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~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

一昨日の9/20(金)に、アジア初のラグビーW杯開催であるラグビーW杯2019日本大会が開幕されました!!

 

 

ただ、私の方は、母親の誕生日からは少し早いながらも、一昨日の晩に、母親の誕生日祝いに、家族でクルマに乗ってお寿司を食べに行っていましたので、開幕式の模様については、帰路のクルマの中のTV中継で観ながら帰宅。

 

 

歌舞伎や富士山など、日本の和の文化を存分に活かした幻想的な開会式になっていたと思いました。

 

 

 

▲歌舞伎役者の市川右團次・右近親子の「連獅子」を披露。

 

 

 

 

▲優勝トロフィー「ウェブ・エリス杯」を持って登場したのは、2011年、2015年大会でオールブラックス(ニュージーランド代表)の2連覇に主将として貢献したリッチー・マコウ氏が、サプライズゲスト出演。

 

▲大会名誉総裁の秋篠宮皇嗣殿下による開会宣言。

 

開幕戦(グループリーグA組):

日本代表(世界ランキング10位)VS.ロシア代表(世界ランキング20位)

 

 

ワールドカップ開催のホスト国として、東京都調布市の東京スタジアムにて開会式のあと、グループリーグA組の日本代表は、開幕戦を行い、ロシア代表に30対10で逆転勝ちをしました。

また、合計4トライ以上で得られるボーナスポイントを含め、勝ち点5を手にする事が出来ました。

 

 

開始早々に相手からのキックの処理のミスから先制トライを許したものの、ホームの重圧から前半はミスを連発していたが、WTBの松島(サントリー所属)の2トライなどで逆転して折り返した。

 

 

後半は、ラブスカフニ(クボタ所属)のトライと、松島のこの日3本目になるトライで突き放した。

※日本代表選手としては、W杯での3トライ以上のハットトリックは、今回の試合の松島選手が初めて達成。

 

 

 

トンプソン(近鉄)も途中出場し、日本では史上最多タイ記録の4大会連続代表ではありましたが、今試合で出場を果たし、日本代表史上初の4大会連続出場選手となり、38歳という最年長選手ながらも、抜群の存在感を示していました。

 

 

 

▲観客数4万5745人が埋め尽くす東京スタジアム(味の素スタジアム)。

 

 

▲今大会の公式マスコットキャラクターである「レンジー」

 

グループリーグA組の日本代表の次回対戦国は、世界ランキング1位のアイルランド代表と、9月28日(土)16:15キックオフ。

 

 

 

前回の2015イングランド大会での南アフリカ共和国との対戦で巻き起こした「世紀の番狂わせ」と呼ばれた名勝負の一戦の様な試合展開を再びと願いたいところです。

 

私も、高校時代にラグビーを少しかじっており、苦しい練習にも耐えて過ごしていただけに、今回のラグビーワールドカップにはラグビー経験者の1人としても、人一倍注目している次第です。

 

 

 

 

 

●Rugby World Cup 2019 opening ceremony

 

 

●【ハイライト】日本 vs. ロシア ラグビーワールドカップ2019 プールA  

 

 

●ラグビーW杯2019:日本代表メンバー31人のプロフィールと試合日程

⇒ https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00530/

 

 

 

※【最後に】

映画ネタのTwitterのtweetも残しておきますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。

「夢のハリウッド・イン・’69」(19.9/3・劇場・2D字幕)」

ジャンル:人間ドラマ

原題:ONCE UPON A TIME... IN HOLLYWOOD

製作年/国:2019年/アメリカ

配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント

公式サイト:http://www.onceinhollywood.jp/

上映時間:161分

上映区分:PG12

公開日:2019年8月30日(金)

監督:クエンティン・タランティーノ

キャスト:

レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、エミール・ハーシュ、マーガレット・クアリー、ティモシー・オリファント、ジュリア・バターズ、オースティン・バトラー、ダコタ・ファニング、ブルース・ダーン、マイク・モー、ルーク・ペリー、ダミアン・ルイス、アル・パチーノ、カート・ラッセル、ゾーイ・ベル、マイケル・マドセン 他

 

 

 

 

 

【解説】

クエンティン・タランティーノの9作目となる長編監督作。

レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットという2大スターを初共演させ、落ち目の俳優とそのスタントマンの2人の友情と絆を軸に、1969年ハリウッド黄金時代の光と闇を描いた。

 

テレビ俳優として人気のピークを過ぎ、映画スターへの転身を目指すリック・ダルトンと、リックを支える付き人でスタントマンのクリス・ブース。

目まぐるしく変化するエンタテインメント業界で生き抜くことに神経をすり減らすリックと、いつも自分らしさを失わないクリフは対照的だったが、2人は固い友情で結ばれていた。

 

最近、リックの暮らす家の隣には、「ローズマリーの赤ちゃん」などを手がけて一躍時代の寵児となった気鋭の映画監督ロマン・ポランスキーと、その妻で新進女優のシャロン・テートが引っ越してきていた。

今まさに光り輝いているポランスキー夫妻を目の当たりにしたリックは、自分も俳優として再び輝くため、イタリアでマカロニ・ウエスタン映画に出演することを決意する。そして1969年8月9日、彼らの人生を巻き込み、ある事件が発生する。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

公開5日目に、年老いた父親と一緒にクルマに乗って、滋賀県草津市のイオンシネマ草津にて鑑賞。

 

 

率直な感想としましては、今回は今までの作品以上にクエンティン・タランティーノ監督の映画愛が本当に強く感じられる作品でした。

 

 

1960年代のハリウッド黄金期から、ベトナム戦争のカウンターカルチャーの象徴のひとつとして、アメリカン・ニューシネマへと転換が図られ、斜陽期に至ろうとするハリウッド映画界が舞台。

そんな中にあって、その大きな転換点とも言われる、<ハリウッドの闇>とも称される、遡ること、今年でちょうど50年前の1969年8月9日に起きた忌まわしい事件。<シャロン・テート殺人事件>。

 

 

アメリカでは有名であったカルト集団のリーダーのチャールズ・マンソンの信者たち(マンソン・ファミリー)の仕業による、当時、映画『吸血鬼』(1967年)や『ローズマリーの赤ちゃん』(1968年)などのオカルト作品の製作で一世を風靡していたロマン・ポランスキー監督の妻でもあり、また駆け出し女優で妊婦のシャロン・テート並びに隣人を次々に惨殺した事でも、有名な、あの凄惨な<シャロン・テート殺人事件>の予習は本作品にとっては必須な作品でしょうね。

 

この事件を知っているのと知らないとでは、この作品の楽しみ方も大きく変わって来るかと思います。

 

それくらいに有名な事件ですので、Wikipediaででも、チャールズ・マンソンならびにマンソンの信者(マンソン・ファミリー)の事や、シャロン・テート殺人事件の概要くらいは事前に調べておいた方が良いかと思います。

 

 

 

当時のハリウッドの映画業界を基にはしていますが、レオナルド・ディカプリオ演じる落ち目の俳優リック・ダルトンと、ブラッド・ピット演じるスタントマンで良き友と言えるクリフ・ブースの主人公二人は架空の人物。

とは言え、イタリアのマカロニウェスタンで再起を図ろうとする辺りで、それとなくモデルらしい人物像は感じられましたが・・・(汗)。

 

 

全編に亘って、クエンティン・タランティーノ監督の映画愛と60~70年代のハリウッド映画界のオタクネタが満載にギュギュッと詰め込まれた本当に愛に溢れた映画でしたので、その当時のアメリカのハリウッド映画界の事情に詳しい人が観れば観るほど楽しめる作品になっていたのだろうと思いました。

 

その点、私の場合にはそんなにも60~70年代のハリウッド映画界の事情にも詳しくないので、本当に知識が浅いのが悔しいなぁと感じてしまうばかりでした。

 

 

ただ、そんな映画愛に溢れたタランティーノ監督に対し、本作にて、唯一文句を付けるならば、ブルース・リーの描き方が酷かった点ですね。

あの当時、未だ渡米して間もない状態で、英語にもたどたどしい青年のはずのブルース・リーがいくらTVドラマ『グリーン・ホーネット』のカトー役で大いに人気を博していたとしても、今作の役柄の様に、饒舌に語り、横柄な態度をしていたとは到底思えず、また何よりもブラッド・ピット演じるスタントマンとの対決で、いとも簡単に蹴散らされるというあまりにも弱過ぎる設定では、ブルース・リーの遺族が憤慨したという気持ちに私も同情的になりました(泣)。

また、サングラスをしている際にはブルース・リーに似てはいましたが、サングラスを外すと顔付きも全く似ていなかったですからね(汗)。

 

 

ただ、故ブルース・リーも故シャロン・テートもともに夢半ばで散ってしまったスターであり、それが本作の失われたハリウッド黄金期への想いと繋がっているのは確かでした。

 

 

レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが初共演というのも話題ではありますが、プレッシャーに弱く、直ぐに泣きわめいてしまうリック・ダルトン役をレオナルド・ディカプリオが好演。また、そんなリックをいつも勇気づけ長年に亘りコンビを組む専属スタントマンであり親友のクリフ・ブース役をブラッド・ピットが好演し、この主演二人の互いの見せ場にグッと来る瞬間がありました。

 

 

 

とりわけブラッド・ピット演じるクリフ・ブースがアンテナ修理をしている姿だけでも絵になる格好良さには男性の私でも惚れ惚れしてしまうほどでした。

 

 

 

落ち目俳優リック・ダルトン役のレオナルド・ディカプリオが天才子役のジュリア・バターズとの丁々発止のシーンも見逃せない。

実際にも、この”俳優”のジュリア・バターズは、本当に、ディズニー・アニメ屈指の有名アニメーターのお嬢さんらしいですね(笑)。

 

 

161分と、過去のタランティーノ監督作品の例に漏れず、なかなかの長尺であり、ただひたすらダラダラと続く、落ち目俳優とその相棒のスタントマンとの日常と、マーゴット・ロビー演じる新進女優のシャロン・テートの日常風景に加えて、当時のハリウッド事情が描かれているので、終盤までは、前振りがかなり冗長な感も有りはしました。

 

ですので、「キル・ビル」シリーズや、或いは、ブラピ主演の「イングロリアス・バスターズ」、レオ様が悪役で出演の「ジャンゴ 繋がれざる者」などの血湧き肉躍るといった高揚感が際立つ、謂わば<タランティーノ印>の過去作品とは趣が大きく異なり、本作の場合には、60~70年代のハリウッド映画界のノスタルジック感溢れる映画になっていて、こんなにも穏やかに落ち着いて鑑賞出来るのが不思議なくらいでした。

 

 

その為、今作が、レオ様とブラピの初共演という話題性のみで観に行かれると、「いったい何なのこの映画」と劇場を出て行く観客が居ても無理はない状況でしたが、後半に向かうにつれて、ラスト13分で、あの忌まわしき事件の闇に奇跡を起こす攻防戦の辺りで、非常に面白くなるので、もしも元ネタを知らなくてもチケット代の元は取れるかと思うので、最後まで我慢して見届けて欲しいですね。

 

 

後半で、ブラピ演じるクリフの愛犬でピットブルテリアのブランディが大活躍するのが爆笑でした。

 

 

ちょっとグロかった面もあったかも知れないですが、火炎放射器が出て来たシーンには、思わず拍手をしたくなったくらいでした。

 

 

カルト集団のチャールズ・マンソンの信者たち(マンソン・ファミリー)の中に、エル・ファニングなども出演していて、俳優を豪華に使っていました。

大物プロデューサー役でチョイ役出演のアル・パチーノなどもそうでした。

 

また、ジョージ・ルーカス監督の『アメリカン・グラフィティ』(1973年)をお手本にしたような、劇中の使用楽曲の選曲センスが抜群!!!

 

 

LAのラジオ局KHJ(通称:ボス・ラジオ)の楽曲紹介を含む当時のヒットナンバーをタランティーノ監督自ら選曲し、サントラ盤としても、31曲収録していますが、相変わらず、タランティーノ監督の選曲センスが実に素晴らしい♪

 

早速にも、私も日本版サントラ盤CDを今回も購入しちゃいました次第です。

 

▲『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』サントラ盤CD(定価:2.400円+税)

 

 

私的な評価と致しましては、

今までのタランティーノ監督の作風とはかなり趣が異なり、血湧き肉躍るといった高揚感が際立つ作品でもなく、架空の落ち目俳優とその相棒の専属スタントマン、そして実在した新進女優のシャロン・テートとの三人の日常風景と、斜陽期に向かおうとする当時のハリウッド映画界事情をただひたすらノスタルジックに描写した、前振りの部分があまりにも長いので、60~70年代のハリウッド映画界の当時の事情に詳しくない人にとっては、やや観続けるのがしんどい時間帯が長く続くのかも知れないですが、ラスト13分でかなり盛り上がるので、是非最後の最後までくじけること無く見届けて欲しい作品でした。

 

そういう意味合いでは、私的には楽しめた作品でしたが、かなり観る人を選ぶ映画かも知れないですね。

 

ですので、五つ星評価的には、かねてからのタランティーノ監督の作品のファンという点から贔屓目に観て、ほぼ満点の★★★★☆(90点)の四つ星半評価とさせて頂きます。


 

●映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』本予告

 

 

 

【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】サントラ盤より一部抜粋。

 

●Hush/Deep purple

 

 

●Mrs.Robinson/Simon & Garfunkel

 

 

●California Dreamin’/Jose Feliciano

 

 

●You Keep Me Hangin' On/Vanilla Fudge

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。

「ミュージカル調で描くエルトン・ジョンの半生記(19.8/27・2D字幕)」

ジャンル:人間ドラマ

原題:ROCKETMAN

製作年/国:2019年/イギリス=アメリカ

配給:東和ピクチャーズ

公式サイト:https://rocketman.jp/

上映時間:121分

上映区分:PG12

公開日:2019年8月23日(金)

監督:デクスター・フレッチャー

キャスト:

タロン・エガートン、ジェイミー・ベル、リチャード・マッデン、ジェマ・ジョーンズ、ブライス・ダラス・ハワード、ステファン・グラハム、スティーブ・マッキントッシュ、テイト・ドノヴァン、チャーリー・ロウ ほか

 

 

8月は気候が厳しかった事もあり、結局、今月の劇場鑑賞は、『イソップの思うツボ』とこの『ロケットマン』の2本のみとなりました。

そして、この『ロケットマン』ですが音楽映画ながらも、イオンシネマ京都桂川では、ドルビーアトモス上映が1日にわずか1回上映のみだったので、仕方なく、ひと足遅れながらも、公開5日目の8/27(火)の朝イチの上映回に、滋賀県草津市のイオンシネマ草津まで、2D字幕・通常版上映を鑑賞してきました。

 

 

 

 

 

【解説】

グラミー賞を5度受賞したイギリス出身の世界的ミュージシャン、エルトン・ジョンの自伝的映画。

並外れた音楽の才能でまたたく間にスターへの階段を駆け上がっていった一方で、様々な困難や苦悩にも満ちたエルトン・ジョンの知られざる半生を、「ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」や「ロケット・マン」など数々のヒット曲にのせたミュージカルシーンを交えて描いていく。

イギリス郊外の町で両親の愛を得られずに育った少年レジナルド(レジー)・ドワイトは、唯一、音楽の才能には恵まれていた。

やがてロックに傾倒し、ミュージシャンを目指すことを決意したレジーは、「エルトン・ジョン」という新たな名前で音楽活動を始める。

そして、後に生涯の友となる作詞家バーニー・トーピンとの運命的な出会いをきっかけに、成功への道をひた走っていくが……。

 

日本でも社会現象となった大ヒット作「ボヘミアン・ラプソディ」で、降板した監督に代わり映画を完成させたデクスター・フレッチャーがメガホンをとり、「キングスマン」シリーズのマシュー・ボーンが製作を担当。

同じく「キングスマン」シリーズでブレイクしたタロン・エガートンがエルトン役を務め、吹き替えなしで歌唱シーンもこなした。

 

エルトン・ジョン本人も製作総指揮に名を連ねている。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)


 

 

幾多の大ヒット曲を世に送り出し、5度のグラミー賞に輝く音楽界のカリスマ的存在でもある、エルトン・ジョンの半生を、豪華絢爛な映像美で描き、そのヒット曲とともに辿ったミュージカル映画。

この様に書くと、昨年に社会現象を巻き起こした大ヒット映画、Queenのフレディ・マーキュリーの半生を描いた『ボヘミアン・ラプソディ』が想起されるかと思いますが、当然の事ながら、似ているようで、かなり違いました。

 

 

この映画は、依存症のグループセラピー活動に参加したエルトン・ジョン(タロン・エガートン)が語る赤裸々な自らの回想から始まります。

 

 

イギリス郊外。少年レジナルド(レジー)・ドワイトは、厳格な父親とは滅多に会えず、たまに会える日もハグされることもなく相手にされない。

母親もまた冷たくて、或る日、母親が車の中で不倫している現場を見てしまったレジー。間もなく父親は家を出て行き、代わりに不倫男が家に住み着くようになったのでした。

 

 

 

 

そんな彼を慰めるのは音楽。或る日ラジオの音楽に合わせ、即興でピアノ伴奏を行ったことに母親と祖母が驚き、それから本格的にピアノレッスンを始め、天才的な音楽の才能に恵まれていたことから、イギリス王立音楽院に奨学生として入学するのでした。

 

 

それも束の間、クラッシックよりもロックに傾倒した彼は、パブに行きバックバンドを務めるようになるのでした。

レジーは、そのバンドメンバーに音楽で成功するにはいったいどうしたら良いかと尋ねると、「なりたい自分になるには、先ずは生まれた自分を捨てることだ。」と教わるのでした。

古臭い自分の名前を捨てて、レジーはバンドメンバーのエルトン・ディーンに、「僕はこれからエルトンと改名するよ!」と宣言するのでした。

 

 

そしてエルトンは、新聞広告を見てレコード会社の面接を受けると、即興でピアノを弾くエルトンに感心しきりの社員でしたが、エルトンは、「実は、歌詞が書けない」と告白するのでした。

すると、この会社に応募されていた歌詞を渡され、「この詩で作ってみて」とチャンスを貰うのでした。

「ところで、エルトン。君の姓は?」

エルトンはとっさに、壁に貼られたビートルズのポスターを見て答えるのでした。

「ジョン・・・。エルトン・ジョン。」

以後レジーは、「エルトン・ジョン」と名乗るのでした。

 

 

家に戻って歌詞を読んだエルトンは、そのセンスの良さに感動するのでした。

「直ぐさま、この作詞者に会ってみよう」

そして、エルトンは、この作詞家のバーニー・トーピン(ジェイミー・ベル)との運命的な出会いを契機に、そこからは一気に、スターダムを駆け上がって行くのでした・・・。

 

といったイントロダクションの映画でした。

 

 

それにしても、エルトン・ジョンの場合には、歌詞先行で、それに合わせて楽曲作りをするというのが、あの繊細なメロディラインが後付けで作られていたと言う点が、私には、あまりにも意外でした。

 

 

ド派手で奇抜な衣装、豪華なステージが再現され、「ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」や「クロコダイル・ロック」、「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」などの数々のヒットナンバーとともにミュージカル仕立てで、その生き様が語られて行くのでした。

 

▲『クロコダイル・ロック』で演奏しながら宙に浮いた様子を回想するシーン。

 

タロン・エガートンが、吹き替えなしの巧みな歌とダンスで、エルトン・ジョンになりきり熱演。

 

彼もまた、『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)でフレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックの様に、アカデミー賞はじめ今年度の賞レースを賑わしてくれそうなくらいに、演技・歌・演奏・ダンス、全てにおいて完璧と言わしめるほどに、素晴らしかったです。

 

 

エルトン・ジョンに対しては、私も、その素朴で心揺さぶられる楽曲に対して、ビジュアル面で、風変わりな衣装とのギャップに不思議な思いを持っていましたが、今作を通して何故だったのかが全て分かりました。

 

 

また、歌詞の内容が、エルトン・ジョン自身の苦悩と不思議なくらいにリンクし、また、その苦悩の要因のひとつがLBGTに拘わる自身の性癖という点も、如何にも『ボヘミアン・ラプソディ』とも似てはいるものの、フレディ・マーキュリーの様に、まるで拳を突き上げて周囲に連帯を訴えるかのようでもなく、エルトン・ジョンの場合には、あたかも道化師の様なド派手で奇抜な衣装を鎧の様にまとう事により、その苦悩は心の奥底にひた隠しにしながら、陽気な人柄を演じているといった孤独なスターの二面性。

そして、その成功の陰で、自分の殻にこもって、アルコール、ドラッグ中毒など様々の依存症を抱えていたのでした。

その苦悩の根っこにあるのは、やはり、子供の頃に負った、愛に飢えたトラウマ。

「ただ愛のあるハグをして欲しかった。」という愛を希求する気持ちが痛切に響いてきました。

 

 

また彼の人生に更なる苦悩を与えたのは、名声を横取りしようと謀る別会社のマネージャーの存在。ゲイであるが故のエルトン・ジョンを心身共にかどわかし利用している点で非常にたちが悪かったですね。

この点は『ボヘミアン・ラプソディ』のフレディ・マーキュリーともソックリな状況でしたね。

 

 

そんな中、エルトン・ジョンが、薬物の過剰摂取で、正気を失って、自宅のプールで溺れてしまう場面が、実にスターの孤独を象徴的に物語っていましたね。

 

製作総指揮として自ら参加したエルトン・ジョンが、この様な、自身の人生の谷間も包み隠さずありのままに見せている点で、観客にも、かなり共感を呼ぶ作品となっていました。

 

 

タイトル名にもなっている楽曲の『ロケットマン』。

宇宙飛行士の曲ではあるものの、名声を得るのと引換えに孤独な宇宙へと旅立つ姿は、これもエルトン自身の事を歌っているとも考えられる事から、あえてこの伝記映画のタイトルにもなっているのでしょうね。

 

 

彼の最も有名な曲のひとつ『ユア・ソング(僕の歌は君の歌)』の、曲が出来上がる過程がすごく短くて印象的でした。

これぞ、天才たる所以でしょうね。

 

 

そして、また狂っていくエルトン・ジョンを支え続けた存在。

エルトン・ジョンと二人三脚で曲作りをしていた作詞家のバーニー・トーピンの存在が彼を救ってくれていました。

エルトン・ジョンとバーニー・トーピンとの友情がすごく眩しかったです。

 

 

さて、『ボヘミアン・ラプソディ』と比べますと、ブライアン・シンガー監督の降板の後を引き継いだデクスター・フレッチャー監督が同じくメガホンを採った、イギリスが誇る有名歌手の伝記映画という面では同じですが、今作はエルトン・ジョンご本人が存命中に、自らも製作総指揮に立って作られた作品であるという事が大きな違いではあります。

 

 

また、本作では、出来る限り、赤裸々にありのままにエルトン・ジョンの半生を描いてはいますが、Queenのフレディ・マーキュリーの半生を描いた『ボヘミアン・ラプソディ』は、ほぼ史実に即した伝記映画であるのに対して、本作では曲の製作順序が時系列じゃない点で、ファンタジーミュージカルという位置付けになっている点が異なるかと思います。

 

 

そしてまた、少年時代の1950年代から今から約30年ほど前までの1990年頃までのリハビリ施設に入るまでのエルトン・ジョンの40年間に焦点を当てて描いたお話ということで、それ以降の曲は、ほぼ出てこなかったのですが、唯一、バーニー・トーピンとエルトン・ジョンとのコンビによる書き下ろし曲。主演のタロン・エガートンとエルトン・ジョン本人とのデュエット曲「(アイム・ゴナ)ラブ・ミー・アゲイン」で映画が幕を閉じる形を採っていました。

 

 

私の場合には、『ボヘミアン・ラプソディ』の鑑賞時の様に、今作では泣くまでには至りませんでしたが、エルトン・ジョンが苦悩してきた半生を、かなり上手くミュージカル仕立てで構成してあって、感動的な作品ではありました。

 

また、神童だったレジー少年をエルトン・ジョン自身が最後に抱きしめてやる心境に至る点で、本当の意味合いで、エルトン自身にとって自分の半生を回顧しながら、もしや実際にセラピー的な効用を果たす映画でもあったかも知れないですね。

 

 

私的な評価としましては、

<エルトン・ジョン>を名乗ってスター歌手を自ら演じながら、幾多の大ヒット曲を世に送り出し、英国王室からも「Sir」の称号まで与えられるという栄誉を授かるまでに至る反面、その陰では酒とドラッグなど数々の依存症に溺れ、同性愛の恋人には利用されるといった苦悩の日々を送っていたという事実を知って、あの繊細なメロディラインからはかけ離れた、かなりギャップのあるド派手で奇抜な衣装は、そういった彼の弱い部分の苦悩の色をひた隠しにするため、彼のステージに向かう際の戦闘服であり鎧であったと思うと、納得が出来ました。

 

使用楽曲は決して製作順序が時系列ではないのですが、要所要所で上手く使用されていて、<ファンタジーミュージカル>という形式も決して悪くないとも思いました。

ただ、ミュージカル映画が根っから苦手な人にはもうひとつな構成かも知れないですね。

 

どうしても、あの『ボヘミアン・ラプソディ』と比較してしまいますが、あちらは口パクではありましたが、唯一無二のフレディ・マーキュリーの声を尊重してあえて使用した伝記映画であり、今作の『ロケットマン』は、エルトン・ジョンを演じるタロン・エガートンが吹き替えなしの生歌を披露してくれていて、凄く上手かったのもありますが、ちょっと楽曲の持つパンチ力の点では、やはりQueenには敵わない面もあり、五つ星評価的には、ほぼ満点に近い、四つ星半の★★★★☆(90点)の評価とさせて頂きました。

 

 

 

 

●『ロケットマン』本予告

 

 

 

●Elton John - Rocket Man (Official Music Video)

 

 

●Elton John & Taron Egerton – Your Song (Brighton & Hove 2019)

 

 

●Elton John, Taron Egerton - (I'm Gonna) Love Me Again

 

 

※タロン・エガートンは、アニメ『SING/シング』(2016年)のゴリラのジョニー役でも素晴らしい歌声は既に実証済み(^^)v

 

●[Lyrics] Taron Egerton - The Way I Feel Inside (SING MovieSoundtrack)

 

 

 

 

映画を観に行く前に、ボーナストラック2曲収録の日本版サントラ盤CDもGET♫

 

鑑賞を機に、またサントラ盤を聴き直そうかと思っております(^^)v

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。