にオリンピアンでもないのに何故なのかと疑問にも思いましたが、調和と共生社会・多様性社会の象徴として、大坂なおみ選手の聖火点灯の最終ランナーの採用には納得。
※森喜朗・前東京五輪組織委員会会長が推す案では、「日本人のみの血筋であるゴジラ松井秀喜氏による聖火点灯案」を推していたとの噂もありましたが、この大坂なおみ選手の採用で正解。

個人的には、一夜にして、劇団ひとりさんが一挙に世界的なコメディアンになったのが何気に笑えましたが、ピクトグラムの趣向にせよ、ドローンによる演出にせよ、開会式費用として、かなりの潤沢な予算があったはずなのに、大手広告代理店Dによる約100億円近い予算の中抜きのためなのか、あまりにもの貧相な演出で、日本国民としては、かなり恥ずかしかったです。

橋本聖子東京五輪組織委員会会長の挨拶は、涙声になりつつ話してられたのには、話しはやや長かったでしたが少々胸を打たれました。
トーマス・バッハIOC会長の話しが長過ぎてイライラさせられました。

第二日目 7月24日(土)
先ずは、女子柔道の渡名喜風南選手のメダル第1号(銅メダル)に続き、最初に金メダルを獲得した男子柔道の高藤直寿選手がNIPPON柔道を勢いづかせてくれましたね。
不倫事件発覚後も、妻の馬淵優佳さんの献身的な協力も虚しい結果となる、競泳の瀬戸大也選手の予選落ちには驚かされました。
また、ベテランの体操・男子鉄棒の予選で落下してしまい敗退してしまった内村航平選手にも驚きを隠せなかったですね。

第三日目 7月25日(日)
競泳女子400メートル個人メドレーの大橋悠依選手の金メダルを獲った際の笑顔がとても素敵でした。
私の父親と同郷の滋賀県彦根市出身と言うこともあり、凄く感激しました。
また、阿部一二三、阿部詩の史上初の兄妹同日金メダルにも感動。

スケートボード男子ストリートの初代王者になった堀米雄斗選手は、弱冠22歳にして、アメリカに豪邸を構え億単位の年収との事で、そちらの方にも驚きでした。

第四日目 7月26日(月)
体操男子団体総合決勝では、僅差で銀メダルとなり、連覇は成らず。

卓球王国・中国の牙城からその一角を切り崩した、卓球混合ダブルスの歴史的な金メダルの奪取には感動。
水谷隼・伊藤美誠コンビの卓球混合ダブルスは、卓球映画『ミックス。』の時から注目していた種目だけに俄然嬉しかったですね。

柔道男子・大野将平選手の日本柔道史上7人目の二連覇にはアッパレでしたね。
スケートボード女子ストリートでは、まだあどけない表情の西矢椛選手の史上最年少の13歳10ヶ月での金メダル獲得には驚きでした。銅メダルの16歳の中山楓奈選手も立派でしたね。

第五日目 7月27日(火)
ソフトボールの金メダルは、上野由岐子投手に尽きましたね。
前回の北京オリンピックから13年という長い年月を紆余曲折を経ながらも、日本ソフトボール界を牽引してきた彼女の努力の結晶でしょうね。優勝の瞬間が近づくに連れて観ながら涙ぐんでしまいました。

今大会からの新種目競技のサーフィンも男子の五十嵐カノイ選手が銀メダル、女子の都筑有夢路選手が銅メダルのメダルラッシュ。


しかしながら、メダルを期待されていた女子テニスの大坂なおみ選手の敗退はかなり残念でした。
第六日目 7月28日(水)
体操の橋本大輝選手の男子個人総合の金メダルは、内村航平選手の後継者としてニューヒーローが誕生した感もありましたね。
今年の8月6日でようやく20歳の誕生日を迎える日本体操界の若手のホープ。この東京オリンピック2020が1年延期になったお蔭で出場機会を得たらしく、新型コロナ禍がもたらした良い意味合いでのこれも巡り合わせでもありますね。

バドミントン世界ランキング1位の桃田賢斗選手がまさかの敗退は、かなりショックでした。
競泳女子200メートル個人メドレーでも大橋悠依選手が制し、二つ目の金メダルを獲得。予想外の2冠の快挙に、大橋選手と同郷の私の父親は、嬉しさのあまりに新聞の号外を貰いに行くほどでした。
歯を矯正している点がやや気になりましたが、ぱっと見は、昨年不幸にも亡くなられた、あの女優の竹内結子さんのスマイルを思い起こさせるような素晴らしい満面の笑顔で、はち切れそうでしたね。

また競泳男子200メートルバタフライの本多灯選手の銀メダルも、不振続きだった日本競泳男子陣の活躍にと何とか一矢を報いた結果でしたね。
7人制ラグビーは日本代表は生憎と予選リーグ敗退に終わりましたが、決勝戦のフィジー対ニュージーランドは見応えのある一戦でしたが、フィジーの繋ぎのラグビーの真髄を手本として見せられたような気もする好試合でした。
第七日目 7月29日(木)
卓球・女子シングルスでは、伊藤美誠選手の銅メダル獲得後の涙は悔し涙らしく、本気で金メダル奪取を狙っていたようで、この悔し涙が明日への糧となることでしょうね。

柔道の金メダルの男子100㎏超級のウルフ・アロン選手はあたかも井上康生監督が乗り移ったかのような鬼の形相のようでもありましたね。
決勝戦で敗れた韓国選手がウルフ・アロン選手の腕を高く持ち上げてリスペクトしている辺りも、スポーツマンシップ溢れて清々しくて良かったです。
第八日目 7月30日(金)
サッカー女子なでしこJAPANはギリギリで予選通過したくらいでしたので、準々決勝で対戦するスウェーデン代表戦での勝利は難しいかと思っていましたが、やはりFIFA世界ランクでも体格差でも勝るスウェーデン代表には敵わなかったみたいで、2大会振りのメダル獲得が出来ず残念でした。

バドミントンは期待した世界ランキング上位のメンバーか次々に破れる波乱もありましたが、特に、大会直後に膝の十字靱帯損傷の全治6ヶ月の大怪我を負った廣田選手とペアを組む福島選手との世界ランキング1位のバドミントン女子ダブルス、福島・廣田(フクヒロペア)も廣田選手が脚にコルセットを巻きながらの満身創痍の姿の出場ながら、準々決勝まで来るもベスト8で力尽き、涙を誘う敗戦でした。

そんな中にあって、バドミントン混合ダブルスで、渡辺勇大・東野有紗ペアが銅メダルを獲得。被災地の福島県出身ペアだけに感慨もひとしおでしょうね。

日本代表チームがフェンシング男子エペ団体で見事に優勝を果たし、念願の日本フェンシング界初の金メダルを獲得したのも快挙でしたし朗報でした。

九日目 7月31日(土)
この日はサッカー男子日本代表U-24・準々決勝の対ニュージーランド戦と、新種目の柔道混合団体を交互にTV観戦。
あいにくと花形競技である陸上の短距離種目の予選などは全く観ていなかったです。
サッカー日本代表U-24・準々決勝ニュージーランド戦は延長の末にPK戦でようやく決着を見るという辛勝でした。
PK戦での日本代表U-24のGK谷晃生選手の好セーブに救われた形となった試合でした。

今大会からの新種目の柔道混合団体はメダリストばかりを並べましたが、決勝でフランスに敗れ結果は銀メダル。とは言え「お家芸・柔道」の金メダルの獲得ラッシュは素晴らしかったですね。
第十日目 8月1日(日)
男子ゴルフの松山英樹選手は、3位プレーオフで残念ながら敗退。メダル獲得はならず。
大会出場前に新型コロナウイルスに罹患しながら病み上がりだったにも拘わらず、途中、何度も決められるパットの場面もあった様にも思いましたが、3位でも立派でした。
競泳女子400メートルメドレーリレーでは決勝で敗退してしまいましたが、骨髄性白血病から奇跡の復活を果たした池江璃花子選手の力泳には元気と勇気を貰いました。

第十一日目 8月2日(月)
男子体操の種目別あん馬での萱和磨選手の銅メダルに、そして日本女子体操界では前回の東京五輪1964から2個目のメダル獲得とになる、女子体操種目別床運動での村上茉愛選手の銅メダルも、怪我の後遺症で惜しくも代表を外れた寺本明日香選手の分も頑張った姿が良かったです。

第十二日 8月3日(火)
サッカー日本代表U-24・準決勝の日本対スペイン戦。日本も二試合続けての延長戦になりましたが、GK谷晃生選手の好セーブに何度も救われた試合でしたが、久保建英選手と堂安律選手の要の二選手を一気に二選手とも途中交代させたのが痛かったかも。
この日も男子体操の種目別鉄棒で橋本大輝選手がまたもや金メダルの2冠に輝きました。
また、ボクシング女子フェザー級入江聖奈選手の金メダルも凄いですね。
第十五日目 8月4日(水)
お昼は、新種目競技のスケートボード女子パークのライブ中継を観ていました。


競技自体も面白く、四十住さくら選手(19)と関心那選手(12)の日本人による10代の選手が金・銀のメダルを独占したのも嬉しかったのですが、世界ランキング1位の岡本碧優選手が最後まで果敢に攻めに行った姿勢も良かったし、結果的には競技成績は4位に終わったものの、それ以上に、岡本碧優選手(15)がライバル達からそのチャレンジ精神を讃えて、肩車された姿に、スポーツ愛を感じて思わず涙ぐんでしまいました。

卓球男子団体のドイツとの準決勝を観たかったのですが、テレビ東京系難民の我が家では視聴出来ず、野球の日本対韓国戦を観ていましたが、途中から、卓球男子団体の中継がインターネットでも視聴出来ることを知り、視聴していましたが、日本の丹羽孝希選手があまりにも一方的にゲームを支配されていて逆に観ているのが辛くなってきました。
野球の因縁のライバル・韓国戦に勝利したのを確認し、続けてPCで卓球男子団体の準決勝を視聴していましたが、結果的に敗退。3位決定戦に期待。
また、バスケットボール女子の準々決勝・日本対ベルギー戦でのラスト16秒からの3ポイントシュートでの逆転は奇跡的でした。
第十四日目 8月5日(木)
札幌市で実施されていた競歩や、その他の競技の空手やレスリングなどは全く観ていませんでしたが、卓球女子団体の決勝の対中国戦をリアルタイム観戦。
結果的には、卓球王国の中国の前にはあっさりと負けてしまいましたが、銀メダルでも当然の事ながら凄い事ですよね。
前回のリオデジャネイロ五輪では補欠で試合にも出られなかった平野美宇選手にもメダルが貰えるのが何よりでした。

第十五日目 8月6日(金)
サッカー男子日本代表U-24が埼玉スタジアム(さいたま市)で3位決定戦に臨み、1ー3でメキシコに敗れ、53年ぶりのメダル獲得を逃しました。
日本は前半にメキシコのペナルティーキック(PK)などで2点を失うと後半も失点。78分に三笘薫選手が1点を奪うが逆転できなかった。
日本が勝利すれば1968年メキシコ五輪での銅以来のメダル獲得でした。
準決勝のスペイン戦での敗戦後のインタビューでは努めて冷めたコメントをしていた久保建英選手でしたが、この試合終了の笛を聴いた直後、本気でメダル獲得を目指していたのが分かるほど、人目をはばからない大号泣には胸を打たれるほどでした。

バスケットボール女子日本代表アカツキファイブは、その勢いのまま準決勝でもフランスに快勝!決勝戦へ。
決勝の相手は現在6連覇中の超強豪国のアメリカ。
「銀メダル」以上が確定しているので決勝戦では楽しんで頑張って欲しいですね。

卓球男子団体の3位決定戦の日本(張本智和・丹羽孝希・水谷隼)が韓国(チョンヨンシク・チャンウジン・イサンス)を3-1で下し、リオデジャネイロ五輪に続いて2大会連続の団体戦のメダルとなる、銅メダルを獲得。
主要な国際大会では日本の4勝11敗。韓国は長らく日本にとっては一歩前を歩く卓球強国だった。しかし日本男子が劇的に強化された最近2戦は1勝1敗であり、大舞台で何としてもメダルを確保したい一戦でした。
目の負傷からレーシック手術などを行うも大きな回復が見られない事から、今大会での引退を決意している水谷隼選手の有終の美を飾る事も出来て良かったです。

陸上の男子400メートルリレー決勝では2番走者にまでバトンが渡らず日本・リレー侍チーム(多田修平、山縣亮太、桐生祥秀、小池祐貴)がまさかまさかの途中棄権。
レース終了後の「金メダルを獲るための攻めた結果」とは言いつつも、このリレー競技のみのエントリーで、リレーメンバーの3番走者のはずだった桐生祥秀選手の悔し涙が印象的でした。
また、新種目競技の空手・形の喜友名諒選手が沖縄県出身者初の金メダルを獲得し、47都道府県の中で、これで金メダルを獲得していないのは鳥取県のみとなったそうです。
第十六日目 8月7日(土)
急遽、時間を前倒しして日本時間午前6時からのレース開始になった、札幌市で実施された女子マラソンをTV観戦。
特段に日本選手の誰を応援するわけでもなかったのですが、京都府のワコール所属の一山真緒選手がメダルには届かなかったものの、日本勢が17年振りに8位入賞してくれたのが何よりでした。

また、侍ジャパンは決勝で米国を2―0で下し、公開競技だった1984年ロサンゼルス五輪以来37年ぶりで、正式競技では初めて金メダルを獲得。東京での開催で3大会ぶりに野球競技が復活し、初めてプロが参加した2000年シドニー五輪からの悲願を達成。
1次リーグから5戦全勝で頂点に立った稲葉篤紀監督(49)はメダルを逃した2008年北京五輪での屈辱を指揮官として晴らし、嬉しい金メダル。
あのアメリカ相手に1次リーグに決勝戦と2度対戦して2回ともに勝つというのは凄い。2勝3セーブの栗林良吏投手(広島)はMVPに匹敵する大車輪の活躍でしたね。社会人野球で培った経験が花を咲かせたようでしたね。甲斐拓也捕手(ソフトバンク)も、隠れたMVPかと思うほどの活躍だったかと思いました。

あと女子ゴルフの稲見萌寧選手はメダルの順位確定を決するプレーオフの末に銀メダル。前半の粘りと4日目最終日の終盤の猛チャージの追い上げが凄まじかった。
第十七日目・閉会式 8月8日(日)
最終日。この日も朝から午前6時40分開始の男子マラソンを観戦。エントリーした選手の約三割の30人が途中棄権したとニュースにありましたが、やはり開催地を札幌市に移しても結果は同じでした。
そんな中で引退表明をしていた大迫傑選手はよく頑張りました。現役ラストランは6位入賞でも立派でした。
お昼からはバスケットボール女子のアメリカとの決勝。結局、銀メダルでしたが、日本が決勝進出したこと自体、本当に凄い偉業ですよね。

そして、閉会式。
閉会式の演出については、デーブ・スペクターさんのツイートが実に的を射た感想を述べられているので、Twitterを貼り付けておきます。
特に、二つ目のツイートが、非常に今大会の日本の閉会式のメッセージ性や国際強調性、そして一貫性が無かった点などの感想について、シニカルに呟かれていていました。
また、このデーブ・スペクターさんのツイートに対する私からの返信ツイートにも、私には珍しく約130人以上から「いいね」もされるほどにバスっていましたので関連Tweetなどとして貼り付けておきます。
今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。