4月(残1本)、5月(2本)、6月(3本)、7月(6本)と毎月少ないながらも劇場鑑賞しているものの、未だ全く作品毎のブログ記事化が出来ておりませんが、取り急ぎ、今月8月6日(火)に、『デッドプール』シリーズの第3弾である本作を、滋賀県草津市のイオンシネマ草津まで劇場鑑賞してきておりますので、拙ブログにも備忘録として記録に留めておきたいと思います。
ウォルト・ディズニー・スタジオ傘下のマーベル・スタジオが製作し、マーベル・コミックのヒーローたちを同一の世界観で実写化してきたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。
このMCUも、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)にて、多くのヒーローたちの犠牲を払いながらも、シリーズを通しての一定の結実を見せたのでした。
しかしながら、それ以降は、マルチバース(多元宇宙論、並行世界論)に頼ったストーリー仕立ての映画や配信ドラマの多用化・量産化や、次なるフェーズにおけるラスボス的存在の征服者カーン役を演じるジョナサン・メジャースの暴行事件での逮捕・起訴にて、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(2023年)以降の作品での配役降板などにより、今後のMCUのフェーズ3以降の計画自体が白紙化し、失速気味なのは否めない。
そんな中にあって、『デッドプール』や『X-MEN』シリーズを製作してきた20世紀フォックスが買収され、ウォルト・ディズニーの傘下に入ってきたことで、今回、人気ヒーローの”俺チャン”が約6年振りにスクリーンに戻って、『X-MEN』シリーズのウルヴァリンと共に、新たにMCUに参戦。
この『デッドプール』では、お下劣な下ネタなどをマシンガントークでぶっ放ち続けるのをお得意芸としているので、今作は字幕翻訳も相当ご苦労されているかと憂慮して、基本的には私は字幕派なのですが、あえて今回は日本語吹替版にて鑑賞。
今年度の25本目の劇場鑑賞作品。
(今年度のイオンシネマ草津での10本目の劇場鑑賞作品。)


「マルチバースの多用化によるファン離れを逆手に取ったコメディ風味に満ちた第3弾(24.8/6・2D日本語吹替版)」
ジャンル:SF/コメディ
原題:Deadpool & Wolverine
製作年/国:2024年/アメリカ
製作会社:マーベル・スタジオ / マキシマム・エフォート / 21ラップス・エンターテインメント
配給会社:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公式サイト:
https://marvel.disney.co.jp/movie/deadpool-and-wolverine
上映時間:128分
上映区分:R15+指定
劇場公開日:2024年7月24日(水):※世界最速上映
原作:ファビアン・ニシーザ / ロブ・ライフェルド『デッドプール』
製作:ケビン・ファイギ / ライアン・レイノルズ / ショーン・レヴィ / ローレン・シュラー・ドナー
製作総指揮:ルイス・デスポジート / ジョージ・デューイ / サイモン・キンバーグ / ジョナサン・コマック・マーティン / レット・リース / ポール・ワーニック / ウェンディ・ジェイコブソン / メアリー・マクラグレン / ジョシュ・マクラグレン
撮影:ジョージ・リッチモンド
美術:レイモンド・チャン
衣装:グレアム・チャーチヤード / マイェス・C・ルベオ
編集:ディーン・ジマーマン / シェーン・リード
音楽:ロブ・シモンセン
音楽監修:デイブ・ジョーダン
主題歌:マドンナ『ライク・ア・プレイヤー』
視覚効果監修:スウェン・ギルバーグ
ビジュアル開発監修:アンディ・パーク
脚本:ライアン・レイノルズ / レット・リース / ポール・ワーニック / ゼブ・ウェルズ / ショーン・レヴィ
監督:ショーン・レヴィ
キャスト(配役名):
ライアン・レイノルズ(ウェイド・ウィルソン/デッドプール) / ヒュー・ジャックマン(ローガン/ウルヴァリン) / エマ・コリン(カサンドラ・ノヴァ) / モリーナ・バッカリン(ヴァネッサ) / マシュー・マクファディン(パラドックス) / レスリー・アガムズ(ブラインド・アル) / ステファン・カピチッチ(コロッサス:声) / ブリアナ・ヒルデブランド(ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド) / 忽那汐里(ユキオ) / カラン・ソーニー(ドーピンダー) / ロブ・ディレイニー(ピーター)
その他

▲映画『美女と野獣』のオマージュ風ポスター。
【解説】
マーベルコミック原作の異色ヒーローアクション「デッドプール」のシリーズ第3弾。ライアン・レイノルズ演じる型破りで無責任なヒーロー、デッドプールに加え、同じくマーベルコミック原作の「X-MEN」シリーズで活躍した、ヒュー・ジャックマン扮するウルヴァリンがスクリーンにカムバックし、2大ヒーローの共演が実現した。
不治の病の治療のために受けた人体実験で、自らの容姿と引き換えに不死身の肉体を手に入れた元傭兵のウェイド・ウィルソンは、日本刀と拳銃を武器に過激でアクロバティックな戦闘スタイルのデッドプールとして戦いを続けてきた。
戦う理由はあくまで超個人的なものだったが、そんな彼が世界の命運をかけた壮大なミッションに挑むことになってしまう。
この予測不可能なミッションを成功させるため、デッドプールはウルヴァリンに助けを求める。
獣のような闘争本能と人間としての優しい心の間で葛藤しながらも、すべてを切り裂く鋼鉄の爪を武器に戦ってきたウルヴァリンは、とある理由で、いまは戦いから遠ざかっていたが……。
主人公デッドプールをライアン・レイノルズが演じ、ヒュー・ジャックマンが2017年の「LOGAN/ローガン」以来となるウルヴァリン役に復帰。
メガホンをとったのは、「ナイト ミュージアム」シリーズやライアン・レイノルズとタッグを組んだ「フリー・ガイ」「アダム&アダム」、大ヒットドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」などで知られるショーン・レヴィ。
(以上、映画.comより、引用抜粋。)



▼『デッドプール2』(2018年)の感想記事をリブログしておきますので、ぜひご参考までに、ご一読下されば幸いです。
あらすじ
前作『デッドプール2』の最後にケーブルのタイムトラベル装置を使って過去に戻ったウェイド・ウィルソン/デッドプールは彼女のヴァネッサの命を救った後、神聖時間軸・アース616(マーベル・シネマティック・ユニバース:MCUにおけるメインのタイムライン)へと移動。
そこで、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の始まる少し前の頃の神聖時間軸に移動して、アベンジャーズの加入を熱望したものの、早々にロナルド・”ハッピー”・ホーガンと面接するが失敗し望み叶わず挫折し、ヴァネッサとの関係も悪化し破局してしまうのでした。
なので、それ以降は、ウェイドは、アース10005の自身の元々の次元に戻り、デッドプール稼業を引退し、カツラを被って中古車セールスマンとして盲目の老女ブラインド・アルと共に平凡な日々を送っていたのでした。

そんな中、サプライズで、ウェイドの誕生日パーティーが催されたその日、時間変異取締局(通称:TVA)のエージェントが自宅に現れてウェイドを連行する。
TVAエージェントのミスター・パラドックスによれば、将来的な危機から神聖時間軸(アース616)を守るために、ウェイドを、ミスター・パラドックスたちの元に連行し・勧誘したのだという。
その最中、ウェイドたちが暮らす時間軸(アース10005)で、もっとも主要な存在「アンカー」であったローガン/ウルヴァリンが死亡したために、ゆるやかな滅亡へ向かっているという事実を知る。

ウェイド/デッドプールは、代わりになるローガン/ウルヴァリンさえいれば、この次元のアース10005も神聖時間軸のアース616も救われると思い立ち、彼が埋められた地へと向かうのでした。再生能力を持つ彼ならばきっと生きているはず。そんな希望も虚しく、墓場を掘り起こして出てきたのは、アダマンチウムの骨格によるガイコツ姿のローガンでした。

TVAのミスター・パラドックスに、いまウェイドたちが住むアース10005もいずれ滅亡すると脅されたウェイドは、せめて誕生日を祝ってくれた仲閒たちを救うため、その他の数々のマルチバース(多元宇宙の並行異次元)を訪れては、代わりになるローガン/ウルヴァリンを探し始めるのでした。
最終的に、TVAエージェントのパラドックスの元に、バーで飲んだくれていたウルヴァリンを連れて来るのでしたが・・・。
といったイントロダクションの作品でした。
※以下、ネタバレ満載のため要注意のこと。

”俺チャン”が全宇宙を救うヒーローに!?
端的に言えば、世界を救うようなヒーローにはなれなかった男デッドプールが『X-MEN』シリーズの最恐ヒーローのウルヴァリンを並行異次元世界から、引っ張り出してきて、ケンカをしながらも最終的には共闘して全宇宙を救うスーパーヒーローになるというお話。

なので、予てからの古参のMCUのファンからは非常にウケが悪い、いわゆるマルチバース(多元宇宙論)による世界観の枠内の中でのみ成立が可能な設定のお話しで、そのファンから評判が悪いマルチバースという設定を逆手に取ってコメディ風味にまとめた作品でした。
しかしながらも、血飛沫ドバーッ!系の残忍な殺戮シーンも多めで、コアでもない非常にライトな層のファンにはおそらく何が面白いのか分からないというような評価が下される危険性をもはらんだ作品でもありましたね。

配信ドラマ『ロキ』を未見でも心配無用!
基本、Disney+配信ドラマ『ロキ』を観ていないと、時間変異取締局(通称:TVA)の存在についてなど、マルチバースの世界観が分かりにくいとのことらしいのですが、あらすじ自体は少々ややこしいながらも、かなりシンプルな作りなので、私は『ロキ』未視聴ながらも、そんなにも苦にならなかったです。

アメコミ中心の洋画の小ネタ満載!!!
それにしても、虚無の世界(ヴォイド)での登場人物が笑えました。
クリス・エヴァンスが、今や代名詞のキャプテン・アメリカではなく、『ファンタスティック・フォー』でのジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチとして登場するのをはじめ、『LOGAN/ローガン』で登場したローラ/X-23のご本人が、うら若き大人の女性として立派に成長して登場。

今では懐かしい、ウェズリー・スナイプス主演の『ブレイド』。或いは、『デアデビル』に登場した女戦士のエレクトラ・ナチオスの出演までは良いにしても・・・。

『X-MEN』シリーズのスピンオフ映画となる予定だった『ガンビット』の主演が紆余曲折の末に企画そのものが頓挫してしまっていたのが、ようやくながら本作の「虚無の世界」のシーンで、チャニング・テイタムによる主人公レミー・ルボー/ガンビッド役が実現!
私が観たのは、日本語吹替版だったので、ガンピット役のチャニング・テイタムによる、スペイン語とごっちゃになった南部訛りが酷いのがよく分かり、思わず爆笑してしまいました(笑)

虚無空間は『マッドマックス2』の世界観(笑)
また虚無の世界(ヴォイド)は、あたかもディズニーの買収先でも一切関係のないワーナー・ブラザース映画の『マッドマックス:フュリオサ』(2024年)を彷彿させる様な荒廃した世界観に大がかりな改造車が登場という点でも笑えました。



虚無の世界を支配しているカサンドラ・ノヴァのアジトが巨大化したアントマン(ジャイアントマン)の遺体というのも小ネタとして面白かったですし、また、デッドプールがウルヴァリン探しをしていた際に、並行異次元のウルヴァリンのひとりとして、あのDC映画『マン・オブ・スティール』でスーパーマン役だったヘンリー・カヴィルが演じていた、まさかの”カヴィルリン”まで登場し、カメオ出演していたのには驚かされたましたね!
デッドプールがあるシーンで「スタートレック」のバルカン人の挨拶のバルカンサリュートをやっているのも笑えましたね。台詞で、「ミスター・スポック」とも言っていましたし・・・。
HONDAオデッセイのディスりっぷりも(笑)

デッドプールが、日本車のHONDAオデッセイの事をやたらとディスっている理由がよく分からなかったのですが、その実、ショーン・レヴィ監督の長年の愛車だからだそうですね(汗)💦


デッドプール自身に、第四の壁を崩壊させつつ、最近のマーベルのマルチバース化仕立てのお話しの展開について心底批判させつつも、マルチバースならではの枠内の世界観ならではこそ成り立つ逆手に取ったコメディ風味なお話しの展開も、なかなか面白かったのですが、あのデッドプールが遂には神聖時間軸のみならず、全宇宙の時間軸を救うヒーローになるわけですが、この作品単体としてはとても面白かったのですが、今後のMCUの救世主になったかどうかについては、甚だ疑問な作品ではありましたね(汗)💦

それよりも、あの実に思わせぶりだった、マイティ・ソーのカメオ出演のくだりの今後の展開は一体どうなるんだろう??(笑)などと気になって仕方がないのでした(笑)

今作のR指定作品における記録的な大ヒットを受けて、『デッドプール&ウルヴァリン』の続編もあれば観てみたいものですが、その場合にも、やはりマルチバースの世界観が舞台なのが前提になりそうですね(笑)
私的評価:★★★★☆(90点)
アメコミ中心の洋画の小ネタが分かるか否かなど、なかなかアメコミ知識の有る無しなどの点でもやや敷居も高くなっていた作品といった趣もありましたが、まさに、マルチバースを逆手に取ったパロディが非常に上手く効いていて面白かったので、私的な評価と致しましては、五ツ星評価的にも、ほぼ満点に近い、四つ星半の★★★★☆(90点)も相応しい作品かと思いました次第です。
尚、この『デッドプール&ウルヴァリン』については、マシンガントークがお得意芸の無責任ヒーローの映画なので、日本語吹替版を推奨します。
※一応、エンドロールの最後にポスト・クレジット(オマケ映像)もあるのでお楽しみに。

〇「デッドプール&ウルヴァリン』予告|7月24日(水)最速公開!
〇「デッドプール&ウルヴァリン」吹替版予告でちゅよ~|7月24日(水)最速公開
〇Madonna - Like A Prayer (Official Video)
最初のオープニングで、デッドプールが1人でイン・シンクのバイ・バイ・バイの振り付けに合わせて殺しまくるシーンが印象的でしたね♪
〇*NSYNC - Bye Bye Bye (Official Video from Deadpool and Wolverine)
選曲も良いので思わずサントラ盤までも購入♪

▲『デッドプール&ウルヴァリン』サウンドトラック盤CD(定価2,860円)

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。