今回は、自分のインナーチャイルド(IC)がかわいくないとか、自分の子どもがかわいいと思えない時にどうしたらいいのかというテーマについて取り上げます。
まずは「ICは質問したからといってすぐに答えてくれない場合もある」
という話題から入っていきましょう。
ICをうまくイメージできない、というのはあれこれ練習するしかないという場合があるのですが、ようやくイメージできるようになったという人の場合でも、質問などをしたら比較的すぐに交流ができる場合と、そうではない場合とがあります。
わりとスムーズにICと共に癒しの作業に入ることができたというかたもおられるのですが、しかしわたしの場合は「コミュニケーションが不可能」と一時は断念せざるを得ないほどの状態で、まったく意思の疎通がとれず、呆然としました。それでも回数をかけてこちらから色々と働きかけてようやく今のような統合された状態になりました。
中には自分のICに対して「ちっ。我ながら面倒くさいな、コイツ。だからコイツ嫌われるんだよ」と表現するような人もおられます。
言うなればかわいくないとか面倒くさいと思うようなICとは、傷ついた時のままの自分なのですが、私の場合はそれを少し切り離して、つまり少しだけ距離をとって第三者のような立場で見てみるというイメージでワークを行ったのですが、自分から切り離されたICがわたし自身に対して信頼していないという状態で、わたしは自分のICからの信頼を取り戻すことが必要だったのです。
こういったことも本当に人それぞれで、「自分のICはすねている」という表現をしたかたもおられますが、わたしのICはすねていたのではなく、状態が悪く、わたし自身と完全に断絶しており、心を許してくれるのに何年か必要でした。先述のように全く手がつけられず、どのようにしたらいいのかわからない状態だったのです。こういう人もおられると思います。
いずれにせよ、ICワークを行う時は、愛や理解といったものを持って接触するのが望ましいのです。
具体的に言うと「自分に対して誰も愛や理解を示してくれなかった(或いはそのように思った)から自分は傷ついたのだが、それを自分発で、自分から自分に向ける」というワークなのです。ですので自分のICに対して面倒くさいとか、イラつくといったようなネガティブな感情を持っていると、ICは相応の反応を示すでしょう。ICは傷ついた時のあなたそのものでありますが、同時に今のあなたの心の反映(リフレクション)なのです。
たとえ自分がICに対してネガティブな反応を示したとしても、それはそれで現時点においては仕方のないことですので、「自分のIC,つまり傷ついた時の自分自身なのに、どうして自分はICにネガティブな思いを抱くのだろう」と考える必要がある人もいるかもしれません。必ずではありませんが、多くの場合は自分がそのように扱われたから(或いはそのように思っているから)、外部からのそういった扱いを学習してしまい、自分のことなのに、まるで好意的ではない他人のように反応する、というようになっているのです。
ですので、まずは自分は一体どのように接して欲しかったのかを考えてみましょう。「このように接してほしかったな」と思うように、ICに接してみましょう。何度も抱きしめたり、話しかけたりする必要があるものです。猛烈に拒絶してくるICもいます。自分のICはもはや人間の形すらしていないという人もおられます。そのようになってしまって、あなたのICはとてもかわいそうなのです。それはあなた自身の切り離された本音の姿なのです。
しかし、例えそのようにICがなってしまった場合でも大丈夫です。例えば、「世界の誰よりもあなたが大切だよ」と心から言ってあげましょう。言えますか?これが言えないとか、言うことに対して抵抗があるという人もいるのです。でも、まずは言ってみましょう。実際に声に出して言うのです。かつての傷ついた時の自分が、誰かに(主に親だったりするのですが)、そのようにしてほしかった、言って欲しかった、という言葉を、今度は自分が、自分のICに言うのです。これが本当の意味での「他者を自分から愛する」という練習のスタートです。最初はこのように自分で自分を大切にすることから始まるのです。自分を愛することは、誰にもしてもらえなかったとしても、このようにしてできるようになることもあるのです。何度も言ってみることで自分の中の色々な思いが出てくることもあるでしょう。ICと共に、抱き合って泣いてください。
題にあるように「自分の子どもをかわいいと思えない」という場合も、全員ではないのですが、ICワークをこのような意識で行い、ご自分を癒すことで、自分の子どもを理解し、どのように接したらいいのかわかるようになることがあるので、気になれば行ってみて頂きたいと思います。もちろん原因がこればかりではなく、「親業をすることに疲れ切ってしまった」といったように、ほかの要因も複数からんでいることがあるのですが、今回は「自分を癒すことにより自分の子どもへの愛が回復する」という点に絞ってお伝えしています。
ほとんどすべてと言っても過言ではないほどの高い確率で、親から見て、どんなに賢いような子であったとしても、理解不能であったとしても、子どもというものは「親に愛されたい」と思っており、親の心の反射板として機能を持って生まれてきているものです。
ですので自分がしっかりと「親に愛された」と、ファンタジーではなく思っているような人が親御さんになった場合、色々あったとしてもどうにかこうにか親としての役割を果たしており、そしてそのことにより子どもは子どもとしての役割を果たすことができ、双方に心の反射板として、愛の循環がなされているものです。
この世には完璧な親などいないのですから、親側にネガティブな感情がある時があったとしても大体でOKなのです。しかし子どもに対して長期的にネガティブな思いを抱いており、そして「かつて自分だって愛されなかったのに」という不足感といったものが在る場合に、例えばICワークのようなもので癒されていき、自分のことを受け入れることができるようになると、反映である自分の子どもも受け入れることができるようになっていくことが多いのです。
自分のICにしろ、子どもにしろ、受け入れて愛することができるようになるための方法はICワークだけではありませんが、ICワークは色々なかたに有効なおすすめの方法です。基本的なやり方は色々な書籍が出ていますし、ヒーラーさんやカウンセラーさんといったかたで行っているかたもいらっしゃいますので、気になれば試されるといいと思います。ご自分に合うヒーラーさんや、癒しのための方法を見つけて頂きたいと思います。
ではまた・・・。