『シュガー・ラッシュ:オンライン』(2018年) #映画納め #シュガーラッシュオンライン | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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昨年からの繰り越しの作品紹介にはなりますが、昨年末の12/30(日)に、ポイントカードに6つ押印されたポイント無料観賞券が、丁度、1枚分あったので、滋賀県草津市のイオンシネマ草津にて、クルマに乗って、映画納めをしてきた作品を、今回は、取り急ぎ、ご紹介させて頂きます。


▲前作の『シュガー・ラッシュ』については、上記のリブログ記事をクリックして下されば、その作品概要もお分かり頂けるかと思います。

 

 

 

 

「ヴァネロペが単なる我が儘な女の子だったのが残念!(2D吹替版)」

ジャンル:ファンタジー

原題:RALPH BREAKS THE INTERNET

製作年/国:2018年/アメリカ

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

上映時間:113分

映倫区分:一般(G)

公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/sugarrush-ol.html

公開日:2018年12月21日(金)

製作総指揮:ジョン・ラセター

監督:リッチ・ムーア、フィル・ジョンストン

キャスト(声の出演):

山寺宏一(ラルフ)、諸星すみれ(ヴァネロペ)、菜々緖(シャンク)、小鳩くるみ(白雪姫)、鈴木より子(シンデレラ)、すずきまゆみ(オーロラ/ムーラン)、小此木まり(アリエル)、平川めぐみ(ベル)、麻生かほ里(ジャスミン)、土屋裕子(ポカホンタス)、鈴木ほのか(ティアナ)、中川翔子(ラプンツェル)、大島優子(メリダ)、松たか子(エルサ)、神田沙也加(アナ)、星比久知奈(モアナ)、HIKAKIN(ストーム・トルーパー)  ほか

 

 

 

【解説】

人間たちが知らないゲームの裏側の世界を舞台に、アーケードゲームのキャラクターである悪役ラルフと少女ヴァネロペの冒険と友情を描いたディズニーアニメ「シュガー・ラッシュ」の続編。

 

好奇心旺盛なレーサーでプリンセスのヴァネロペと、心優しい悪役キャラクターのラルフは大親友。

ある日、ヴァネロペが暮らすアーケードゲーム「シュガー・ラッシュ」が故障し、廃棄処分の危機に陥ってしまう。

シュガー・ラッシュを救うべくゲームの世界から飛び出した2人は、刺激的だけど恐ろしい危険も潜むインターネットの世界に足を踏み入れるが……。

アナとエルサ、シンデレラ、白雪姫らディズニー作品やピクサー作品のプリンセスたちをはじめ、多数のディズニーキャラクターが登場する。

 

前作も手がけた「ズートピア」のリッチ・ムーアと、両作で脚本家としてコンビを組んだフィル・ジョンストンが共同で監督を務めた。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

この映画を続編の本作品のみしか観ていない人には、かなり評価が高いみたいですが、私を含め前作を観ていた多くの人が、今作の続編にはイマイチ共感出来ずにガッカリしてしまっている観客が意外にも多かった要因としては、仮に、今回のこのアニメ映画が、「封建的で保守的な時代遅れな社会に対するアンチテーゼ(否定的命題)」を込めた作品である、或いは「女性の自立」を高らかに謳った作品だったにせよ、それにしても、主人公の1人でヒロインでもあるヴァネロペが、前作で、やっとの思いで復帰することが出来たアーケード式レトロゲーム機の『シュガー・ラッシュ』を、自分の我が儘で、いとも簡単に捨てる決断をしたことに尽きるでしょうね。

 

 


そもそもが「私の住む家がなくなっちゃう!どうしよう?ラルフ助けて!」ということで、インターネットオークションサイトに出品されていた今では生産中止になっている『シュガー・ラッシュ』のゲーム機のハンドルを手に入れるべく、2人してインターネットの世界に危険を顧みずに侵入したにも拘わらず、いざ自分自身の思いが満たされると、従来からの『シュガー・ラッシュ』の他の住人達の事なども一切無視して、「ここで私の居場所を見つけたの!私はこんな生活が夢だったの!」とは、あまりにも虫が良すぎるし、我が儘にもほどがあるとしか良いようがなかったですね!

 



ヴァネロペの「自分の居場所探し」「女性の自立」と言うと、一見すると聞こえは良いのですが、今回の続編のストーリー展開から見えて来るのは「もはや『シュガー・ラッシュ』の時代遅れの世界には飽きてしまったから、こちらの新しい世界に移ることにするわ!」とでも言うような薄情な身勝手さしか感じられなかったのですし、少なくとも「昔から探してきた夢をようやく見つけたの。」というようには見えず、非常に残念で仕方がなかったですね!

 



片や、もう1人の主人公ラルフを、製作サイドの意図としては、単に保守的で時代の流れについていけない昔気質の人と理解させようとしているのかも知れないですが、私には、その意図とは真逆に、自分の置かれた存在意義をよく理解している責任感の強い人と映りました。

 

また、更に、例えば、ヴァネロペの採った行為を肯定するとすれば、子供達がこの作品を観て、他の人たちとの協力の下にやっとの思いで手に入れた物を、自分の気持ち次第で、他に目移りする新しい良い物があったからと言って、いとも簡単に現在手にしている物を手放す様なことをこのアニメが奨励しているかの様にも映り、子供向け映画としても、情操教育上あまり良くないかも知れないとさえも思いました。

なので、残念ながら、前作の様に、今作では厄介者扱いされてきたヴァネロペに対して同情心も湧かないし、自分勝手過ぎて、前作でヴァネロペが厄介者扱いされてきたのも当然かと納得してしまうばかりでした。

 



とは言え、以上の様な、ガッカリさせられた不満点ばかりでなく、良かった点を挙げるとしますと、SF映画『レディ・プレイヤー1』に匹敵する、或いは凌駕するほどのゲームや映画の登場キャラクターの豊富さ。
この点。所謂、<小ネタの宝庫>であった点は間違いなく面白かったでしたね。

そう言う意味合いでも、子供向け映画というよりも、大人向け・オタク向けのアニメ映画になっていたかも知れないですね。

 



再三予告編でも流れていましたが、アナやエルサ、白雪姫にシンデレラ、ベル、アリエル、ムーラン、モアナなど、(それに「別のスタジオの子」と称されるPIXARスタジオの『メリダとおそろしの森』のメリダをも含む)総勢14人のディズニープリンセスが大集結。サブキャラながら活躍する辺りも、映画の本筋ではないですが、なかなか強烈なインパクトを残してくれていました。

 

 

 


また、ウォルト・ディズニー社の傘下にある、ルーカスフィルムの『スター・ウォーズ』のストーム・トルーパーやC-3PO、更に、マーベルスタジオの『アイアンマン』、そして、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のベイビーグルートに対する質問サイトに加え、マーベル映画のカメオ出演と言えば、あの人、そうです。御大スタン・リーが一瞬ですが映っていたりと、後で、もう一度観直したい気持ちになりましたね。

 

 


 

 

勿論、前作でも登場したゲームキャラ(『ストリートファイターⅡ』や『ソニック』に至る日本オリジナルのゲームキャラまで)もしっかりした存在感を発揮して映り込んでいました。

 

 



また、それに加えて今作では「オンライン」の副題にある通り、インターネット社会で、必ず目にする実在するIT系大企業。
例えば、GoogleやYouTube、FacebookやTwitterに、Instagram、Amazon、楽天など、数えだしたらキリがないほど登場してくれていて、後ほど詳しく確認してみたくなりましたね。

 



さらに、インターネットの世界で目にする、あんな事やこんな事の、あるある体験が映像表現されていて「いかにも!」と言わんばかりの演出には、検索エンジンがキーワードを先取りして返すテキスト予測であったり、いかがわしいネット広告は、さも、いかがわしいキャラクターで表現されていたり、広告にミスタッチしてしまったりする細かい表現や、面白動画にハートを送る心理描写まで、インターネットあるあるの追体験が出来て、上手く表現しているなぁ。と感心するばかりでした。

と、小ネタについてばかり述べて行くとキリがないのですが、映画の本筋とは無関係なところにまで本当に盛り沢山な内容でした。

 



ただ、こういったインターネットの世界観の映像表現に関しては、パソコン歴が極端に浅い人、或いは、インターネットでネットショッピングやオークション、SNSや動画サイトを使ったり視聴したりしない人などは果たして理解出来たのかどうかは甚だ疑問ではありましたけれどね。

 



そんな中、観ている子供達にも分かり易く、コンピュータウィルスの怖さについて映像表現していた点は良かったですね!!!

ただ、ヴァネロペのために必死に行動してきたラルフでしたが、あんな形で、コンピュータウィルスの怖さを表現することになろうとは。
あたかもゾンビ映画『ワールド・ウォーZ』のゾンビ達が、集団でキングコングと化した様な演出には本当に恐ろしかった反面、その要因を作ったラルフが気の毒で仕方がなかったでしたね。

 

 



でも、あのコンピュータウィルスがその後一体どうなったのかも、ちゃんと描かれず終いだったのが気懸かりでもありました。
(もしや続編への布石なのでしょうか・・・?)

 



架空のオンラインゲーム『スローター・レース』のラスボス的存在の最強レーサーのシャンクとヴァネロペとの対決のくだりは、相当に4DX効果を意識した迫力ある映像表現になっていたかとも思いましたので、4DXで鑑賞するのも良いかも知れないですね。

とは言え、本来的な主題がなかなかハッキリ伝わりにくかった中にありながらも、イマイチ共感出来にくい続編ではありましたが、インターネット社会の光と影やコンピュータウィルスの脅威なども投影している作品として、深く考えずに観るには、そこそこ面白い映画だったかも知れないですね。

 



また、この作品における数ある主題の1つでもあるであろう、<友達との距離感の置き方>については、「真の友達は離れていても心はいつも傍にある」という点については共感は出来ました。

更に、欲を言えば、アーケード式ゲーム機の『シュガー・ラッシュ』自体が『スローター・レース』や実在する『マリオカート』のように、インターネット展開してオンラインゲーム化すればお話しもすんなりとまとまって、更なる次回作への伏線の布石したら良かったかもと思いました。

 



私的な評価としましては、
前作が最高点の五つ星評価の100点の満点評価でしたので、今回は、小ネタの宝庫の点では、そこそこ面白いながらも、主人公のヴァネロペの行動がイマイチ共感出来なかった点を★1個分減点し、高評価にはしながらも、四つ星評価の★★★★(80点)の評価が相応しい作品かと思いました。

※尚、エンドロールの際に、途中と最後に2つのオマケ映像がありますので、(コレと言って大した特別映像でもないですが)、出来ますれば、途中で席を立たれない事をオススメします。

 

●映画『シュガー・ラッシュ:オンライン』本予告

 

 

●映画『シュガー・ラッシュ:オンライン』日本版予告

 

 

 

▲『シュガー・ラッシュ:オンライン』劇場パンフレット:定価720円(税込)。

 

こんなにも可愛い顔をしながら、ヴァネロペから我が儘を言われると、ラルフも困るよねぇ~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。