今の時代は「人々の幸福」に向けた精神的な変化のための大切な過渡期です。
「今までの生き方では幸福を実感できなかった。でもどうしたらいいの?」と模索しているかたがたくさんいらっしゃいます。今日は「私らしさとは」というテーマでお話してみたいと思います。
今日の目次です。
1◆ これからは逆をしましょう
2◆ それってワガママなのでは?
3◆ もうガマンはやめよう
4◆ 本当の私へ
5◆ すでに自分らしく生きている部分にフォーカス
それでは参りましょう。
1 ◆ これからは逆をしましょう
人それぞれに理由があり、いつだって他人さまに遠慮して、「みんな」に合わせようとしたりして、自分の感覚を抑え込んできたという人ほど、自分にとっての「快・不快」といった「感覚」がわからなくなってしまうことがあります。
「私はこれが好き!」「これが私!」と喜びを持って言えるようになるには、自分にとっての「快・不快」を、自分で否定したり、無視したり、押し殺したりせずに、「これは嬉しいな「これはイヤなことだな」と感じる」ようになることが大切です。そして次に、その感覚に出来る限り正直に生きることです。
「自分の好きなこと、やりたいことがわからない!」というかたもおられる一方で、自分の感覚を取り戻すことは「イヤ!嫌い!」というネガティブ感情をしっかり自覚することから始まったという人々もおられます。
「ネガティブ」とは「悪い」とか「感じるべきではない」「考えるべきではない」という意味ではありません。すべての感情は自分にとって意味のある大切な感情です。ですのでネガティブ感情は自分で認めてあげたり、ワークなどを行い統合していきます。
そして同時に自分にとって「これは好きだな」「楽しいな」というポジティブ感情を感じるように選択を重ねます。
冒頭で述べたように、理由があって自分で自分の感情や感覚、言いたいことといったものを抑え込んできたために「自分らしさ」がわからなくなってしまったのです。ですから今度は逆をしていけばいいのです。必ずわかるようになって来ますので、少しずつ、焦らずに、「こんなにガマンしていたんだな」と自分を労わりながら過ごしていきましょう。
ネガティブな感情や感覚であれ、ポジティブなものであれ、自分で自分の感覚や感情を否定したり、無視したり、押し殺したりするよりも、しっかり感じて統合を図るほうがずっとずっと、自分にとって良きことなのです。
2◆ それってワガママなのでは?
「私らしさって何だろう」と、本来の自分を見失っている状態はとてもつらいものです。
本来のあなたらしさとは、「これをしていて嬉しい」とか「これをしていて楽しい」といったように、嬉しい、楽しい、幸せ、ありがたいといったポジティブな感情を感じている時のあなたのことです。
「でも、自分の快と不快で生きるなんて、ワガママなんじゃないの?」
こういったことを心配するかたは大勢おられます。これは長年、「不幸になるための教育」を集団で行い合った結果であり、信念体系に潜り込んだ自分らしく生きることへの強い制限のうちのひとつなのです。
これに対して少し具体的なことをお伝えしましょう。
自分にとって“快”を感じさせてくれる対象に近寄り、そして大切にすることは「ワガママなこと」でしょうか?もしもそうだと言うのであれば、「ワガママでもいい」と言いたいと思います。「ワガママ」とは「我のまま」、つまり自分のままと言う意味です。
相手がイヤがっていたり、お金の問題といった具体的なことで誰かが困っているのでないのであれば、幼児的な迷惑行為とは言えないでしょう。
自分にとって“不快”と感じる対象をにらみつけたり、非難したり、愚痴や悪口を言いふらしたりして排除・排斥を図ったりするなどの「攻撃」をしたりせずに、何も言わずに「自分とは合わないなぁ」と胸の中で密かに思ってする~んと離れれば良いだけの話なのです。
つまり、自分にとっての“快・不快”を行動の基準にして生きるということは、
「自分を始め、誰のことも傷つけない」で実現できることだということです。
3◆ もうガマンはやめよう
それでもなんだか気が引けてしまうというかたは、シンプルに言ってしまうと“快・不快”を感じて行動することを「ガマンする癖」がついているのです。わたし達はこの「ガマンする癖」を全員がやめなければなりません。自分が何かをガマンしていると、一見ガマンしていなさそうに見える人を憎く感じて嫉妬したり、また、言うことを聞かせられそうな他者に対して自分がして来たガマンを強制するようになるからです。
他者への八つ当たりすら自ら抑え込もうとするかたは「鬱」になる可能性が発生します。
いつの間にか知らぬうちに自分も加害者になったり、鬱になったり・・・。これらは無自覚に行われる反射反応であり、人間の心理とはそのようなものなのです。ですので、まずはあなたから、少しずつ、出来る範囲でイヤなことをやめていきましょう。そして自分にとって嬉しい、楽しい、ありがたいといった快感情を実感できる機会を増やしていきましょう。自分らしい納得のいく人生を生きるためには、そういった「本来の自分らしい快」を実感できる状態になることが不可欠なのです。
4◆ 本当の私へ
そして「本当のあなた」とは、好きなこと、楽しいこと、感謝といったポジティブな感情を感じている時の状態が教えてくれるものです。そういった感情や感覚を実感している時は「私とは」と悩むような思考は頭を掠めすらしないものです。人によって表現は異なってきますが、共通して言えることは、「好きだな。楽しいな。面白いな。没頭していたな。やってみたいな」といった感覚を日々実感しているうちに、やがて「自分であることへの迷いのなさ」といった状態が訪れます。そして「これが私!」「これが私の人生!」という揺るぎない喜びへの自信、あるいは静かな納得となっていくのです。
こういった文章だけを読んでいても分りにくいことかと思われます。実際に経験してみないとわからないことなのです。ぜひご自分で経験して頂きたいと思います。
5◆ すでに自分らしく生きている部分にフォーカス
最後にもう一つ申しますと、「実はすでに自分らしく生きている部分がある」という皆さまは大勢おられます。「自分らしさ」とは感覚です。自分にとって本当の“快”がわからない、という「ポジティブな感覚の消失」により、それを埋め合わせたい、取り戻したいがために(苦しいことですので)、
「自分らしさって何だ?どうしてこうなった?原因は何だ?誰のせいだ⁈」といった「思考」が始まるのです。
実は誰しもがすでに自分らしく生きている部分があるのです。
すでに持っている「自分らしさ」という特徴をポジティブに捉えているか、ネガティブにとらえているのか。
「自分らしさ」の「実感」をポジティブに捉えているのか、それともネガティブに捉えているのか。
大まかに述べると、多くの皆さまはこういったあたりでつまずいておられ、あとは「フォーカス」の仕方を間違っている癖が身についている、といった所です。これはいつも申していますようにお一人お一人のお話を伺ってみないとそのかたに合ったことはズバリとはご指摘できないものなのですが、たどりつく抜け道は一つで、それは「自分らしさってなんだろう」といった思考をしておらず、何かに対して心からの「幸福」といったものを自分の「心」で実感している時の状態が「あなたらしく生きている時」なのです。その部分を見つけてフォーカスし、大切に育ててじっくり増強するのです。
こうして言葉でご説明しても「はぁ」といった感じでわからないというかたも大勢おられます。それは自転車にまっく乗ったことがないかたに対して、自転車に乗れるようになったという「体験や感覚」を書いた説明書を読むようなものであり、やはり自転車に乗れるようになるためには始めはおっかなビックリで、あちこちすりむいたりしながらも、練習するしかないのです。
練習とは今回のテーマで言いますと「自分にとって嬉しい、楽しい、ありがたい、これ好き♪」といった感覚をもたらしてくれる物や事を取り入れて、実際に喜びや幸せを実感し、その感覚を感じ、そしてキャッチする脳神経を育てましょう、ということです。
大切なことですので機会を改めてまたいつかどこかでお話したいと思います。
それでは、また・・・。