HALUの映画鑑賞ライフのBlog -103ページ目

HALUの映画鑑賞ライフのBlog

~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

私は、ブルース・リーの映画の中でも特に『死亡遊戯』のアクションシーンが大好きなのですが、そんな折りに、YouTube動画にて、森累珠(もり・るいす)さんという可愛いお嬢さんが、お母様相手にアクションをするといった、手作り感満載の『死亡遊戯』の完全再現動画をUPされていて、あまりにも面白いので思わず、この「るいちゅーぶ」というYouTubeチャンネルに、チャンネル登録してしまったほどでした。

 

 

 

先ずは、皆さんも、このブルース・リーを真似た完全再現動画を、是非ご視聴下さい。

 

○【完全版】死亡遊戯 完全再現(追加シーンあり)

 

 

 

 

○『死亡遊戯』オープニング動画

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も、最後までブログ記事をお読みくださり有難うございました。

この作品で史上最高齢の83歳で米国アカデミー賞主演男優賞を獲得したアンソニー・ホプキンスと、私の父親が同い年と言うこともあり、私の年老いた父親と共に、6月2日(水)に、滋賀県大津市の大津アレックスシネマまで、劇場鑑賞に出向いて来ました。

 

 

今年度の26本目の劇場鑑賞作品。

(※今年度の大津アレックスシネマでの15本目の劇場鑑賞作品。)

 

 

率直な感想としましては、

サー・アンソニー・ホプキンスが主演男優賞でオスカーを獲得したのも納得の演技が輝る映画であり、作品の内容も、介護者視点よりも、むしろ認知症患者本人の視点から見た内容である点で非常に珍しい作品でもあることから、サスペンスフルな展開のため、時間が経過するのもついつい忘れてしまうほどの素晴らしい出来映えでした。

 

 

※本年度・第93回アカデミー賞主演男優賞(アンソニー・ホプキンス)、脚色賞(フロリアン・ゼレール / クリストファー・ハンプトン)受賞作品。

 

 

 

「認知症患者の視点を疑似体験する作品(21.6/2・2D字幕)」

ジャンル:人間ドラマ

原題:The Father

製作年/国:2020年/イギリス=フランス合作

配給:ショウゲート

公式サイト:https://thefather.jp/

上映時間:97分

上映区分:一般(G)

公開日:2021年5月14日(金)

監督:フロリアン・ゼレール

脚本:フロリアン・ゼレール / クリストファー・ハンプトン

キャスト:

アンソニー・ホプキンス / オリビア・コールマン / マーク・ゲイティス / イモージェン・プーツ / ルーファス・シーウェル / オリヴィア・ウィリアムズ 

 

 

【解説】

名優アンソニー・ホプキンスが認知症の父親役を演じ、「羊たちの沈黙」以来、2度目のアカデミー主演男優賞を受賞した人間ドラマ。

 

日本を含め世界30カ国以上で上演された舞台「Le Pere 父」を基に、老いによる喪失と親子の揺れる絆を、記憶と時間が混迷していく父親の視点から描き出す。

 

ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは認知症により記憶が薄れ始めていたが、娘のアンが手配した介護人を拒否してしまう。

 

そんな折、アンソニーはアンから、新しい恋人とパリで暮らすと告げられる。

しかしアンソニーの自宅には、アンと結婚して10年以上になるという見知らぬ男が現れ、ここは自分とアンの家だと主張。

そしてアンソニーにはもう1人の娘ルーシーがいたはずだが、その姿はない。

 

現実と幻想の境界が曖昧になっていく中、アンソニーはある真実にたどり着く。

 

アン役に「女王陛下のお気に入り」のオリビア・コールマン。

 

原作者フロリアン・ゼレールが自らメガホンをとり、「危険な関係」の脚本家クリストファー・ハンプトンとゼレール監督が共同脚本を手がけた。

 

第93回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、助演女優賞など計6部門にノミネート。

アンソニー・ホプキンスの主演男優賞のほか、脚色賞を受賞した。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

人の寿命が延びた現代において、避けて通れないのが認知症問題。

認知症をテーマにした作品は多く、本作もその1つであり、年老いた父と、介護する娘の物語。

 

 

ですが、認知症患者のみが知りうる現実と幻想が交錯する不条理な世界へと、これほどまでに強く観客を引き込む作品はそうは滅多にないでしょうね。

 

 

精密な映像演出とリアルな演技の力の賜物と言えるでしょうね。

 

 

本年度の第93回米国アカデミー賞で、アンソニー・ホプキンスが主演男優賞、監督・脚本のフロリアン・ゼレールが脚色賞でオスカーを獲得した一本であったため、期待値のハードルをかなり高くして鑑賞に臨みましたが、期待を裏切らない素晴らしい出来映えの映画でした。

 

 

そもそもはフランスの小説家、劇作家でもあるフロリアン・ゼレール本人が自身の母親の介護経験の際の逸話などを元に戯曲化した、自らの戯曲の映画化であり、本作が長編映画の初監督作品でもあるそうです。

 

 

ロンドンで独り暮らしをするアンソニー(アンソニー・ホプキンス)のアパートを、娘のアン(オリビア・コールマン)が訪ねて来た。

 

 

彼女は「愛する人とパリに住む」というのですが、そんな或る日、リビングにアンの夫だという男が現れて、「ここは自分とアンの家だ」と告げるのでした。

 

 

 

違う俳優が、何故だか同じ名前を名乗る。

1つの場面が行きつ戻りつする。

こうしたサスペンス的な仕掛けは、観客の「登場人物」や「時間」の認識を奪う。

 

 

困惑の中で思い至ったのは、「これが記憶を失うということか」と。

じりじりする焦燥感と恐怖を、私たち観客自身がアンソニーの立場になって味わうことになるのでした。

更に、フロリアン・ゼレール監督は、「ここはどこか」をも曖昧にしていく。その間、カメラはアンソニーの部屋からほとんど動かない。

 

 

高齢男性の重厚な住まいのはずが、シーンごとに微妙に色彩を変え、いつの間にか娘アンの現代的なアパートにと変貌する。

そして遂には、全く別の「どこか」になるといった見事な映像演出で、観客も当惑せざるを得なくなるのでした。

 

 

すべてはこの、別の「どこか」で起きた出来事だったのかと、観客も、衝撃に襲われてしまうことでしょう。

 

 

認知症になった父アンソニーが常に気にするのは自分の腕時計。

おそらくこの腕時計自体が「記憶」や「時間」が混乱する本作品の比喩的表現になっているのでしょう。

加えて、愛聴するクラッシック音楽のCD。これの音飛びが意味するところもまた然り。

 

 

不確かになった世界で、人間の脆さをさらけ出すのが名優サー・アンソニー・ホプキンスの本領発揮。

あの『羊たちの沈黙』(1990年)のレクター博士などの当たり役から、アンソニー・ホプキンス本人に「冷静で確固たる知性の持ち主」とのイメージを抱いている人も多いはず。その彼が周囲の人を傷付け、自らも傷付き、観た事もない何者かに変貌してしまう。

 

 

フロリアン・ゼレール監督が、あえて、主人公の年齢をアンソニー・ホプキンス本人と同じ81歳(撮影時)、役名も「アンソニー」としたことが、ここで大きな意味合いを持つこととなる。

二人のアンソニーの虚構と現実がピタリと重なり、いつしか演技であるということさえも忘れてしまうからである。

「私は誰なんだ」。放心して呟く姿はあまりにも痛ましく、悲しい。

 

 

劇中で目につく、大きな顔のオブジェはポーランド出身の美術家のイゴール・ミトライ作の”LUCIDI NARA"

ミトライの作風は彫刻の一部を大胆に切り取って、実際の古典彫刻がこうむっている損傷を強調するといったポストモダン的スタイルらしいと聴く。

これも、フロリアン・ゼレール監督が、高齢で認知症の父アンソニーを重ね合わせて観ているという暗喩的な仕掛けの一部であろうか。

 

こういった非常に重い題材ながらも、全体的にミステリー的な要素もあるのでエンタメ的にも堪能出来る作品となっています。

 

 

私的な評価と致しましては、

サー・アンソニー・ホプキンスの本領発揮の演技もさることながら、フロリアン・ゼレール監督が初の長編監督デビュー作とは思えないほどの巧みな映像演出には痺れてしまいました。

約100分弱の映画ながら、息をつく間もないほどにサスペンスフルであり、観ている間には、その時間の経過さえも忘れてしまうほどの素晴らしい出来映えでした。

つきましては、五つ星評価的には、映像、演技共に、まさに文句なしの★★★★★(100点)の満点評価が相応しい作品かと思いました次第です。

 

○本年度アカデミー賞受賞!映画『ファーザー』本予告

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

案の定、緊急事態宣言の再延長が決定したこともあり、一時的に、体調を崩していた父親の体調も回復したことから、以前から父親が観に行きたがっていた、2020年で生誕260周年を迎えた、浮世絵師・葛飾北斎の生涯を描いた時代劇映画『HOKUSAI』を、公開初日の5月28日(金)に、数ある公開館の中でも、比較的に観客数が少ないであろう事が予想できる、滋賀県大津市の大津アレックスシネマまで、年老いた父親と共に鑑賞に出向いてきました。

 

今年度の25本目の劇場鑑賞作品。

(※今年度の大津アレックスシネマでの14本目の劇場鑑賞作品。)

 

 

 

「予備知識がないとやや難しく感じる作品(21.5/28・2D劇場)」

ジャンル:時代劇/人間ドラマ

製作年/国:2020年/日本

配給:S・D・P

公式サイト:http://www.hokusai2020.com/

上映時間:129分

上映区分:一般(G)

公開日:2021年5月28日(金)

監督:橋本一

キャスト:

柳楽優弥 / 田中泯 / 玉木宏 / 瀧本美織 / 津田寛治 / 青木崇高 / 辻本祐樹 / 浦上晟周 / 芋生悠 / 河原れん / 城桧吏 / 永山瑛太 / 阿部寛 他

 

 

 

【解説】

「富嶽三十六景」など生涯を通して3万点以上の作品を描き残したといわれる江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の知られざる生涯を、柳楽優弥と田中泯の主演で映画化。

 

町人文化が華やぐ江戸の町の片隅で、食うこともままならない生活を送っていた貧乏絵師の勝川春朗。

後の葛飾北斎となるこの男の才能を見いだしたのが、喜多川歌麿、東洲斎写楽を世に出した希代の版元・蔦屋重三郎だった。

 

重三郎の後押しにより、その才能を開花させた北斎は、彼独自の革新的な絵を次々と生み出し、一躍、当代随一の人気絵師となる。

 

その奇想天外な世界観は江戸中を席巻し、町人文化を押し上げることとなるが、次第に幕府の反感を招くこととなってしまう。

 

青年期の北斎を柳楽、老年期の北斎を田中が演じ、重三郎役を阿部寛、人気戯作者・柳亭種彦役を永山瑛太、歌麿役を玉木宏をそれぞれ演じる。

 

監督は「探偵はBARにいる」シリーズ、「相棒」シリーズの橋本一。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

江戸時代の天才絵師・葛飾北斎の謎に満ちた生涯に迫った伝記ドラマ。

 

 

 

 

この時代の平均寿命が40歳だった時代にあって、91歳まで生きて、約3万点以上もの作品を世に残した彼の、絵への情熱に溢れた生涯を描くのに際して、厳密には、葛飾北斎の少年期を城桧吏さん。青年期を柳楽優弥さん。老年期を田中泯さんとの三人が上手く演じ分けていました。

 

 

 

一説には、晩年は、一人娘のお栄為が、年老いた北斎に成り代わり筆を執っていたという説もありますが、この映画では、晩年になって脳卒中に罹患しながらも自ら薬を調合して、自力で快復に努めて、その後、海外では「The Great Wave」という名で数々の芸術家にも影響を与えたと名高い、「神奈川沖浪裏」を描くなど、その道程を丁寧に描いていた点は良かったとは思いました。

 

 

 

 

 

ですが、第壱章から第四章まで、各章立てて、葛飾北斎の生涯を描いているのは良いのですが、第壱章に登場する北斎(柳楽優弥さん)の才能を見出した版元の蔦屋重三郎(阿部寛さん)や、北斎と同時代にその才能をたぎらせた喜多川歌麿(玉木宏さん)や、北斎以上に謎のベールに包まれた絵師でもある東洲斎写楽(浦上晟周さん)などの役柄は未だ理解は容易かったのですが、第弐章に登場する、北斎が挿絵を描いて渡す戯作者の滝沢馬琴(辻本祐樹さん)などは一体誰なのかも皆目見当も付かなかったので、NHK大河ドラマのように登場する人物には各人に字幕テロップなどを入れた方が、より親切だったような気もしました。

 

 

 

上の二つの画像のように、同じような似たような構図で撮る工夫なども見られましたが、どれだけ年月が経っているのかも分からなかったので、この点も「北斎○○歳」だとか字幕を入れても良かったような気もしました。

 

 

 

たしかに字幕を入れ過ぎると説明臭くなりすぎるのかも知れないですが、例えば、あの有名な「神奈川沖浪裏」の絵や最晩年に描いたとされる「怒濤図」を何歳くらいの時に描いたのかなども情報として盛り込まれていたら、もっと北斎の偉大さも伝わるのではないかと素人目には思いました。

せっかく、全四章に各章立てて構成し、北斎の生涯を描いているのに、その点がイマイチ伝わらず勿体ないなと残念に思いました。

 

 

 

今作が時代劇初挑戦の瀧本美織さんも、純朴そうな北斎の妻コト役をそつなく演じてられました。

 

 

それと、第参章、第四章に登場していた、永山瑛太さんが演じてられた柳亭種彦という人物は、そんなにも有名な人気戯作者だったのでしょうか?

 

 

お恥ずかしながらも、私も、歴史好きな私の父親でさえも、この作品で初めてその名前を知った人物でしたので、第四章での壮絶な顛末では正直なところ面喰らってしまいました。

 

 

私的には、全四章のうちでは、第壱章の青年期の北斎(柳楽優弥さん)と第四章の老年期の北斎(田中泯さん)が特に印象的でした。

 

 

但しながら、正直なところ、第参章の途中くらいで、盛り上がりに欠けて、冗長な感じもしてしまい、やや中弛みな感じもありました。

 

 

私的な評価と致しましては、

葛飾北斎に関する予備知識を詳しく知っている人にはちょうど良い作りの作品かも知れないですが、私の場合には、劇場向けパンフレットなどで情報を補完しないと理解出来ない点も多かったので、字幕テロップなどで各配役の人名や年代・年齢などの情報を画面上にも載せて下さるなど、もう少し親切な作りにして欲しかったですね。

 

従いまして、五つ星評価的には、誠に惜しいですが、高評価ながらも、★★★★(80点)の四つ星評価止まりの評価とさせて頂きました。

 

 

○映画『HOKUSAI』新予告編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

阪神タイガースのドラフト1位ルーキーの佐藤輝明選手が、ルーキーとしては、あの長嶋茂雄さん以来の1試合3本塁打を記録。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。