『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』(1984年) #TOHOシネマズ二条 #IMAX | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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スパイク・リー監督による、トーキング・ヘッズのライブ映画『アメリカン・ユートピア』を観た2021年に、その年の私的映画ベスト10のナンバー1作品に選んだくらいにかなりの衝撃を受けたこともあり、この度、その原点とも言われている1983年の伝説のライブを、ジョナサン・デミ監督が映画化した『ストップ・メイキング・センス』(1984年)を、A24が執念によりオリジナルネガを発掘し、4Kレストア版にした作品が、今回、2月2日(金)からIMAX上映でも同時公開され、またIMAX上映については2週間限定上映とも聞いていたので、慌てて、2月8日(木)に、TOHOシネマズ二条でIMAX2D上映の劇場鑑賞に出向いて来ました。

 

 

今年度の6本目の劇場鑑賞作品。

(今年度のTOHOシネマズ二条での2本目の劇場鑑賞作品。)

 

 

 

「トーキング・ヘッズを知らずともノレるライブ映画(24.2/8・IMAX2D鑑賞)」

ジャンル:演劇/ステージ / ドキュメンタリー

原題:Stop Making Sense

製作年/国:1984年/アメリカ

配給:ギャガ

公式サイト:https://gaga.ne.jp/stopmakingsense/

上映時間:89分

上映区分:一般(G)

劇場公開日:2024年2月2日(金)

その他の公開日:1985年8月3日(日本初公開)、2000年4月28日、2016年4月2日

製作:ゲイリー・ゴーツマン

製作総指揮:ゲイリー・カーファースト

舞台構想:デヴィッド・バーン

脚本:ジョナサン・デミ / トーキング・ヘッズ

撮影:ジョーダン・クローネンウェス

編集:リサ・デイ

音楽:トーキング・ヘッズ

音編集:ジム・ヘンドリクソン / ナンシー・フォガティ

監督:ジョナサン・デミ

キャスト:デヴィッド・バーン / クリス・フランツ / ティナ・ウェイマス / ジェリー・ハリソン(以上、トーキング・ヘッズ)

スティーブ・スケールズ / リン・マブリィ / エドナ・ホルト / アレックス・ウィアー / バーニー・ウォーレル

※字幕翻訳:桜庭理恵

 

 

【解説】

1980年代の音楽シーンに変革をもたらしたアメリカのロックバンド「トーキング・ヘッズ」が1983年に行った伝説のライブを記録したドキュメンタリー。

キャリア絶頂期にいた彼らが全米ツアー中の83年12月にハリウッドのパンテージ・シアターで敢行したライブの模様を収録。

バンドのフロントマンであるデビッド・バーンの躍動感あふれるパフォーマンスに、彼を象徴する衣装「ビッグ・スーツ」、エキセントリックなダンスとエキサイティングな演出による圧巻のステージを映し出す。

後に「羊たちの沈黙」でアカデミー賞を受賞するジョナサン・デミが監督を務め、「ブレードランナー」のジョーダン・クローネンウェスが撮影を担当。

2023年には、1992年から眠っていた本作のネガを基に、バンドメンバーのジェリー・ハリスン自らサウンド監修を手がけた4Kレストア版としてリマスターされた。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

トーキング・ヘッズの伝説とも言われる、1983年12月ハリウッド・バンテージ・シアターでのライブ。

1992年から人知れず眠っていた本作のオリジナルネガをA24が執念で探し出し、サウンドはジェリー・ハリソン自ら監修した完全リマスター。

収録から40年を経ても全く色褪せないこの最高級のエンターテインメントを、A24が4Kレストア版で今回スクリーンに復活させてくれました。

 

 

  感想

 

デヴィッド・バーンらによる躍動感溢れるパフォーマンスに、日本の能楽からインスピレーションを得たというシンボリックな”ビッグスーツ”、エキセントリックなダンスとエキサイティングな演出は、今なお唯一無二の舞台といえるでしょう。

2021年日本公開のデヴィッド・バーンらによるライブ映画『アメリカン・ユートピア』で衝撃を受け、私の場合には、それ以来の俄(ニワカ)ファンでしかありませんが、トーキング・ヘッズのバンド結成50周年、映画公開40周年の2024年に”史上最高のトーキング・ヘッズ”を、この機会にと12chサウンドシステムの音響効果を誇る、IMAX上映で全身で浴びてきました。

 

 

アコースティックギターとラジカセを持ったデヴィッド・バーンが一人でステージに現れて「Psycho Killer」を歌い始める冒頭から、(ある意味ここが一番格好良かったかも。)、そして、ミュージシャンと楽器が少しずつ増えて来て、4曲目の「Found a Job」でトーキング・ヘッズのメンバー4名が揃い、その後、6曲目の「Burning Down the House」でサポートメンバー5名が加わった総勢9名の大所帯を形成し、そして、16曲目の最後に「Crosseyed and Painless」 で幕を閉じる構成が実に素晴らしく格好良かったですね!

 

 

 

デヴィッド・バーンのどこか鳩かニワトリを思わせる首の動きや、幻覚的・神経症的な歌詞と相反するパフォーマンスは唯一無二であり、その躍動感溢れるクネクネダンスの体幹のすごさにも驚かされるばかりでした。

 

 

 

ベースギター担当のティナ・ウェイマスが当初は上下ツナギで登場していましたが、ワンピースに着替えてからは、大きな水玉模様のストッキングがなかなか色っぽくて可愛いかったですね!

 

 

また、生憎と、私の場合には、元々の『ストップ・メイキング・センス』のフィルム自体を一度も観た事がないので、元の修復前の映像と4Kレストア版とでどの程度鮮明になっているかどうかの比較は出来ませんでしたが、IMAXの音響効果の方は12chサウンドシステムでしたので、あたかもライブ会場に居るかの如き錯覚に陥るような臨場感が半端なかったですね!

 

 

それにしても、日本の能楽に着想を得た”ビッグスーツ”の上着を脱いだ際のデヴィッドバーンの姿があまりにも不格好で思わず笑えてしまいました(笑)

あの当時は、アレが格好良かったのでしょうか!?

 

そしてまた、バンド内ユニットの「トム・トム・クラブ」の曲も良かったでしたね。

 

 

デヴィッド・バーンは当時31歳で兎にも角にも脂がのりきって若くて格好良い!

それに対して、2021年に日本公開された『アメリカン・ユートピア』ではデヴィッド・バーンは撮影当時67歳。その間に頭は白髪になっていましたが、相変わらず才気煥発の極みであったことは確かでしたね。

 

ですが、私的にはそんな見栄えはどうでも良くて、社会的メッセージ色が豊かな『アメリカン・ユートピア』の方がどちらかと言うと好みだったかも知れないですね。

 

 

 

  私的評価:★★★★☆(90点)

 

私的な評価と致しましては、

本作品よりも、先に、3年前に『アメリカン・ユートピア』を観ていたこともあり、この2つのライブ映画では、趣自体はかなり違うテイストの映画ではありましたが、本作は、IMAXでの鑑賞も手伝った点もあってか、五つ星評価評価的には、ほぼ満点の★★★★☆(90点)の高評価も相応しいコンサートライブ映画でしたし、こういった映画こそ、大きなスクリーン・優れた音響設備が整ったシネコンで観るべき作品かとも思いました次第です。

 

ですので、今回IMAX上映で鑑賞出来て本当に良かったです♪

 

 

○『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』本予告 2024年2月2日(金)公開

 

 

 

 

 

○『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』海外版ティザー予告 2024年2月2日(金)公開

 

 

▲御年71歳のデヴィッド・バーンがクリーニング店にビッグスーツを取りに行って、久しぶりに着こなすって、この内容も微笑ましくてすごく良い♪

 

 

○『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』本編映像_This Must Be the Place_2024年2月2日(金)公開

 

 

 

 

 

○『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』本編映像_Burnig Down the House_2024年2月2日(金)公開

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。