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HALUの映画鑑賞ライフのBlog

~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

巷間での評判が良く、また、クチコミ投稿サイトでも評価が高く、親しくさせて頂いている多くの映画ブロガーさん達も絶賛されておられる様子でしたので、いまいま観たかった他の作品の鑑賞を差し置いて、毎日auシネマ割が使用できる、滋賀県大津市のユナイテッド・シネマ大津に出向き、フランス産の実写版『シティーハンター』の本作品を鑑賞。

 

今年59本目の劇場鑑賞作品。

 

未だブログ記事化出来ていない鑑賞済みの作品も多数残っている最中ではありますが、先ずは、現在、人気の本先品からご紹介させて頂きます。

 

 

「フィリップ・ラショーの監督・脚本・主演による原作愛に脱帽!(19.12/11・デラックス日本語吹替版)」

ジャンル:アクション

原題:NICKY LARSON ET LE PARFUM DE CUPIDON

製作年/国:2019年/フランス

配給:アルバトロス・フィルム

公式サイト:http://cityhunter-themovie.com/

上映時間:93分

上映区分:一般(G)

公開日:2019年11月29日(金)

監督:フィリップ・ラショー

キャスト:(配役/声の出演)

フィリップ・ラショー(冴羽獠/山寺宏一)、エロディ・フォンタン(槇村香/沢城みゆき)、タレク・ブタリ(パンチョ/浪川大輔)、ジュリアン・アルッティ(スキッピー/多田野曜平)、ディディエ・ブルドン(ドミニク・ルテリエ/土師孝也)、カメル・ゴンフー(海坊主/玄田哲章)、ラファエル・ペルソナ(槇村秀幸/田中秀幸)、ソフィー・モーゼル(冴子/一竜斎春水)、パメラ・アンダーソン(ジェシカ・フォックス/ちふゆ)、

※ジェラール・ジュニョ(精神分析医・神谷明)、オドレイ・ラミー(スキッピーの妻/伊倉一恵) ほか


 

【解説】

日本では1985年に週刊少年ジャンプで連載開始をし、1980年代にアニメ化されて根強い人気を誇る北条司の漫画「シティーハンター」をフランスで実写映画化。

ボディガードや探偵を請け負う凄腕のスイーパー(始末屋)=「シティーハンター」ことリョウは、相棒のカオリとともに日々さまざま依頼を請け負っていた。

 

そんな2人のもとにある日、その香りをかいだ者を虜にする「キューピッドの香水」の奪回という危険な任務が持ち込まれる。

香水が悪用されれば世界は危機に陥ることは必至で、48時間というタイムリミットのなか、2人は香水を取り戻すために奔走する。

 

フランスの大ヒットコメディ映画「世界の果てまでヒャッハー!」を手がけたフィリップ・ラショーが監督・脚本・主演。

 

日本語吹き替え版は、リョウ役を山寺宏一、カオリ役を沢城みゆきが担当。

アニメ版オリジナルキャストの神谷明と伊倉一恵はスペシャルゲストとして、アニメ版とは異なる役の吹き替えで参加する。

 

(以上、映画.conより、引用抜粋。)

 

 

 

結論から申し上げますと、
やはり日本とフランスとでは笑いのツボが違う部分も幾分かありましたが、エロさ具合などは、原作コミックや原作アニメを忠実に再現し、否、流石にフランス映画だけあってそれをも凌ぐほどのエロさ加減でした。

 

 

 

何よりも、顔が似ているのは海坊主(ファルコン)くらいでしたが、槇村香の実兄の槇村秀幸が殺害されるお馴染みの名シーンをはじめ、

 

 

 

 

フィリップ・ラショー監督自ら筋トレなどによる肉体改造を施して、主人公・冴羽獠に成り切って主演を張っているなど、相棒の槇村香役のエロディ・フォンタンにしても顔自体は、あまり似ていないのですが、雰囲気ですごく似せていて面白かったですね。

 

 


クチコミ投稿サイトの中には極端に低評価にしているレビューも散見していますが、これまでの日本の漫画やアニメをハリウッドで実写映画化した過去の古くは『北斗の拳』や『ドラゴンボールZ』など目も当てられない失敗作を観てきていますので、原作を知らない人から観たら単なるB級アクションコメディ映画なのかも知れないですが、ここまでの原作アニメの再現度の高さの出来映えならば、もう充分と言って良いでしょう。

 



あのジャッキー・チェンと後藤久美子さん共演の題名と設定のみによる名ばかりの香港映画『シティーハンター』(1993年)も無かった事にして欲しいくらいです!

 

 

 


タイトルの<史上最香のミッション>とは、冴羽獠の相棒の槇村香の名前から採用しているだけかと思っていたら、実は、この映画のためのオリジナル脚本ながらも、<その香を匂った者を虜にしてしまう危険な媚薬「キューピッドの香水」の奪回。>といった危険な仕事の依頼内容が、香水に関する事からのダブルミーニングでした。

 



ストーリー的には、原作アニメにはない独自脚本でしたが、

その危険な媚薬の奪回のタイムリミットは48時間。

獠と香は、時間内に香水を無事に取り戻すことができるのか!?

元傭兵の海坊主、美人刑事の冴子を巻き込みシティーハンターの香水奪回作戦がはじまる・・・。

といったお話しで、『シティーハンター』の本家の原作者である北条司先生が「この手があったか!」とまさに納得の脚本内容だった様でしたし、非常に良く出来ていました。

 



下半身もっこりに、もっこり本、愛用の銃に、赤いミニクーパー、それに香が怒ったときに頻繁に使う大型ハンマー、そしてカラスまで、何から何まで小ネタを仕込んであって、懐かしいやら嬉しいやらで、ついついニヤついて口角が上がってしまいました。

R指定のレイティングの関係なのか、男性のイチモツや女性の乳首をアニメのカラスで加工するのは未だしも、ラブドールの乳首にまで加工を施してあるのには、逆にイヤらしく感じました(爆笑)。

 



私的には、フィリップ・ラショー監督自ら演じた冴羽獠役の熱演もさることながらも、エロディ・フォンタンによる槇村香役がすごく似合っていて雰囲気ありました。

 

 

冴子はあまり似ていなかったけどフランス人女優の方々かな(?)皆さん。お綺麗でしたね。

パンフを詳しく読みますと、モナコでの下着のファッションショーのパーティーで歌っていた亀仙人みたいな丸坊主頭の歌手が歌う曲が1990年代にフランスで放送されていた際のフランス版シティーハンターの主題歌だそうでした。

 



有名女優のジェシカ・フォックス役のパメラ・アンダーソンの控え部屋から、スキッピーとパンチョを連れ出す方法が、本当に、まさに漫画チックで、日本映画ではなかなか実写化しない様なド派手でドタバタな撮影手法で、それまで笑い声を出すのを我慢していましたが、この一連のシーンでは思わず声を上げて笑ってしまいました。

今回、有名女優のジェシカ・フォックス役にパメラ・アンダーソンを起用したのは、1990年代を象徴する存在としてオファーしたらしいです。
相変わらずお美しい魅惑的な女優さんでしたね。

 



エンディングには、日本上映版オリジナルだからなのかどうか分からないのですが、エンドロールの多数の挿入曲のテロップがある中央部に、小さな文字でしたが「GetWild」という曲名があったのと、本作品の製作がフランス・ソニーピクチャーズ社が関与しているらしいので、ソニーミュージック所属のTMネットワークの楽曲使用は問題ないからか、TMネットワークの「GetWild」が流れて、作品の締めと言うのも、ピタッと決まって、感動的でしたね!

 



私的な感想としましては、
もう満点でも間違いないくらいに、私には面白かったのですが、ただ笑いのツボが違うのか、動物愛護団体からすごい苦情が舞い込みそうな演出シーンには流石に笑えなかったでしたし、また、何よりも、無いものねだりになってしまうのかも知れないですが、これまで冴羽獠と言えば、声の出演は神谷明さんと日本のアニメ界では相場が決まっていたのを、今回の実写版は全くの別物と言うことで、神谷明さん御本人、そして槇村香役の声優の伊倉一恵さんが、このフランス製実写版については、日本語吹替を辞退されて、山寺宏一さん&沢城みゆきさんが代役で、日本語吹替されたのですが、コレはこれで凄く良かったのですが、ただファン心理からしますと、叶うことならば、出来れば、やはり本家本元の神谷明さん&伊倉一恵さんコンビの吹替で観たかったのが正直なところでした。

 

 

この動物虐待的な演出の趣味の悪さと、この声の吹替の点で、マイナス10点として、五つ星評価的には、ほぼ満点の四つ星半評価の★★★★☆(90点)として、出来ることならば、続編を希望し、満点までの猶予を残しておきたいと思う次第です。

 

 

●『シティーハンターTHEMOVIE史上最香のミッション』本予告

 

 

 

 

※【ムビッチ】山寺宏一が“冴羽獠”の声を!「他の人がやるなら…と依頼を受けた」仏・実写版『シティーハンター』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。

鑑賞から、もう約2ヶ月近く経過しており、今更ながらになりますが、申し訳ありません。

本作品の公開1週間後の10月18日(金)に、滋賀県草津市のイオンシネマ草津まで、自分1人で鑑賞に行って来た、是枝裕和監督が、あの『万引き家族』で2018年の第71回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した後、最初に手掛けた映画であり、日本とフランスとで国際共同製作なされた作品『真実』の字幕版についての私の感想を、以下にブログ記事化させて頂きます。

 

 

「母と娘の虚実の掛け合い(19.11/18・字幕版)」

ジャンル:人間ドラマ

原題:LA VERITE

製作年/国:2019年/日本=フランス

配給:ギャガ

公式サイト:https://gaga.ne.jp/shinjitsu/

上映時間:108分

上映区分:一般(G)

公開日:2019年10月11日(金)

監督:是枝裕和

キャスト:

カトリーヌ・ドヌーブ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホーク、リュディビーヌ・サニエ、クレモンティーヌ・グルニエ、マノン・クラベル、アラン・リボル、クリスチャン・クラエ、ロジェ・バン・オール ほか

 

 

 

 

【解説】

「万引き家族」で第71回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した是枝裕和監督が、初めて国際共同製作で手がけた長編作品。

 

母と娘の間に隠された真実をめぐる物語を、フランスを代表する女優カトリーヌ・ドヌーブとジュリエット・ビノシュの共演で描く。

 

フランスの国民的大女優ファビエンヌが自伝本「真実」を出版し、それを祝うためという理由で、アメリカに暮らす脚本家の娘リュミールが、夫でテレビ俳優のハンクや娘のシャルロットを連れて母のもとを訪れる。

早速、母の自伝を読んだリュミールだったが、そこにはありもしないエピソードが書かれており、憤慨した彼女は母を問いただすが、ファビエンヌは意に介さない。

しかし、その自伝をきっかけに、母と娘の間に隠されていた愛憎渦巻く真実が次第に明らかになっていく。

女優として優れていることを何よりも優先するファビエンヌをドヌーブ、娘のリュミールをビノシュが演じた。

そのほかリュミールの夫ハンク役でイーサン・ホーク、ファビエンヌの共演女優役でリュディビーヌ・サニエら実力派キャストが顔をそろえる。

 

2019年・第76回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品。日本人監督の作品として初めて、同映画祭のオープニング作品として上映される。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

是枝裕和監督は、ジュリエット・ビノシュ御本人から「いつか一緒に映画を作りましょう。」との監督のオファーのラブコールを以前から受けていたらしく、それがようやく実現するに至ったと思ったら、ジュリエット・ビノシュの起用だけでも凄いのに、大御所女優のカトリーヌ・ドヌーブとで母娘役で初共演という本当に強力な配役。

 

 

撮影は全編フランスで行い、近年、世界的な注目度を一層にも増したベネチア国際映画祭のオープニング作品にもなった。などと並び立てれば仰々しいですが、映画自体は自由で軽やか、それでいて、こぢんまりとした家族のお話でした。

 

 

カトリーヌ・ドヌーブの役は、パリに住む「国民的大女優」のファビエンヌ。

 

 

ジュリエット・ビノシュは、一人娘でニューヨークで脚本家をしているリュミール。

 

 

秋、リュミールが、夫のハンク(イーサン・ホーク)と娘のシャルロット(クレモンティーヌ・グルニエ)を連れて久々に里帰りした日から、この物語は始まります。

 

 

折しも、母であり大女優が書いた自伝が刷り上がってきます。

しかし、書名は『真実』なのに、実に、うそが多い。

とりわけ、母娘の人生を振り返った時に欠くことができない人のことも自伝に書いていない。

「いったいどういうつもりなのか。」と娘は改めて母と向き合い詰問するのでした。

 

 

映画が始まってすぐ、このファビエンヌという女優から目が離せなくなります。女王様然とした魅力の持ち主。歯に衣着せぬ物言いは、単にいい加減だからか、正直だからか。

それに比べて、リュミールの何と真っ当なこと。

 

 

この作品は、女優としての人生を最優先にしてきた母と、その陰で複雑な思いを抱えて生きてきた娘が、氷の様に冷え切った愛憎心を乗り越えて確執から和解に至る物語だということは、直ぐに分かります。

その「雪解け」を目指してドラマが進んでいくだろうこともなんとなく想定出来ます。

しかしながら、案に反して、物語は、それほど真っ直ぐには進行しません。あたかも大きく蛇行して流れるセーヌ川の様でした。

 

 

と言うのも、この2人の背後には、何やら「背後霊」のような女性・サラおばさんという存在が見え隠れするからでした。

物語は、ファビエンヌが、もうとっくに死んだはずのサラという女性に対して、負い目或いは引け目なのか、なにやら複雑な感情を抱き続けているらしいことがほのめかされます。

 

 

そして、劇中劇の映画に登場する若手女優役のマノン・ルノワール(マノン・クラベル)は、母ファビエンヌがオファーを受けた劇中映画の主演女優なのですが、彼女には、なにやら「不在となったサラ」の面影が投影されているようでした。

このサラという女性像を、画面上には一切登場させないながらも、その容姿が透けて見えるかのような台詞廻しと、大女優ファビエンヌ役演じるカトリーヌ・ドヌーブの美しいまでの図太い存在感の対比が面白く、是枝裕和監督の脚本の妙でした。

 

 

最初は意味が分からなかった劇中劇の映画も作品のテーマと密接に結びついていることも徐々に分かってきます。

 

 

また、この映画を面白くしているのは、虚構というものの力でもありました。

母と娘は、本当の気持ちを伝えるために、お互いで、ひと芝居を仕掛け合うことになるのですが、さて、どこまでがうそでどこまでが本当なのか。

カトリーヌ・ドヌーブとジュリエット・ビノシュが絶妙なサジ加減で演じる、ファビエンヌとリュミールの虚実入り交じった軽やかな遣り取りに引き込まれてしまう。大女優である母と、女優にならずに脚本家となった娘とが、虚実を掛け合いながら、ある種の幸せな共犯関係で結ばれるのでした。

 

 

出てくる俳優陣全員が、配役がピタッとはまっており、その演技には皆惚れ惚れするくらいでしたが、特に、子役に自然なお芝居をさせることで定評のある子役の演技指導は是枝裕和監督の十八番ですけれど、言葉が通じない外国の子役の演技指導をいったいどうやったのだろうか?フランスでもその実力は生かされていましたね。

ついでに言うと犬の演技まで上手いし、更には、ゾウガメまでが上手かった(笑)。

 

 

また、ジュリエット・ビノシュとイーサン・ホーク演じる夫婦の子供役の女の子・シャルロット役のクレモンティーヌ・グルニエちゃんの存在が、劇中でとても効いていました。

「子はかすがい」とは言うけれど、「孫はかすがい」とばかりの活躍ぶりでした。

 

 

孫娘シャルロット役のクレモンティーヌ・グルニエちゃんは、演技未経験とは思えない物怖じしない可愛さで魅了していましたね。

 

 

さて、この映画は最後はいったいどの様にまとめるのだろう?と観ていると、娘のリュミール役のジュリエット・ビノシュが脚本家という設定を上手く皮肉を効かせて、開放的で前向きなエンディングに持って行ってくれました。

ですので、この日一日、この映画の心地よい余韻が残りました。

 

 

※この日は、この映画のみでお腹がいっぱいになってしまったので、ある意味、体調不全と言うことで、当初は、この日公開初日の上田慎一郎監督の長編作品の第二弾『スペシャル・アクターズ』と、2本続けてハシゴ観鑑賞しようと思っていたのですが、結局は、『スペシャル・アクターズ』については、翌日の朝イチの舞台挨拶付き上映を観る事にして帰宅しました。

 

 

私的な評価としましては、

是枝裕和監督テーストの日仏折衷映画でありながらも、是枝裕和監督らしい<家族>をめぐる物語で、そこかしこに「らしさ」が感じ取れましたし、豪華俳優陣の素晴らしい演技で魅せてくれた素敵な映画でした。

また、フランス語と英語とを使い分けた演出もあったので本作は出来ることならば絶対に字幕版で観るに限るかとも思ってはいたのですが、状況説明のための台詞の応酬には、日本語の脚本の台本をそのままフランス語に訳していたかのような部分も見て取れましたので、あながち、声の出演の担当者に違和感はあれども、日本語吹替版バージョンを一見する価値もあるのかも。

撮影も上手かったし、音楽も良い。ましてや豪華俳優陣が素晴らしい演技で魅せてくれる作品で、是枝裕和監督の初の海外進出作品としてはまずまずの出来映えだったのではと思われました。

従いまして、五つ星評価的には、満点までは行かないながらも、高評価の四つ星評価の★★★★(80点)の評価も相応しい作品かと思いました次第です。

 

 

※尚、2019年の11月1日(金)から一部の劇場で上映開始をしている、映画『真実』(特別編集版)では、夫のハンク役のイーサン・ホークにも更にスポットライトを当てた、イーサン・ホークのファンの御方々には堪らないバージョンのひと味違った作品となっているそうなので、私も、機会があれば、そちらの方も是非観てみたいですね。

 


▲是枝裕和監督の『万引き家族』(2018年)の私の感想をまとめた記事も、一応、リブログさせて頂きましたので、ご参考まで。

 

 

 

 

 

 

●映画『真実』本予告

 

 

 

 

 

 

 

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今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。

今更ながらですが、本作品は、本日の木曜日を以て上映終了日のシネコンも多いようですので、慌てて私が観た感想をブログ記事化させて頂きました。

 

※因みに、私は、主治医からのお勧め映画ということで、約2ヶ月ほど前の、10月の連休の体育の日の10月14日(月)の公開4日目に、イオンシネマ京都桂川にて、本作品『イエスタデイ』を鑑賞。

鑑賞に行った際も、連休最終日という事も起因しているかとは思いますが、上映されていたスクリーン自体が小さい箱だったからかとも思いますが、朝一番にシネコンに駆け込んだのに、既にチケットが「残り僅か」となっていて、直ぐさま満席となってしまい、すごく焦ったことを思い出します。

 

 

「ザ・ビートルズへのラブレター的な映画(19.10/14・2D字幕)」

ジャンル:人間ドラマ

原題:YESTERDAY

製作年/国:2019年/イギリス

配給:東宝東和

公式サイト:https://yesterdaymovie.jp/

上映時間:117分

上映区分:一般(G)

公開日:2019年10月11日(金)

監督:ダニー・ボイル

キャスト:

ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ、エド・シーラン(本人役)、ケイト・マッキノン、ジョエル・フライ、アレクサンダー・アーノルド、ラモーネ・モリス、ジェームズ・コーデン(本人役)、ミーラ・サイアル、ザンジーブ・バスカー、ロバート・カーライル ほか

 

 

【解説】

「トレインスポッティング」「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督と「ラブ・アクチュアリー」の脚本家リチャード・カーティスがタッグを組み、「ザ・ビートルズ」の名曲の数々に乗せて描くコメディドラマ。

 

イギリスの小さな海辺の町で暮らすシンガーソングライターのジャックは、幼なじみの親友エリーから献身的に支えられているものの全く売れず、音楽で有名になる夢を諦めかけていた。

 

そんなある日、世界規模の瞬間的な停電が発生し、ジャックは交通事故で昏睡状態に陥ってしまう。

 

目を覚ますとそこは、史上最も有名なはずのバンド「ザ・ビートルズ」が存在しない世界になっていた。彼らの名曲を覚えているのは世界でただひとり、ジャックだけで……。

 

イギリスの人気テレビドラマ「イーストエンダーズ」のヒメーシュ・パテルが主演を務め、「マンマ・ミーア! ヒア・ウィ・ゴー」のリリー・ジェームズ、「ゴーストバスターズ」のケイト・マッキノンが共演。

 

シンガーソングライターのエド・シーランが本人役で出演する。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

『スラムドッグ$ミリオネア』のオスカー監督のダニー・ボイルと、ロマンティック・コメディの大家リチャード・カーティスが組んだファンタジー・ラブコメディ。

 



普段、ザ・ビートルズの楽曲を訳しながら聴く機会もないので、今回、日本語字幕で改めて名曲の数々を訳詞を観ながら聴きますと、流石に凄く心に響くものがありました。
その点では、鑑賞後に、サントラ盤を購入するぐらいに満足できたのですが、ザ・ビートルズへのラブレター的映画としては「ザ・ビートルズが存在しない世界」を描くというアイデア自体は秀逸ではあったのですが、お話しの出来映えとしてはもうあと一歩といったところでしょうか。

 


主演のヒメーシュ・パテルのことは全く知らなかったのですが、無名のミュージシャンを地でいくような哀愁を漂わせつつ、ユーモラスな雰囲気を醸し出す表情がうまくハマっていましたし、今回、本作品の主演オーディションを見事に勝ち取った歌声もなかなかのものでした。

 

▲『イエスタデイ』オリジナル・サウンドトラック(定価:2.500円+税)。


お話し的には、予告編にもある様に、鳴かず飛ばずの無名のミュージシャンのジャック(ヒメーシュ・パテル)が幼馴染みのエリー(リリー・ジェームズ)をマネージャーとして献身的なサポートも空しく全く売れず、音楽で有名になりたいという夢も萎えてしまい、ついにその夢を諦めた日、12秒間、世界規模で謎の大停電が発生。
真っ暗の中、交通事故に遭ったジャックが、昏睡状態から目を覚ますと・・・。

史上最も有名なバンド、ザ・ビートルズが世の中に存在していない!!!
世界中で彼らを知っているのはジャック1人だけ!?

ザ・ビートルズの存在が消え去った摩訶不思議な状況の中、ジャックは記憶を頼りにザ・ビートルズの楽曲を披露するようになる。
すると、ライブは大盛況、SNSで大反響、マスコミも大注目!
さらに、その曲に魅了された超人気ミュージシャンのエド・シーランが突然やって来て、
モスクワでの彼のワールドツアーの前座を任されることに。
エドも嫉妬するほどのパフォーマンスを披露すると、ついにメジャーデビューのオファーが舞い込み、ジャックはロサンゼルスへと向かう。
思いがけず夢を叶えたかに見えたジャックだったが・・・。

といったイントロダクションの映画でした。

 



このパラレルワールドというか、アニメ『スパイダーマン:スパイダーバース』のようなマルチバース(多元宇宙理論)的な発想の世界の中とは言え、ジャックは、あれよあれよと時の人となり、富と名声にまみれ、罪悪感にもさいなまれながらも、ザ・ビートルズの曲を歌っているとそれはそれで気持ちが良い。

 

 

と、ここまではファンタジーなのですが、お話しの展開としては、ダメ男が架空のサクセスストーリーの中、最後は痛いしっぺ返しにあって人生を見つめ直す映画かと思いきや、流石に、リチャード・カーティス原案・脚本だけあって、ジャックとエリーの幼馴染みの恋の行方は、果たして成就するのだろうかといった、結局は王道ラブコメディ。
全くもって優柔不断な幼い2人の関係がもどかしく、また焦れったいジャックを心の中からついつい、ののしってしまうほどでした。

 



エリー役のリリー・ジェームズがとにかくチャーミングで献身的なので、何故にジャックにそこまで思いを寄せるのか「人は見かけによらぬもの」とはこの事かと思うほどでした。
ジャックが、本当に大切なもの・大切な人・大切な事に目覚めるまでの過程が焦れったくてイライラさせられ通しでした。
それこそ「Help!」の歌詞などが上手くマッチングする演出には哀しいやら面白いやら。

 



グラミー賞アーティストのエド・シーランは、それこそ本当のチョイ役くらいの出演だと思っていたら、予想外に出演シーンも多く、このお話しの展開を左右する重要な役割を担うほどだったのも驚かされました。

 


芸能プロダクションのマネージャー役をノリノリで演じたケイト・マッキノン姐さんも良い仕事をしていました。

 



ジャックを監察するかのように見ている謎の男女の存在や、ザ・ビートルズといえば今は亡き彼の人の扱いは意表を突いていましたが、ザ・ビートルズへのラブレター的な映画だけあって尊敬の念をも表現したのかと思いました。

 



同じ事実を歪めて、あった出来事を変えるにしても、クエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)よりも、今作での彼の人の登場の方が多幸感が溢れてきましたね。
また、パラレルワールドに紛れ込んだジャック以外には、ザ・ビートルズ以外にもオアシスやコカコーラやシガレット(タバコ)など・・・。も存在しない世界という小ネタも面白かったですね。

 



あたかも、さも現代のCDアルバムの製作過程を揶揄するようなくだりも面白かったですが、ジャックの採った結末が『はじまりのうた』(2013年)と同じ様な結末だったのが少々残念でしたが、あのような同じケリの付け方しか仕方がなかったのかな。

出来れば、ジャックのオリジナル曲という想定の『サマーソング』をもっと上手く使って欲しかったですね。

例えば、ラストはザ・ビートルズの『オブラディ・オブラダ』やEDロールの『ヘイ・ジュード』よりも、最後は、ジャックの『サマーソング』で締めるとかにして欲しかったですね。



私的な評価としましては、
パラレルワールドというか、マルチバース(多元宇宙理論)的な発想の世界に紛れ込んだ先は、「ザ・ビートルズが存在しない世界」だったというザ・ビートルズに向けたラブレター的な映画にしては、逆説的なアプローチで、発想自体はすごく秀逸。
そう言ったファンタジー映画の体裁を採りつつも、音楽映画であり、また、王道のラブコメディという辺りは良いのですが、但しながらも、ラブコメ的な面ではややお話しの展開が先読み出来てしまう辺りが、いま一歩な感もあり、非常に面白い題材の映画だけにちょっぴり惜しかったですね。
ですので、五つ星評価的には、高評価ではありながらも、四つ星評価の★★★★(80点)くらいの評価が相応しい音楽映画と思いました次第です。

 

●映画『イエスタデイ』予告

 

 

●YESTERDAY MOVIE SOUNDTRACK
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ダニー・ボイル監督作品】

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【リチャード・カーティス監督作品】

 

 

 

 

※本日の12/5(木)に上映終了日を迎えるシネコンが多いようですので、出来るならば音楽映画でもありますので、大きなスクリーンでご覧

下さればと思います。

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。