少し間が開いてしまいましたがいかがお過ごしでしたでしょうか。


 さて本日は「サイコドラマ」という精神療法についてご紹介します。


 聞いたことがあるかたもおられるかもしれませんが、初めてのかたのために、岩波書店『広辞苑』第七版にある説明を以下に記載いたします。

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「サイコドラマ」


 アメリカの精神病医モレノが創始した集団精神療法の一種。

 神経症・心身症・統合失調症などの患者に即興劇を演じさせ、自己の心の問題を表現し、互いに助け合いつつ危機を克服する効果を期待するもの。心理劇。

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 これを読んだだけではなんのことだかわからないと思われるかもしれませんが、実際に先輩方がやっておられるのを2~3回見れば大体何をするのかわかるのではないでしょうか。あまり難しく考えなくていいと思います。あとで具体的な例もご紹介します☆


 「心理劇」とありますが、説明文にもあるように「即興(そっきょう)」という演劇の手法を使います。


 「え~っ!お芝居なんか、したことない!」というかたもご安心ください。これが意外とスルッとできるのです。人は抑圧が大きいほど、普段は遠慮して生きている部分が多く、一度自分の内面を表現していいという「許可の場」が与えられ、心から安心できた時、豹変(ひょうへん)する人もいて、これが人間の多面性や可能性を感じさせてくれて本当に面白いですし、感動するのです。


 もちろんそこまでの激変(げきへん)()げないかたもおられるのですが、そういったかたでも「自分のことを知った」という意味において必ず何か得るものがあるのです。


 わたしが拝見した中で最も印象的な例ですと、お子さんの家庭内暴力に悩んでおられるという主婦のかたで、「どうしたらいいのか途方(とほう)に暮れている」と憔悴(しょうすい)しきった様子であるかたが、「取引先に部下の失敗を謝罪する上司」といった設定でサイコドラマをなさった時のことは忘れられません。


(こういった具体的な手法はグループによると思いますので、ご参考程度になさってください。)


 演劇経験もゼロだというかたで、見るからに子育てで自信をなくされており弱々しく、本当にお気の毒な、痛々しい感じであったのに、サイコドラマが始まると、しっかりと落ち着いた様子で、声も低く太く、はっきりと強く変わり、地に足の着いた謝罪をなさったのです。


 またクレーマー役のかたの無茶な要求に対して堂々たる態度で部下の擁護(ようご)をし、その上で謝罪を重ねられて、女社長の風格すら漂う立派な態度に、わたしはすっかり感動してしまいました。


 先ほども言いましたが、自分の多面性や可能性を、ご本人も、そして周囲も知るのです。「まさにそこ!」とご指摘して長所を伸ばして差し上げたいですね~!「弱い自分」なんて思い込みなのです。


 ほかにも気弱な青年が「生まれて初めて大きな声が出せた気がする」とおっしゃっていたり、穏やかな人だな~と思っていた人が、あら意外とユーモラスなかたなのね、とわかったりして、とても面白いのです。


 注意事項としては「守秘義務」を必ず守ることです。つまり現場で起きたことは絶対にその場にとどめて外に持ち出さない。忘れる。人に言わない。ということです。この約束事があるからみんな安心して本当の自分が出せるのです。


 わたしは以前、作家活動を始める前に、心理劇や朗読といったもので皆様の本心や感情を引き出したり開放したりするお手伝いなら面白そうだし得意だし、素晴らしい活動なのでやってみてもいいかな~と思ったことがありました。今は当面は作家活動と決めておりますが・・・。早くテキストを出版しなくては・・・。書かなければと思っているテーマが累々(るいるい)と渋滞しております
(^▽^;)


 ともあれ、もしもご興味やご縁がありましたら、一度サイコドラマのご見学をお勧めしたいと思います。勿論どの回も貴重で尊いドラマなのではありますが、ご自分好みの回に当たるといいですね~。


 さて最後にご報告なのですが、書きたまってしまった原稿のまとめをしたいので、今後ブログがとぎれがちになってしまいますが、どうぞご了承頂けますことをよろしくお願い申し上げます。


 それでは、また・・・(^ω^)