ジャンル：青春ドラマ
製作年/国：2014年/日本
配給：東宝
上映時間：111分
公式サイト：http://www.ginsaji-movie.com/index.html
公開日：2014年3月7日(金)
監督：吉田恵輔
出演：中島健人、広瀬アリス、市川知宏、黒木華、上島竜兵、吹石一恵、西田尚美、吹越満、哀川翔、竹内力、石橋蓮司、中村獅童ほか
滋賀県草津市のシネコンにて、父と一緒に鑑賞。
お恥ずかしながらも、1.200万部突破の大ヒットコミックスとのことらしい漫画家の荒川弘先生の原作漫画は未読でしたので、あくまでも実写化映画を観たのみでの感想になりますが、なにぶんとそこのところは、ご容赦下さいね。
率直な感想と致しましては、
とても爽やかで面白く、また、映画『ブタがいた教室』(2008年)よりも、経済動物(家畜)との接し方、食育の問題など、酪農の基本的な考え方が身に染みて感じ取ることが出来る映画でしたので、映画『ブタがいた教室』よりも、よっぽど為になる酪農青春映画で、小学生・中学生などの食育教育の教材にしても良いくらいの作品でしたね。
お話しの流れ的には、
映画の尺の都合上から、おおよそ原作漫画のエピソードを大幅に取捨選択して端折ってあるのかとは思いますが、
中高一貫校の進学校に通いながらも挫折して、逃げるように全寮制の大蝦夷農高に入学した主人公：八軒勇吾(中島健人くん)でしたが、のんびりと全寮制の学園生活を送れると思っていたのも束の間、酪農科学科での実習や、毎朝早くからの部活での悪戦苦闘の日々を送ることとなる中、具体的な将来の夢や目標を持つ同級生の御影アキ(広瀬アリスさん)や駒場一郎(市川知宏くん)に劣等感を感じつつも、北海道の雄大な自然とニワトリ、ブタ、牛、馬、そして個性豊かな仲間たちに囲まれながら成長していくといった酪農青春映画といったストーリー展開の映画でした。
原作漫画は未読ではありますが、八軒勇吾役の中島健人くんの不器用ながらも生真面目で、それでいて爽やかなところがすごく好感が持てる映画でしたね。
爽やかさが自然と出てくる辺りは、さすがにジャニーズ事務所のSexyZoneの一員だけありますね。
＜豚丼＞という名前を付けたブタを愛情を注いで育てながらも、最後は、自分なりのケジメを付けるところが良かったですね。
ナイスバディな広瀬アリスさんが演じる御影アキも良かったですね。
また、駒場一郎(市川知宏くん)の家の牧場の経営を通して、酪農業の厳しさも知ることが出来、大変勉強になった映画でしたね。
個人的には、馬術部が、学園祭のための大掛かりな催し物のための設営に苦慮している際に、大蝦夷農高の生徒たちが応援に駆けつけてくれる辺りが、ついついジ～ンとしてしまいましたね。
また、学園祭での馬術部の催し物に施したペイントの絵柄が、私にはツボでしたね。
御影アキをライバル視している、同じ中学校出身の南九条あやめ役の黒木華さんも良かったでしたね。
そしてまた、原作漫画のファンの御方々には異論があるかも知れないですが、意外に、校長先生役の上島竜兵さんが似合っていましたね。
御影アキの叔父役の哀川翔さんや、アキの父親役の竹内力さん、祖父役の石橋蓮司さん。そして、大蝦夷農高・酪農科学科担当の中島先生役の中村獅童さんなどキャストの皆さんもすごく役にハマっていたと思いましたし、すごく好演されていたと思いましたね。
総合的に観ても、当初想像していたよりも、なかなか手応えがあって面白い作品でしたし、酪農業についても、大変勉強になって良かったです。
私の父もクスクスっと笑いながら観ておりまして、なかなか今回の映画も好評でしたので、一緒に観て良かったです。
私的な評価と致しましては、
あくまでも今回の実写化映画のみを観た感想に過ぎませんが、すごく勉強になりましたし、小学生・中学生などの食育教育の教材としても良いくらいの作品かとも思いましたので、★★★★☆(90点)の高評価を付けさせて頂きました。
お勧め作品です。
●映画『銀の匙 Silver Spoon』予告編
●映画主題歌：ゆず『ひだまり』
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