『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019年) #イオンシネマ草津 #リンダ・ハミルトン | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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公開6日後になりましたが、いつも映画鑑賞に行く、滋賀県草津市のイオンシネマ草津では、あろう事か、2D字幕版の上映回数が1日2回しか上映機会がなかったのですが、この日は、なんとか午前中の上映回にも間に合いそうだったので、今作では、初代サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンが参戦しているとの事でしたので、一昨日の11月14日(木)に、劇場鑑賞に出向いて来ました。

 

 

「正統なる続編とは何ぞや?(19.11/14・2D字幕版)」

ジャンル:SF/アクション

原題:TERMINATOR DARK FATE

製作年/国:2019年/アメリカ

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/terminator/

上映時間:129分

上映区分:PG-12

公開日:2019年11月8日(金)

監督:ティム・ミラー

キャスト:リンダ・ハミルトン、アーノルド・シュワルツェネッガー、マッケンジー・ディヴィス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナ、ディエゴ・ボネータ、エドワード・ファーロング ほか

 

 

【解説】

ジェームズ・キャメロンが生み出したSFアクション「ターミネーター」のシリーズ通算6作目で、キャメロンが直接手がけ、名作として人気の高い「ターミネーター2」の正当な続編として描かれる。

キャメロンがプロデューサーとなり、「ターミネーター2」以来にシリーズの製作へ復帰。

「デッドプール」を大ヒットさせたティム・ミラー監督が新たにメガホンをとった。

 

人類滅亡の日である「審判の日」は回避されたが、まだ危機は去っていなかった。

メキシコシティで父と弟とごく普通の生活を送っていた21歳の女性ダニーのもとに、未来から最新型ターミネーター「REV-9」が現れ、彼女の命を狙う。

一方、同じく未来からやってきたという女性戦士グレースが、ダニーを守るためにREV-9と壮絶な戦いを繰り広げる。

何度倒しても立ち上がってくるREV-9にダニーとグレースは追いつめられるが、そこへ、かつて人類を滅亡の未来から救ったサラ・コナーが現れる。

 

リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーも28年ぶりにカムバックし、シリーズの顔であるT-800を演じるアーノルド・シュワルツェネッガーも出演。

グレース役に「ブレードランナー 2049」のマッケンジー・デイビス、ダニー役にコロンビア出身の新鋭女優ナタリア・レイエス。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

あの名作『ターミネーター』『ターミネーター2』を手掛けた、ジェームズ・キャメロンによる製作・監修の作品による、今回のシリーズ復活と言うことで大いに期待して観ましたが・・・。

 

 

先ず、『ターミネーター2』(通称:『T2』)の正統なる続編と言うことで、『T3』以降に製作されたシリーズ作品のお話しは全く無かったことになってはいますが、私個人的には『ターミネーター4』に相当するスカイネットと大人になったジョン・コナーが戦う未来のお話しもかなり好きなので、大人になったジョン・コナー役のクリスチャン・ベイル自身が、「あの映画『ターミネーター4』に出たのは黒歴史だ」と述懐しているとは言え、あの未来での戦争を描いた作品の正統なる続編ならば観たかったですね。

 

 

しかし、今回も、T-800型ターミネーター役でアーノルド・シュワルツェネッガーが再び出演するらしいと今作の予告編で知ったのですが、T-800が、溶鉱炉に中に自ら消えて行った『ターミネーター2』の後のお話しと、一体どの様に繋げて行くのだろうかと思いましたが、ひと言で言えば、新旧のサラ・コナー的存在の共闘のお話しと言えば良いのかも知れないですが、今作では、ジョン・コナーの存在意義を、もう一旦、<審判の日>である1997年8月29日に起きるとされた人類の危機は回避されたことを受けて白紙に戻したはずなのですが、結局、人間は機械である人工知能システムに頼る愚かな存在であって、未来の流れを防いでも防いでも、どのみち未来は変わらないとするお話しとも言える。

 

・・・以下、本作のネタバレを含みますので、ご注意願います。

 

それにしても、何故、原題のDarkFate(ダーク・フェイト)をニュー・フェイトと、わざわざ邦題を変更したのかも謎ですね!!!

 

 

 

先ず、冒頭で、サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)とT-800型ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)の活躍により、せっかく助けたジョン・コナー(エドワード・ファーロング)が、再び現れたT-800型ターミネーターに襲われ無残にも殺されてしまう。

 

 

任務遂行後、T-800は人間界で人間らしく、夫から激しいDVを受けていた母子を守りながら、人間らしく隠遁生活を送っているのでした。

ジョン・コナーは抹殺されたのでしたが、1997年8月29日に<審判の日>は訪れず、21世紀に突入。

失意のサラ・コナーは全米で指名手配をされてしまい、アルコール依存症となるのでした。

 

 

やがて、メキシコシティの自動車工場で勤務する、うら若き女性ダニー(ナタリア・レイエス)を守るために未来から裸の女性グレース(マッケンジー・ディヴィス)が。

 

 

更に、そのダニーを殺戮するためにREV-9(ガブリエル・ルナ)が未来から送られてくるのでした。

 

 

しかしながら、お話しの軸となる登場する人物は変わっても、「人工知能のAIから進化した高度な機械人間サイドに人類が滅ぼされそうになるが、それに対抗する人類サイドにリーダーが現れる」という大筋の図式は変わらない。

すなわち、タイムトラベルにより「些細な事象の変化は生じても、大きくは歴史は改変されない」といったSFの既存のルールに至極則った流れになっているとも言えるが、厳しい見方をすれば、そもそもの『ターミネーター』の筋書き自体の焼き直し的な展開とも言え、ジョン・コナーの担っていた人類存亡のキーマンたる役割が、メキシコシティの自動車工場に勤務するダニーという若き女性に移っただけとも言えなくはない。

そういう意味合いでは、普通に面白いのには面白いのですが、正統なる続編というよりも、正統なるスピンオフ的映画と言った方が良いかも知れないですね(汗)。

 

 

液体金属のT-1000型ターミネーターが『T2』の時点で存在していたのに、スカイネットなどの人工知能のAIによる機械人間サイドは、何故、その後も、型式が古いT-800を複数体送り込んだのか?

また、それらT-800型ターミネーター達は、一体どのタイムライン上から送られ続けられてきたのか?

 

 

グレースについても、最終的に同じ時間軸上に幼少期時代とソルジャー強化型兵士時代との同時期に、ふたり存在していた事になってしまうがその説明は?

 

 

T-800が人間同様に表面的に外見が老化してしまっている件については、ジェームズ・キャメロンのインタビュー記事にその答えとして、そもそもの『ターミネーター』の当時より、皮膚組織などは老化する設定になっていたと述べていますが、劇中では一切そう言った説明が皆無なのも如何なものかとも思われ、いろいろ「?」な部分や箇所が多くあり、その点でも、やっぱり設定上かなり無理があるのかなと思ったりもさせられましたね。

 

 

とは言え、冒頭のカーチェイスや、サラ・コナーとT-800の共闘、そして何と言っても、マッケンジー・ディヴィス演じるソルジャー強化型兵士のグレースの活躍するアクションが凄かったですね!!!

 

ただ、結局、最新型ターミネーターREV-9を最終的に倒す方法は、『ターミネーター4』の模倣っぽいし、タイムパラドックス、そして複数線上に進む可能性がある時間軸の未来があり、スカイネット計画による2020年代のターミネーターと、人類サイドの2040年代ターミネーターとが、それぞれ違う未来から来るという展開は、『ターミネーター4』『新起動:ジェニシス』などから拝借しているかの様でもあったし、目新しさはあまり感じられなかったですね。

 

 

冒頭のアクション、カーチェイスシーンには「ターミネーター」シリーズに有ったようなスリリングな展開で緊張感ある出だしだったので、かなりの期待感を持ちましたが、やはり『T2』から約28年も経過している為か、お話しの展開上に無理が生じてきているのは確かでしたよね。

 

結局のところ、あの名作『T2』の完成度が高過ぎるが故に、何をやっても前作の焼き直しにしか見えず、見劣りするのもやむなし、という気がしますね。

 

マンネリワンパターンな作風の好きな日本人ならともかく、世界的には「なかなか死なない不気味な戦闘マシンが襲ってくる」という事自体に、もう飽きたと思う人も多いのではないかとも思われます。

 

やはり、あの不朽の名作『T2』の4DX3D字幕版上映を一度でも体感したら、いくらその続編としてアクション面で頑張ったとしても、生半可な取って付けた様な続編としか感じられないですね。

 

ジェームズ・キャメロンが製作・監修を買って出た本作でも、興行収入的にも、本国アメリカでは全く奮っていない事からすれば、今回も、キャメロンによる新三部作の予定だったらしいですが、計画も自ずと頓挫してしまうのも致し方ないのかも知れないですね(汗)。

 

 

私的な評価としましては、

あの不朽の名作『ターミネーター』『T2』の完成度が高過ぎるが故に、何をやっても焼き直しにしか見えず、見劣りするのもやむなし、という気がしますね。

正統なる続編とは何ぞや?って感じでしたし。

あくまでもスピンオフ的作品としてみるならば一級品かもしれないですが、もはや『T2』の続編として観るならば必要性もないかと思い直しましたね。

あえて評価するならば、今作は、2年前に急逝された『スター・ウォーズ』シリーズのレイア姫役だった故キャリー・フィッシャーと同い年のリンダ・ハミルトンが参戦し、未だ未だ現役とばかりに奮闘している貫禄の姿を観られただけで御の字だった作品なのかも知れないですね。

 

従いまして、五つ星評価的にはスピンオフ的映画として観ても、三つ星半評価の★★★☆(70点)の「あともう少しで高評価」とする微妙な採点評価とさせて頂きました次第です。

 

●『ターミネーター:ニュー・フェイト』本予告

 

 

 

※因みに、一昨年に体感した『ターミネーター2・3D』4DX上映は五つ星評価的にも★★★★★(100点)の満点評価が相応しい作品でした。

 

 

 

●『ターミネーター2・3D』予告編 ロングバージョン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。