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HALUの映画鑑賞ライフのBlog

~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

その昔、かつてカトリック教徒だった時期もあった私の父親のたっての希望もあり、予てから本作は父親と一緒に観に行こうと決めていた作品。

但しながらも、3月20日(木・祝)の公開当初は、何故だか京都市内ではTOHOシネマズ二条とMOVIX京都の僅か2館でしか公開館がなかったので、駐車場料金が安い方のTOHOシネマズ二条の方で、その当時は前教皇フランシスコが未だご存命で病気療養中だった、3月25日(火)に鑑賞に出向いて来ました。

その際の感想を、ちょうど映画の日本公開とのタイミングを見計らったように、先日の5月7日(水)からフランシスコ教皇の死去に伴う教皇選挙「コンクラーベ」が実施された事もあり、今更ながらにはなりますが、拙ブログにも記録として残しておこうと思います。

 

 

今年度の13本目の劇場鑑賞作品。

(今年度のTOHOシネマズ二条での1本目の劇場鑑賞作品。)

 

 

 

「密室投票による聖職者たちの票取り合戦。(25.3/25・2D字幕)」

ジャンル:社会派ドラマ/ミステリー

原題または英題:Conclave

製作年/国:2024年/アメリカ・イギリス合作

製作会社:フィルムネイション・エンターテインメント /  インディアン・ペイントブラッシュ

配給:キノフィルムズ

公式サイト:https://cclv-movie.jp/

上映時間:120分

上映区分:一般(G)

劇場公開日:2025年3月20日(木・祝)

 

【スタッフ】

原作:ロバート・ハリス『教皇選挙』(Conclave、未邦訳)

製作:テッサ・ロス / ジュリエット・ハウエル / マイケル・A・ジャックマン / アリス・ドーソン / ロバート・ハリス

製作総指揮:スティーブン・レイルズ / グレン・バスナー / アリソン・コーエン / ミラン・ポペルカ / ベン・ブラウニング / レン・ブラバトニック / ダニー・コーエン / マリオ・ジャナーニ / ロレンツォ・ガンガロッサ / エドワード・ベルガー / レイフ・ファインズ / ロビン・スロボ / ピーター・ストローハン / トーマス・アルフレッドソン

撮影:ステファーヌ・フォンテーヌ

美術:スージー・デイビス

衣装:リジー・クリストル

編集:ニック・エマーソン

音楽:フォルカー・ベルテルマン

キャスティング:ニーナ・ゴードン / マーティン・ウエア

脚本:ピーター・ストローハン

監督:エドワード・ベルガー

 

【キャスト(配役名)】

レイフ・ファインズ(トマス・ローレンス首席枢機卿) / スタンリー・トゥッチ(アルド・ベリーニ枢機卿) / ジョン・リスゴー(ジョー・トランブレ枢機卿) / セルジオ・カステリット(ゴッフレード・テデスコ枢機卿) / ルシアン・ムサマティ(ジョシュア・アデイエミ枢機卿) / カルロス・ディエス(ヴィンセント・ベニテス枢機卿) / メラーブ・ニニッゼ(サラディン枢機卿) / ブライアン・F・オバーン(モンシニョール・レイモンド・”レイ”・オマリー) / イザベラ・ロッセリーニ(シスター・アグネス) / ジャセック・コーマン(ウォズニアック大司教) その他

 

 

 

【解説・あらすじ】

第95回アカデミー賞で国際長編映画賞ほか4部門を受賞した「西部戦線異状なし」のエドワード・ベルガー監督が、ローマ教皇選挙の舞台裏と内幕に迫ったミステリー。

全世界14億人以上の信徒を誇るキリスト教最大の教派・カトリック教会。その最高指導者で、バチカン市国の元首であるローマ教皇が亡くなった。新教皇を決める教皇選挙「コンクラーベ」に世界中から100人を超える候補者たちが集まり、システィーナ礼拝堂の閉ざされた扉の向こうで極秘の投票がスタートする。票が割れる中、水面下でさまざまな陰謀、差別、スキャンダルがうごめいていく。選挙を執り仕切ることとなったローレンス枢機卿は、バチカンを震撼させるある秘密を知ることとなる。

ローレンス枢機卿を「シンドラーのリスト」「イングリッシュ・ペイシェント」の名優レイフ・ファインズが演じるほか、「プラダを着た悪魔」のスタンリー・トゥッチ、「スキャンダル」のジョン・リスゴー、「ブルーベルベット」のイザベラ・ロッセリーニらが脇を固める。第97回アカデミー賞で作品、主演男優、助演女優、脚色など計8部門でノミネートされ、脚色賞を受賞した。

 

(以上、映画.comより引用抜粋。)

 

 

  コンクラーベとは・・・。

 

そもそも「コンクラーベ」とはラテン語で”鍵のかかった部屋”を意味する密室での投票のことを指すらしく、新しいローマ教皇を選ぶには、徹底的に秘密裏に、携帯電話をはじめ、外部との一切の接触が禁じられた中、枢機卿たちが匿名の秘密投票の互選で選ぶのが慣例となっています。

 

 

 

細長い煙突から白い煙が立ち上り、サン・ピエトロ広場に押し寄せた人々が歓喜の声を上げる。

全世界に14億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派、ローマ・カトリック教会。その最高指導者にしてバチカン市国の元首でもあるローマ教皇が新しく選任された時のお馴染みの光景。

 

 

本作は、その白煙が上がるまでの紆余曲折を追った物語であり、ベールに覆われた<選挙>の内幕に迫った極上のミステリー作品でもありました。

 

 

 

ローマ教皇(最近まで「法王」と呼んでいましたが、今は「教皇」という呼称で統一されています。)が急逝し、教皇に次ぐローマ教皇庁の高位聖職者・枢機卿の中でも首席枢機卿のトマス・ローレンス(レイフ・ファインズ)が教皇選挙「コンクラーベ」を執行する事になるのでした。

 

 

  劇中の主な登場人物の相関図。

 

 

100人以上の枢機卿がシスティーナ礼拝堂に集まる中、劇中で実施される新教皇を選ぶ教皇選挙(コンクラーベ)の有力候補としましては、以下の4人の名前が取り沙汰される中、そんな選挙の準備で慌ただしくなるバチカンに、前教皇が秘密裏に任命していた枢機卿・ベニテス(カルロス・ディエス)が現れるのでした。

 

  劇中の教皇選挙の有力候補たち。

 

●リベラル派最先鋒のアメリカ人アルド・ベリーニ枢機卿(スタンリー・トゥッチ)。

 

●穏健保守派のカナダ人ジョー・トランブレ枢機卿(ジョン・リスゴー)。

 

●選任されれば初のアフリカ系教皇となるナイジェリア人ジョシュア・アデイエミ枢機卿(ルシアン・ムサマティ)

 

●保守派で伝統主義者のイタリア人ゴッフレード・テデスコ枢機卿(セルジオ・カステリット)。

 

 

劇中の彼らの人物設定やその言動は、あたかも伝統と改革との間で揺れるローマ・カトリック教会の現状を映し出すかのようでもありました。

コンクラーベのためにバチカンに集った100人以上の枢機卿たちが国籍や人種、派閥によって分断され、票取り合戦のために争う様子は、現代社会の縮図のようでもありました。

 

 

総得票数の3分の2以上を得る候補がいなければ、投票はやり直し。

票をまとめる駆け引きが水面下で進む一方で、有力候補に対する差別、或いはスキャンダルや陰謀が次々に発覚し、投票で教皇が決まらなかったことを知らせる黒い煙が煙突から何度も上がるのでした。

 

 

そして突如、ある事件が起こるのでした。

枢機卿たちは遮断していた外部の状況を知り、愕然とするのでした。

そしてそれは、権力者になろうと謀る票取り合戦のパワーゲームにいつの間にか夢中になっていた観客も同じであって、直ぐそばの深刻な問題にも気が付かずに、頭でっかちな政治劇が繰り広げられていたことを思い知らされることとなるのでした。

 

 

投票が行なわれるシスティーナ礼拝堂の美術セットや枢機卿たちの衣装に至るまでもが細部まで精巧に作られていて、厳重に閉ざされた世界の密室劇の映像に実に説得力を持たせていました。

ここにも、エドワード・ベルガー監督のこだわりが垣間見えました。

 

 

 

先月の4月21日(月)に死去された前教皇フランシスコはアルゼンチン生まれで教皇としては初の南米出身者。

劇中、一歩引いた立場から争いを見つめ、終盤でスポットライトが当たるベニテス枢機卿もメキシコ人という設定であり、最後に枢機卿たちの目を覚まさせる彼の言葉は、ローマ・カトリック教会のみならず、世界中の人々が進むべき道を照らしているかのようでもありました。

 

 

  私的評価:★★★★☆(90点)。

 

 

本作は、ベールに覆われた教皇選挙(コンクラーベ)のその内幕を知りたいという観客の興味本位の欲求を満たしてくれるのみならず、レイフ・ファインズはじめ俳優の個々の抑制の効いた演技もさることながら、美術、衣装、映像、音楽、シナリオなどにて支える総合芸術たる映画の素晴らしさを改めて感じさせてくれる実に良く出来た極上のミステリー作品でもありました。

 

 

従いまして、特に脚本の出来映えが(いったい原作のどの辺りを改変し脚色したのかは不明ですが)、予想以上に素晴らしくて、あっという間に観終わってしまった感もあり、また、あまりにも意外性のあるラストの展開の点で、いくら”多様性”の時代だからといえども、各観客により賛否も大きく分かれるのかとも思われました。

 

ただ、私的な評価としましては、五ツ星評価的には、ほぼ満点の★★★★☆(90点)の評価も相応しい作品かと思いました次第です。

 

 

 

 

 

〇【アカデミー賞《脚色賞》受賞】映画『教皇選挙』予告|3月20日[木・祝]全国公開

 

 

 

  第267代ローマ教皇はアメリカ出身のレオ14世に決定。

 

因みに、今回、現実世界でも、5月7日(水)から開催された、フランシスコ前教皇の死去に伴う、2025年教皇選挙(コンクラーベ)では、4度に亘る投票の末、日本時間、5月9日(金)午前1時過ぎ、システィーナ礼拝堂の煙突から白煙が上がり、アメリカ出身のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿が新しい第267代ローマ教皇に選出され、レオ14世と名乗ることとなりました。

アメリカ出身の教皇が誕生するのは初めてとなりました。

 

 

〇【新ローマ教皇】「レオ14世」初のアメリカ出身 日本人枢機卿語る“秘密の選挙”舞台裏『バンキシャ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

先月の4月も、両親それぞれの通院の為にマイカーでの送迎が週3回以上あったり、週末はスーパーマーケットまで毎週買い出しに行かなくてはならないなど、なかなか観たい映画を映画館で観る機会が取れなかったので、結局、4月に観ることが出来たのは、邦画の『ファーストキス 1ST KISS』と『花まんま』の2作品のみでした。

 

そうこうしているうちに、観に行きたかった洋画なども次々に上映終了していく中、急激な天候の変化に身体が付いていかず、私も体調が芳しくないうえに、心の病の後遺症で混雑が苦手なために、ゴールデンウィーク期間中は出来るだけ映画館などには行かずに、配信作品を視聴することで我慢しようと、1975年に東映製作の映画『新幹線大爆破』のリブート版である、Netflix映画『新幹線大爆破』を両親と一緒に自宅鑑賞。

その際の感想などについて、拙ブログにも記録に残しておきたいと思います。

 

 

「新幹線の特撮・CG映像の出来映えはほぼ完璧ながら、後半のドラマパートの説得力が弱かった点が実に惜しい作品(25.5/2・Netflix配信)」

 

ジャンル:パニック/サスペンス

原題または英題:Bullet Train Explosion

製作年/国:2025年/日本

制作会社:エピスコープ株式会社

製作会社:Netflix

配信:Netflix

公式サイト:https://www.netflix.com/title/81629968

上映時間:137分

配信開始日:2025年4月23日(水)

 

【スタッフ】

原作:東映映画『新幹線大爆破』(1975年)

(※監督・佐藤純彌、脚本:小野竜之助 / 佐藤純彌)

脚本:中川和博 / 大庭功睦

准監督:尾上克郎

プロデューサー:石塚紘太

ラインプロデューサー:森賢正

撮影:一坪悠介 / 鈴木啓造

照明:浜田研一

録音:田中博信

美術:佐久嶋依里 / 加藤たく郎

装飾:松下利秀

スタイリスト:伊賀大介

ヘアメイク:吉川なるみ / 会川敦子

スタントコーディネーター:田渕景也 / 掛川将希

編集:梅脇かおり / 佐藤敦紀

VFXスーパーバイザー:佐藤敦紀

Composting Supervisor:白石哲也

ポストプロダクションスーパーバイザー:上田倫人

カラリスト:石山将弘

リレコーディングミキサー:佐藤宏明(moimoi) / 田中章義 / 米津裕二郎

音響効果;荒川ひろし

スクリプター:増子さおり

キャスティング:杉野剛

助監督:中山権正

制作担当:斉藤大和

メカデザイン:高倉武史

プロップデザイン:庵野秀明

画コンテ:樋口真嗣

音楽;岩崎太整 / yuma yamaguchi

ミュージックスーパーバイザー:千陽崇之

特別協力:東日本旅客鉄道株式会社 / 株式会社ジェイアール東日本企画

原作協力:東映株式会社

監督:樋口真嗣

 

【キャスト(配役名)】

〇JR東日本

草彅剛(高市和也:はやぶさ60号本務車掌)/ 細田佳央太(藤井慶次:はやぶさ60号便乗車掌)/のん(松本千花:はやぶさ60号運転士)/ 大原優乃(二宮春香:はやぶさ60号アテンダント)

〇新幹線総合指令所

斎藤工(笠置雄一:JR東日本新幹線総合指令所の総括指令長)/ 村本明久(輸送指令長)/ 森優作(永野輸送指令員・盛岡台担当) / 佐藤貢三(石川副長) / 青柳尊哉(向井輸送指令員・大宮台担当) / さかたりさ(奈良正美輸送指令員・東京台担当) / 木原勝利(五木輸送指令員・仙台台担当) / 志武明日香(村山輸送指令員) / 小野田せっかく(旅客指令長) 

〇その他JR東日本関係

尾上松也(福岡祐希) / 田中要次(新庄一) / 大場泰正(吉村慎之介) / 西野惠未(山本由紀乃)/ 高柳良一(併走するALFA-Xの運転士) / ゆりやんレトリィバァ(車内アナウンスの声) / 島津健太郎(戸塚雅史) / 白石和彌(作業員) / キンタオカ(新幹線総合車両センター副長) / 有沢雪(宮下:JR東日本ご意見承りセンターの職員) / 杉山ひこひこ(有沢の上司) / 山田百次(職員1) / 福井弘孝(吉村慎之介の部下)

 

〇はやぶさ60号乗客

要潤(等々力満:起業家YouTuber)/ 尾野真千子(加賀美裕子衆議院議員・ママ活先生)/ 黒田大輔(林広大・加賀美裕子議員の秘書) / 大後寿々花(市川さくら:高校の修学旅行生の引率教員) / 豊嶋花(小野寺柚月) / 中山ひなの(青山穂花)、 中島瑠菜(綿貫葵)、増田怜雄(武井)、佐月絵美(紗奈)、南雲聖広、桜木莉子、松永翔一、平井こと(以上、修学旅行の高校生)/ 松尾諭(後藤正義) / 六平直政(篠原圭造:第一種電気工事士) / 屋敷紘子(篠原圭造の妻) / 今野浩喜(野坂)/ 前田愛(医師)/ 岡部ひろき(金本)、金子鈴幸(島:動画配信チーム) / 藤田梨々花、羽崎ほの(ツキテラ:アイドル歌手)

 

〇警察関係者

岩谷健司(川越吉晴:警視庁捜査一課特殊犯捜査係・警部補) / 谷口翔太(茂木剛)、國本鐘健、月川修、山澤亮太、志田美由紀(以上、捜査一課特殊犯捜査係の捜査員の刑事)

 

〇政府関係者

坂東彌十郎(諏訪茂:内閣官房長官) / 田村健太郎(佐々木健太郎:総理補佐官)

 

〇報道関係者

中村加弥乃(福田:日東新聞記者) / 笠井信輔(本人役:ワイドショーのメインキャスター) / 大坪奈津子(本人役)、南田裕介(本人役)、村井美和(本人役:以上、ワイドショーのコメンテーター)/ 八重樫佑太(アナウンサー)

 

〇その他

森達也(小野寺勉:柚月の父親) / ピエール瀧(古賀勝利)

 

(以上、Wikipediaより引用抜粋。)

 

 

【解説・あらすじ】

高倉健が主演、千葉真一、田中邦衛、宇津井健ら、そうそうたる俳優たちが共演した1975年東映製作の名作サスペンスパニック大作「新幹線大爆破」を、「シン・ゴジラ」の樋口真嗣監督がメガホンをとり、現代版として新たに映画化。走行中の新幹線に一定の速度を下回ると作動する爆弾が仕掛けられ、危機に直面した乗務員・乗客や鉄道会社、政府、警察の面々と、爆弾を仕掛けた犯人が繰り広げるノンストップの攻防戦を描く。

新青森から東京へ向けて定刻どおり出発した新幹線「はやぶさ60号」。車掌の高市和也は、いつもと変わらぬ思いで乗客を迎える。そんな中、1本の緊迫した電話が入る。その内容は、はやぶさ60号に爆弾を仕掛けたというものだった。爆弾は、新幹線の時速が100キロを下回ると即座に爆発するという。高市は極限状況の中、乗客を守り、爆発を回避すべく奔走する。一方、犯人は爆弾解除のかわりに1000億円を要求してくる。はやぶさ60号の乗務員・乗客はさまざまな窮地と混乱に直面し、事態は鉄道会社や政府、警察、国民をも巻き込み、犯人とのギリギリの攻防戦へと展開していく。

主人公となる高市を草彅剛が演じ、同じ乗務員で車掌の藤井慶次役を細田佳央太、運転士の松本千花役をのんが務める。そのほか尾野真千子、要潤、豊嶋花、斎藤工ら豪華キャストが集結。JR東日本が特別協力し、実際の新幹線車両や施設を使用した撮影が行われた。Netflixで2025年4月23日から配信。

 

(以上、映画.comより引用抜粋。)

 

 

 

  撮影秘話と簡単なあらすじ

舞台を東海道・山陽新幹線から東北新幹線に移し、東京を発車する列車(ひかり109号)を舞台とした東映製作のオリジナル(1975年)版とは逆に、東京行きの列車(はやぶさ60号)を舞台とするパニック映画。

製作に当たって当時の国鉄から制作協力を断られたオリジナル版とは異なり、今作では、JR東日本が特別協力しており、運転士・車掌役の俳優は社員から指導を受け、実際の東北新幹線で撮影専用に貸切列車を7往復させて撮影されているとのこと。

 

 

【お話しの流れ】

東日本旅客鉄道株式会社盛岡新幹線車両センター青森派出所、いわゆる東北新幹線の車両基地で、盛岡新幹線運輸区所属の車掌である高市和也(草彅剛さん)は修学旅行の高校生達に新幹線についての説明や、質問に答えていた。

 

 

同日、高市は、新青森駅15時17分発、東京行きの東北新幹線はやぶさ60号に便乗車掌の藤井慶次(細田佳央太さん)と共に入線。

はやぶさ60号には、多くの修学旅行の高校生をはじめ、有名起業家、YouTuber、ママ活不倫疑惑を抱えた衆議院議員・ママ活先生こと加賀美裕子議員とその秘書など、沢山の乗客を乗せていたが、発車して直ぐに爆弾を仕掛けられていることが発覚。

時速100キロを下回ると起動し爆発する仕組みの爆弾を解除するための解除料として、犯人から日本国民全員に対して1,000億円という途方もない金額が提示されるのでしたが・・・。

 

といったイントロダクションのNetflix映画でした。

 

配信で自宅のTVモニターで観るよりも、映画館の大きなスクリーンでこそ映えるような本当に大きなスケールの映画でした。

 

 

  リブート版であり、続編でもある作品。

 

本作には、1975年に東映による製作・公開された同じタイトルの元ネタ映画があり、これは以前からよく知られていますが、新幹線をバスに置き換えたヤン・デ・ボン監督、キアヌ・リーブス主演で大ヒットした『スピード』(1994年)の元ネタでもある、あの『新幹線大爆破』のリメイクなのかと思いながら観始めた訳ですが、これは単なるリメイクではなく、リブート版であり、その続編という捉え方も出来る作品にもなっていました。

 

 

  現代風にアレンジしてある点も面白い!

 

大筋は東映によるオリジナル版と同じですが、半世紀前のオリジナル版は主に高倉健さん演じる犯人・沖田哲男の目線で描いた作品でしたが、今回のリブート版では草彅剛さん演じる高市車掌はじめ鉄道マンたちを主体にした描き方となっており、また、あれから50年を経て、現代を舞台にするに相応しい内容になっていて、そのアレンジも、なかなか面白く、特に、オリジナル版では不可能だった乗客救出作戦案を今作で敢行するなど、一旦観だすと止まらなくなり、深夜近くになるまで、年老いた両親と一緒に、ついつい最後まで見入ってしまいました。

 

 

黒電話(固定電話)・公衆電話やラジオやトランシーバーがスマホに、男性運転手が女性に、国鉄がJR東日本に、報道も、マスコミよりも、むしろYouTuberなどSNSが主体となったり、更に、身代金についても、クラウドファンディングや爆弾の解除料を投げ銭で集金したり、共犯者ともネットで繋がるなどは、50年前には、到底考えもつかない現代的な発想でしたね。

 

  東北新幹線と東海道新幹線とが直通運転出来ない理由。

 

 

ただ、草彅剛さん演じる高市車掌が思い付いた東北新幹線と東海道新幹線との乗り入れ案。あれはいただけないですね!

JR職員であれば、電圧は同じでも、東北新幹線の「はやぶさ」の場合にはそもそもが電源周波数60ヘルツには非対応の列車であるために、単に、いくら線路だけ繋げても、東海道新幹線での電源周波数50ヘルツ区域から60ヘルツ区域の管轄に入ってしまうと急激に減速してしまうか急停車してしまうのでは?ということは、漠然とでも知っているはずだろうとも思いますし、ましてやJR東日本新幹線総合指令所の面々もこの点について全く気が付かないのは、甚だ疑問ではありましたね。

 

▼詳しくは、以下の解説記事をご参照下さい。

 

 

 

元国鉄マンだった田中要次さんが保線担当者役として出演されているのも面白かったです。

 

 

 

 

  樋口真嗣監督の特撮技術には感服!

 

映画的には、樋口真嗣監督率いる特撮技術スタッフによるアナログ・デジタル双方からの特撮・CG映像の出来映え・クオリティの高さには目を見張るものがあり、ほぼ完璧な出来映えで、Xの投稿をはじめ、Netflix配信の視聴者からの絶賛評が多いのも頷けました。

 

 

私自身も鑑賞後には興奮のあまりに、今作をかなり絶賛していた1人であり、そんな私のX投稿に560以上もの「いいね」が付いてバズっているのもその証拠でしょうね。

 

 

 

目下、Netflixにおける日本国内第1位、世界第2位にランクイン!!!

 

  真犯人のリアリティさや説得力の無さが悔やまれた作品。

 

 

ただ、冷静になって考えてみますと、後半に入ってからのJK絡みのドラマパートが今イチでした。
その犯行動機は未だしも、真犯人が判明した後でも、その犯人に対して皆が寛容な態度過ぎたり、また、当初に爆破された貨物列車を含め、複数個の爆発物をあの犯人が列車内に果たして仕掛けることが可能なのかと思えば全く説得力がない点が悔やまれましたね。

 



まぁ、そこはエンタメ作品なので、重箱の隅をつつくような事を言っても仕方ないのかも知れないですが、もっとドラマパートの方にもリアリティや説得力を持たせて欲しかったと思った次第です。

 

  私的評価:★★★★(80点)。

 

樋口真嗣監督率いる特撮技術スタッフによる、かなりのクオリティの高さの特撮技術には感服するほか無かったので、満点にしたい衝動にも駆られるほどスリル溢れる映画になっていましたが、冷静になってよくよく考えますと、後半の真犯人にまつわるドラマパートがあまりにも説得力に欠けていたので、その点を減点対象とし、五ツ星評価的には★★★★(80点)の四ツ星評価とさせて頂きました。

 

 

〇映画『新幹線大爆破』(2025年)予告編|Netflix

 

 

 

〇逆線運転 - 緊急停車車両を回避せよ | 新幹線大爆破 | Netflix Japan

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

私ですが、3月12日(水)に映画『TATAMI』を観た感想を公式Xに投稿していたのですが、X投稿の際に感想投稿キャンペーンの該当のハッシュタグを付けて投稿していたからか、期せずして、わずか6名分しか当選する事がないという貴重な、柔道家・阿部詩選手の直筆サイン入り『TATAMI』劇場パンフレットorB2ポスターのプレゼント企画のうち、劇場パンフレットに見事に当選!

 

 

早速にも、先月末に、映画『TATAMI』の配給先ミモザフィルムズ様から賞品をご発送下さり、全く当選するような優れた内容の投稿でもなかったので、すごく驚きましたが、柔道の東京五輪2020のオリンピアンでもある阿部一二三選手&阿部詩選手のご兄妹は無論私もファンでもあるので、今回の当選に際しては、嬉しさもひとしおでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

株式会社ミモザフィルムズ御中

 

拝啓 貴社益々ご清栄の御事とお慶び申し上げます。

 

さて、この度は、数ある感想投稿の中から、私の感想投稿を選んで頂き、阿部詩選手の直筆サイン入りパンフレットに私を当選させて下さり本当に有り難うございました。

 

我が家の家宝のひとつに加えさせて頂きたいと思っております。

 

また、このような素敵な映画と出会えさせて下さった株式会社ミモザフィルムズ様には感謝の気持ちで一杯です。

 

今後ともどうか宜しくお願い申し上げます。

 

※尚、直筆サインを書いて下さった柔道家・阿部詩選手の方にも宜しくお伝え下されば幸甚に存じます。

 

敬具

 

 

 

▼以下に、先月、『TATAMI』を劇場鑑賞した際の私の感想記事をリブログさせて頂きました。つきましては、私個人的には、すごく心奮わされるほどの傑作かと思いましたので、是非参考までに当該記事もお目をお通し下されば幸いです。

 

 

〇映画『TATAMI』予告編|2025年2月28日(金)公開

 

 

 

〇【柔道家の阿部詩選手がナレーションに初挑戦!】映画『TATAMI』特別予告編|2025年2月28日(金)公開

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。