『ザ・スイッチ』(2020年) #大津アレックスシネマ #ザ・スイッチ #隆大介さん死去 | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

HALUの映画鑑賞ライフのBlog

~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

元来、私の場合には、心理的に怖そうなホラー映画は大の苦手なのですが、この映画については、周囲の映画ブロガーさんの間でも、ホラーコメディ映画といった趣の作品らしく、あまりにも評判が良いので、近々、大阪府に追随して京都府にも緊急事態宣言が再発出される前に観られる映画は観ておこうと思い立ち、4月20日(火)に、またもや、滋賀県大津市の大津アレックスシネマまで、今回は自分ひとりで鑑賞に出向いて来ました。

 

今年度の19本目の劇場鑑賞作品。

※大津アレックスシネマでは9本目の劇場鑑賞作品。

 

率直な感想と致しましては、

特に心理的に怖いホラー映画を大の苦手としている私でしたが、そんな私でも爆笑してしまうくらいに、程よくグロく程よくポップなホラーコメディ映画でした。

ホラー映画が苦手な私でも、思わず爆笑してしまうほど面白い作品なので、超オススメです(^^)v

 

※但し、R15+指定の映画ですので、15歳未満の方はご鑑賞出来ませんので呉々もご注意下さい。

 

 

「ホラー苦手な私でも爆笑のホラーコメディ(21.4/20・2D字幕)」

ジャンル:ホラー

原題:FREAKY

製作年/国:2020年/アメリカ

配給:東宝東和

公式サイト:https://theswitch-movie.jp/

上映時間:102分

上映区分:R15+

公開日:2021年4月9日(金)

※新型コロナウィルスの感染拡大のため1月15日(金)から公開延期。

監督:クリストファー・ランドン

キャスト:

ヴィンス・ヴォーン / キャスリン・ニュートン / セレスト・オコナー / ミーシャ・オシェロヴィッチ / ユリア・シェルトン / ダナ・ドローリィ / ケイティ・フィナーラン / アラン・ラック 他

 

 

【解説】

「透明人間」「ゲット・アウト」などホラー、サスペンスの話題作やヒット作を数多手がけるジェイソン・ブラムが製作、「ハッピー・デス・デイ」シリーズのクリストファー・ランドンが監督を務め、気弱な女子高生と連続殺人鬼の身体が入れ替わってしまったことから巻き起こる恐怖を描いた異色ホラー。

 

家でも学校でも我慢を強いられる生活を送る冴えない女子高生のミリー。

ある夜、アメフトの応援後に無人のグラウンドで母の迎えを待っていた彼女に、背後から指名手配犯の連続殺人鬼ブッチャーが忍び寄る。

鳴り響く雷鳴とともにブッチャーに短剣を突き立てられたミリーだったが、その時、2人の身体が入れ替わってしまう。

24時間以内に入れ替わりを解かなければ、二度と元の身体に戻れない。

ミリーは新たな殺戮を企てるブッチャーを相手に、自分の身体を取り戻そうとするが……。

 

「名探偵ピカチュウ」「スリー・ビルボード」のキャスリン・ニュートンがミリーに扮し、ブッチャーと入れ替わり後は手当たり次第に殺戮を企てる殺人鬼を熱演。

一方、中身は女子高生で自分の身体を取り戻そうするブッチャーをヴィンス・ヴォーンが演じた。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

今年の1月にTBS系列の日曜劇場『天国と地獄~サイコな2人~』で、綾瀬はるかさん&高橋一生さんによる、冴えない女性刑事と連続殺人犯の魂の入れ替わりドラマが毎週高視聴率で好評を博していましたが、あのテレビの刑事ドラマ以上に、この作品の場合には映画であるだけにハードな描写が多く、正直、血飛沫ドバーッ系のスプラッター映画的な側面もありはしましたが、私が大の苦手の心理的に怖い映画ではなかったので、爆笑を誘うほど、なかなか面白く観ることが出来ました。

 


今後、私もホラー映画の内容によっては、新たな鑑賞ジャンルを開拓が出来そうで良かったです。

 

お話しの流れ的には、

父親と死別し、母コーラル(ケイティ・フィナーラン)は悲しみのあまりアルコール依存症気味、警官として働く姉シャーリーン(ダナ・ドローリィ)は家を留守にしがち・・・。

そして主人公の女子高生ミリー(キャスリン・ニュートン)は、家は居心地が悪く、学校では軽くイジメられるといった、繰り返される冴えない日々にうんざりしていました。

親友のナイラ(セレスト・オコナー)、ジョシュ(ミーシャ・オシェロヴィッチ)と過ごす時間が、わずかな慰めでした。

 

 

そんな11月の11日の水曜日。

男女四人が惨殺される謎の事件が起きるのでした。

 

 

その翌日の11月12日木曜日。

内気な女子高生ミリーは近くで行われる学園祭には参加せず、母コーラルと一緒に『ウィキッド』の舞台を見に行く予定にしていました。

 

 

放課後、ミリーはアメフトの応援の後、夜になっても無人のグラウンドで、たったひとりで、母コーラルの迎えを待っていたのですが、邪悪な影が忍び寄るのでした。

 

 

必死に逃げ回るミリーを連続殺人鬼ブッチャー(ヴィンス・ヴォーン)が捕らえ、鳴り響く雷鳴とともに、古代文明から受け継がれてきた謎の短剣「ラ・ドーラ」を突き刺したときに、異変が起こるのでした。

 

 

13日の金曜日。自宅で目覚めた”ミリー”は家族と話すこともなく、冷たい目つきで周囲を伺っていました。

 

 

一方、汚れた隠れ家で目覚めた”ブッチャー”は、「ここはどこ?」とフラフラと立ち上がり、鏡を覗き込んだ瞬間、悲鳴を上げるのでした。

そう、ブッチャーが短剣をミリーに突き刺した夜、二人の魂は入れ替わってしまったのでした。

 

 

指名手配犯である連続殺人鬼の身体を得たミリーは警官や市民に追われる羽目になりますが、ミリーの身体を得たブッチャーはこれ幸い。この身体ならば、誰も殺人鬼とは思いもしない。

 

 

それを良いことに、学校に足を運び、気にくわない教師や生徒達を、次々と惨殺し始めるのでした。

 

 

24時間以内に入れ替わりを解かなければ、一生、元の身体に戻れない状況の中、ミリーは自らの身体を取り戻すことが出来るのか?

 

女子高生と連続殺人鬼がぶつかり合う、長い長い夜が幕を開けようとしているのでした・・・。

 

といったイントロダクションの映画でした。

 

 

いやー、思わず爆笑してしまうほど面白いホラー映画でしたね。

所謂、ホラー映画では定番の「サイコパスの殺人鬼がティーンズの集団をつけ狙い刃物で殺害する」といったティーンズ・スラッシャー映画と、そして、魂が入れ替わっちゃう系映画のコラボ作品。

 

そこそこ程よくグロかったり血飛沫ドバーッ系のスプラッター映画的な側面もありはするのですが、青春コメディ風味のある女子高生の成長譚的な雰囲気もあるのでホラー映画という体裁ではありますが、案外、誰でもが楽しめる映画かとも思いますね。

 

入れ替わるのが、女子高生と馬鹿デカい連続殺人鬼という点が、実に面白いですね。

 

 

基本地味なはずのミリーが殺人鬼の姿を借りて男子生徒を脅して、小便ちびらせたりする展開も滑稽ながらも、なかなかスカッとするし、

逆にイケイケなJKに変身した殺人鬼が、意地悪な女子生徒や胸クソ悪い男子生徒たちをバッサバッサと殺しまくるというのも怖いながらも気分が晴れ晴れしましたね。

 

 

そして、殺人鬼のオッサンの身体になってしまったミリーは元の身体に戻ろうと親友たちに会いに行きますが、当然ながら最初は信用されるはずもなく、逃げ回られてしまう始末。

しかし、またこの2人の親友(ゲイの男の子と黒人の女の子)が良い子達なんですよね。

やがて、こんな姿になったミリーでさえも信じてくれるのでした。

 

 

むさ苦しいデカいオッサン姿になったミリーの内股走りが、もの凄く可笑しい点も見どころですね。

 

兎にも角にも、設定の力が素晴らしい映画でしたね。

普通の入れ替わりもの映画と言えば、同じ年頃の男女によるラブストーリーが定番でしょうが、本作品の場合には、ホラーの体裁でそれをやってのけるから斬新ですよね。

 

 

それにしても、ミリーが憧れている男子生徒ブッカー(ユリア・シェルトン)との恋愛パートを、身長2メートル近くはある、むさ苦しいオッサンの殺人鬼の姿のままのミリーで真っ当に演じきるという狂った様も見ものでしたね(笑)

 

 

仲間愛で窮地を脱するのも良かったですし、家族愛で最後をまとめるというのも良かったでしたね。

 

ところで、女子高生ミリー役のキャスリン・ニュートンが、あの『名探偵ピカチュウ』(2019年)のヒロインのルーシー役の女の子だったとは、劇場パンフレットを読んで、ようやく気が付きました次第でした。

 

▲『名探偵ピカチュウ』(2019年)のルーシー役のキャスリン・ニュートン。

 

 

 

私的な評価と致しましては、

前述しました通り、心理的に怖いホラー映画は大の苦手ですが、この映画は、そこそこ程よくグロかったり血飛沫ドバーッ系のスプラッター映画的な側面もありはするのですが、青春コメディ風味のある女子高生の成長譚的な雰囲気もあるので、ホラー映画という体裁ではありますが、案外、誰でもが楽しめる映画かとも思いました。

 

ですので、ホラー苦手の私でも、とても面白く観る事が出来ましたし、こういったホラーコメディ映画ならば観る事が出来ることも分かったので、今後、私もホラー映画の内容によっては、新たな鑑賞ジャンルを開拓が出来そうで良かったです。

つきましては、五つ星評価的には★★★★☆(90点)の四つ星半の高評価も相応しい作品かと思いました次第です。

 

※尚、今回、この映画『ザ・スイッチ』をブログ記事にて、すごく面白い作品だと推して下さった、emiさん、あややんさんをはじめ多くの映画ブロガーさん達には感謝申し上げます。

すごく面白かったので、今回、劇場鑑賞してきて正解でした。

 

○映画『ザ・スイッチ』本予告編<4月9日(金)公開>

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

【訃報】個性派俳優・隆大介さん死去。

 

黒澤明監督の映画「影武者」「乱」などに出演するなど個性派俳優として活躍した隆大介(りゅう・だいすけ、本名:張明男)さんが、頭蓋(ずがい)内出血のため、去る4月11日に亡くなっていたことが分かった。享年64歳。

 

私事ですが、俳優・隆大介さんとは、約30年ほど前に、私が大学生時代当時に、東映太秦撮影所で時代劇のエキストラを私が日雇いアルバイトしていた頃に、エキストラ用のロケバスに、一度だけですが、ひとりひょっこりと乗り込んで来られて一番奥の席に座られていて、とても風格のあるオーラを放った俳優さんだったのを記憶しています。

 

▲映画『影武者』(1980年)の際の織田信長役扮する隆大介さん。

 

故人のご冥福を心からお祈り申し上げます。合掌。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 
 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。